オーディオシステムの引っ越し2010年11月01日 20時05分58秒

 ひさびさのオーディオねただ。
 今まで中央区の借り住まいに置いていたオーディオシステムを、宮の沢の持ち家に引っ越しした。これまで本だらけの6畳の仕事部屋に押し込めて、ひざを抱えながら聞かなければならなかった。

 宮の沢の家で音を出すのは10年ぶりになる。あの頃、わがシステムはアナログ中心で、デジタルはDACの研究を始めた頃だった。その後、仕事の都合で持ち家は人に貸し、それ以来オーディオシステムも放浪の旅を続けていた。今回、やっと古巣に戻ってきた。

 しかしこの10年間でシステムはがらりと変わってしまった。アナログプレーヤーはほかの人に譲ってしまい、LPレコードもなくなった。金田式アンプ一辺倒だったのが、これも全部ほかの人に譲り、今は自作DACとオリジナルIVC、およびオリジナルのラインアンプ、そしてパワーアンプはPass Lab と同じ設計思想のAleph-Xである。
 またスピーカーシステムも激変した。以前はアルテック+音研という大型システム。今は、Dynaudio T-330DとScanspeaks 18W/8545、箱はDayton Audioのティアドロップ型(ボックスの後方に向けて幅が狭くなるスタイル)である。

 宮の沢の家に一式を持ち込んで、組み立ててみると、以前の大型システムとは隔世の感がある。ケーブル類を接続した直後は、音が荒れることはいつものことだ。一週間後には少し落ち着いた音になっているだろう。

 持ち家は普段は空き屋にして、休日に別荘のようにして使うことが多い。従って電力会社との契約容量は最低の10Aである。台所にあるIHヒーターは料理をしないので使うことはない。お風呂の給湯と暖房と若干の照明をまかなえるかどうか、今日試してみた。大丈夫だった。
 オーディオシステムに火を入れるときは、他の電気器具のスイッチをオフにした(笑)。

 私が少年の頃、実家では契約容量が確か15Aだったと記憶している。たまにブレーカーが落ちた。それでも不便だとは思わなかった。決まった容量の中で何とか工夫しながら(つまり節約しながら)使っていた。今の時代はエコが大流行だが、昔に比べればそれでもエネルギーを湯水のように使っていることになる。

Bontrager Race XXX Light シートポスト2010年11月03日 21時37分11秒

 海外オークション経由でカーボンシートポストを購入した。商品の発送は北京から。レアアースのような輸出規制はかからなかったようで、決済から10日間ほどでぶじに届いた(笑)。

 梱包は至って簡単で写真に写っているようにビニール袋の似姿で送られてきた。こんな所は大陸的おおらかさということだろうか。とにかく無事故で到着してほっと安心。

Bontrager Race XXX Light シートポストその22010年11月03日 21時48分07秒

 私にとってBontragerは初体験。このシートポストはやぐらの部分が独創的かつ合理的にできていて、是非使ってみたいと思っていた。購入したものは長さが400mmであった。私のバイクはトップチューブが水平なので、これでは長すぎる。もったいないけれど、いらない部分は金鋸で切断した。切断後の重量は144g。結構軽い。

 この後、Selle SMP Compositを取り付けて、バイクにインストールした。使っているフレームはカーボンシートポストがまだ一般的でなかった頃のものなので、シートポストのクランプ方法が特殊になっている。「押し子タイプ」と言うのだそうだ。シートポストの特定の部分に力が集中してしまうため、カーボン製品には不向きだと言われている。実際、カーボンが割れたりする不具合が生じたらしい。ここは自己責任で使う。

 固定ローラーで10分間だけ回してみた。サドルの微妙な角度の違いで座り心地がだいぶ変わる。少しずつ調整していくしかない。

 それにしても、ここ三日間雨続き。来週の月曜日も雨の予報。このまま冬に突入してしまいそう。

午後練2010年11月06日 20時25分33秒

 日が短くなり、とうとう夕練という訳にはいかず午後練となった。今週は月曜日から雨が続き、外を走れないまま昨日を迎えた。

 昨日は午後から少し薄日が射したので、このときとばかり外に勇んで出かけた。が、まもなく雲行きが怪しくなり、雨がぱらついてきた。西の空は真っ暗だし、これは本降りになるとの判断で無念のUターン。ところが帰ったらまもなく雨はやみ、晴れてきた。毎年のことだが、本当に秋の空はわからない。

 今日は妻が午前中、早々とサイクリングに出かけ、昼頃満足そうに戻ってきた。こちらは昼食後、時間のあるうちに実走することにした。
 今日のルートは石山通を南下して川沿から小林峠を抜けて発寒川まで下って平和の滝ルート。このルート、もしかして今シーズン最後になる可能性もあるので、名残を惜しみながら走る。6日前にseiさんたちが激坂巡りで走ったんだなと思い返す。
 平和の滝の直前に愛和福祉会に登る道を発見。seiさんのブログで教えていただくまでは全く気がつかないでいた。確かにすごい坂が一直線に伸びていた。今日はここはパス。
 久しぶりに外を走るのはやはり気持ちがよい。でも、なんだか足が回らなかった気がする。毎日固定ローラーでトレーニングしていたけれど、急に不安になってしまった。

 さて、Selle SMP Compositのその後。
 これまでとにかくありとあらゆるポジションを試してみた。極端にうしろに引いてみたり、極端に前に出してみたり、前を上げてみたり、下げてみたり。で、結局どうなったか。ごく普通の位置に落ち着いてきた。説明書によれば、デフォルトは目盛り4をやぐらの中心にし、サドル全体を水平にせよとある。私の場合、前後方向はこのデフォルト位置から少し移動したところ、角度は水平からわずかに先端を下げた位置となった。もしかして角度は水平でも良いかもしれない。これはもう少し追い込む余地がある。

 今回ポジション出しで悩んだのは、サドルのどこに座るかということだった。中央のもっともくぼんだところに合わせるのか、それともサドル後方の左右にあるくぼみに座骨の突起部を合わせていくべきか。しかし、最初はどこに座っても痛かったり、しびれたり、違和感があったりでどうもうまくなかった。

 ところが、どういうわけだか時間が経過するうちにサドルのエージングが進んでなじんできたのか、それともお尻がサドルに合わせたのか、とにかく最初に感じた強い違和感が薄らいできた。今も若干違和感がないとは言わないが、それでもずっと座りやすくなってきた。

 これまでのことを振り返って何がポイントだったのかと考えた。それは、Selle SMPの設計思想が何であるのかを探し当てることではなかったかと思う。このサドルはこのように座るのだと、明確な大前提があって設計されているはずだ。それがわからないからずいぶんと戸惑った。ああでもないこうでもないを繰り返して、やっとこういうことではないかとおぼろげながら見えるようになってきた。

 このサドルのキモは座骨の受け方にある。それは後方の左右にあるくぼみの存在に象徴されている。しかし、そこだけに目を奪われてポジションを合わせようとすると、座骨周囲が痛くてたまらなくなる。
 そのため、もう一つのキモが存在する。それは座骨とともに、肛門からからだの前方に位置する会陰部の左右でも体重を受けるということらしい。そのことを付属してきた説明書の絵をじっと見て了解した。
 結局、体重は左右の座骨突起部と会陰部の左右で受ける。その体重の配分を微妙な角度調整で行う。というのが、私の推測である。間違っていたらごめんなさい。

 口で言うのは易いが、これを追い込んでいくのにはもう少し時間がかかりそう。ここまでやるには一本締めシートピラーでは限界がある。Bontragerに換えてよかった。

激坂を攻める2010年11月08日 17時48分43秒

 今日の予報は午前中曇りで午後から雨。遠出はあきらめて近場に出撃することにした。当初は手稲山も考えたが、家を出て円山公園あたりを通過する頃、雨がぱらついてきたので、急遽コースを変更することに。ふと思いついて、近場の激坂巡りをしようと思い立った。もちろんseiさんのブログに刺激されてのことである。

 北海道神宮を左に見て信号を左折し、円山動物園経由でまずは幌見峠へ。ここは以前から気にはなっていたが、夕練で途中パンクしたり雨に降られたときに盤渓側からショートカットするために通過することが多く、今のバイクになってかrあ表から攻めたことはなかった。登れないのではないかと恐れていたというのが事実。

 家を出てからまだ十分なウオーミングアップができていない。真如苑からの坂を登っただけで心拍数が急上昇。いったん小休憩を入れ、登り始める。ちなみに今日もギアは39×23Tだ。

 最初の左カーブところでもっとも斜度がきつくなる。足から伝わる負荷の加減から登り切れるとわかったので、そのまま進入。さすがに左側によることは避けた。右側に膨らみながら登る。このとき浮き砂を踏んだためリアが一瞬スリップ。ちょっと感動。でも、この先からがつらかった。へろへろになりながら、頂上を通過。

 この後、小林峠をめざす。ここの登りはいつもはアウターに入れることもあるが、今日はインナーローで。ここはつつがなく終了。

 峠頂上でUターンして盤渓まで下り、国安寺のある峠を裏から登る。ここは斜度もそれほどきつくはなく、距離も長くはないので、イーブンで通過。

 この次は大倉山ジャンプ台。ここは高ケーデンスで。ここも駐車場でUターン。

 この次は小別沢トンネル。ここまで坂ばかり登っているので、意外に高い負荷でも足は動く。すいすいとダンシング、、と思いきや、徐々に効いてきて、トンネルを目の前にしているの、なかなか坂道が終わらず本当につらかった。

 このまま福井側に降りて、北一条通に出て東へ。さてどうしようか、このまま家に帰るか、でも雨はそれほど強くはならないし、補給なしでもなんとかエネルギーが持ちそうなので、計画変更。家の前を通過して、自転車公園で西に向きを変え、エルム山荘のある坂を登り、藻岩山麓通りに出て右折。旭山記念公園に行こうかと思ったが、そうだ双子山があることを思い出す。そのまま真如苑まで登り、そこでUターンして双子山の登り口へ。

 ここは以前何度か登ったことがある。数年ぶりだろうか。久しぶりに見たけれど、やっぱりすごい坂だ。39×23Tではかなりきつい。最初の30秒は心拍数が上がらないが、その後急に上昇してきて、一気につらくなる。へろへろでフィニッシュ。
 双子山の坂にとりつくまでこの周辺は紅葉がすばらしく、しばし見とれてしまった。

 これでやっと激坂シリーズは終了。数えてみたら、6箇所の激坂巡りだった。家に着いたらまもなく雨脚が強くなってきた。今日は幸運だった。

 今日の収穫。39×23Tでも激坂を登れることを証明。ただし身体にはかなりの負担になる。もう少し長い距離だったら、絶対に27Tだろう。