午後練2010年11月06日 20時25分33秒

 日が短くなり、とうとう夕練という訳にはいかず午後練となった。今週は月曜日から雨が続き、外を走れないまま昨日を迎えた。

 昨日は午後から少し薄日が射したので、このときとばかり外に勇んで出かけた。が、まもなく雲行きが怪しくなり、雨がぱらついてきた。西の空は真っ暗だし、これは本降りになるとの判断で無念のUターン。ところが帰ったらまもなく雨はやみ、晴れてきた。毎年のことだが、本当に秋の空はわからない。

 今日は妻が午前中、早々とサイクリングに出かけ、昼頃満足そうに戻ってきた。こちらは昼食後、時間のあるうちに実走することにした。
 今日のルートは石山通を南下して川沿から小林峠を抜けて発寒川まで下って平和の滝ルート。このルート、もしかして今シーズン最後になる可能性もあるので、名残を惜しみながら走る。6日前にseiさんたちが激坂巡りで走ったんだなと思い返す。
 平和の滝の直前に愛和福祉会に登る道を発見。seiさんのブログで教えていただくまでは全く気がつかないでいた。確かにすごい坂が一直線に伸びていた。今日はここはパス。
 久しぶりに外を走るのはやはり気持ちがよい。でも、なんだか足が回らなかった気がする。毎日固定ローラーでトレーニングしていたけれど、急に不安になってしまった。

 さて、Selle SMP Compositのその後。
 これまでとにかくありとあらゆるポジションを試してみた。極端にうしろに引いてみたり、極端に前に出してみたり、前を上げてみたり、下げてみたり。で、結局どうなったか。ごく普通の位置に落ち着いてきた。説明書によれば、デフォルトは目盛り4をやぐらの中心にし、サドル全体を水平にせよとある。私の場合、前後方向はこのデフォルト位置から少し移動したところ、角度は水平からわずかに先端を下げた位置となった。もしかして角度は水平でも良いかもしれない。これはもう少し追い込む余地がある。

 今回ポジション出しで悩んだのは、サドルのどこに座るかということだった。中央のもっともくぼんだところに合わせるのか、それともサドル後方の左右にあるくぼみに座骨の突起部を合わせていくべきか。しかし、最初はどこに座っても痛かったり、しびれたり、違和感があったりでどうもうまくなかった。

 ところが、どういうわけだか時間が経過するうちにサドルのエージングが進んでなじんできたのか、それともお尻がサドルに合わせたのか、とにかく最初に感じた強い違和感が薄らいできた。今も若干違和感がないとは言わないが、それでもずっと座りやすくなってきた。

 これまでのことを振り返って何がポイントだったのかと考えた。それは、Selle SMPの設計思想が何であるのかを探し当てることではなかったかと思う。このサドルはこのように座るのだと、明確な大前提があって設計されているはずだ。それがわからないからずいぶんと戸惑った。ああでもないこうでもないを繰り返して、やっとこういうことではないかとおぼろげながら見えるようになってきた。

 このサドルのキモは座骨の受け方にある。それは後方の左右にあるくぼみの存在に象徴されている。しかし、そこだけに目を奪われてポジションを合わせようとすると、座骨周囲が痛くてたまらなくなる。
 そのため、もう一つのキモが存在する。それは座骨とともに、肛門からからだの前方に位置する会陰部の左右でも体重を受けるということらしい。そのことを付属してきた説明書の絵をじっと見て了解した。
 結局、体重は左右の座骨突起部と会陰部の左右で受ける。その体重の配分を微妙な角度調整で行う。というのが、私の推測である。間違っていたらごめんなさい。

 口で言うのは易いが、これを追い込んでいくのにはもう少し時間がかかりそう。ここまでやるには一本締めシートピラーでは限界がある。Bontragerに換えてよかった。