室内練習2010年11月09日 21時57分13秒

 雨、雨、雨だ。来週の月曜日も雨か雪。今シーズンはこのまま終わるのか。このもやもやした気分を室内練習にぶつけるしかない。

 前回は、筋肉系をきたえるマッスルテンション・インターバルだったので、今日は神経系を攻めることにした。というか、いつも行き当たりばったりで進歩がない。

 実を言うと、これまで神経系のトレーニングには懐疑的だった。がんがん力で踏めば速くなるはずだと思い込んでいた。しかしどの本を開いても神経系の大切さを説いている。ここは年貢の納め時。素直になって従うことにした。

 ではどんなトレーニングをするか。ある方がネットで書いていた。「あなたはケーデンス120を維持しながら最低でも1時間回せますか?」これを見たときは目を疑った。そんなことができるのだろうか。少なくとも自分にはできない。その方は、なめらかに回すスキルの大切さを強調しておられた。

 これを読んで、自分はどこまでできるか、とにかく今の実力を知りたいと思い挑戦することにした。
 まず10分間ウォーミングアップ。5分間で心拍数170に上げる。5分間リカバリー。固定ローラーの負荷をMin(目盛りではL)にセット。ギアはインナーロー。ケーデンス120でスタート。心拍数は150台から徐々に160に上がり、162あたりをキープ。結局、30分これを維持して今日は終了した。

 事前の予想よりも善戦した。でもやってみてわかったが、本当にペダリングがぎこちない。無駄があるし、身体が揺れるし、根本からやり直す必要があることを痛感。おそらく、なめらかに回せるようになると心拍数が150台になるもとの推測される。言い換えれば、心拍数を上昇させている要因は、無駄な動きにある。
 トレーニングを重ねていけば、来年の春頃にはもしかして1時間回せるようになるかもしれない(またはかない夢を見る)。

 この後、ギアを52×21Tにしてケーデンス90あたりで10分間回した。自分でも驚くほど足がなめらかに動くではないか。やっぱり神経系は大切だった。


 さて、またまたSelle SMP Compositの話題。
 依然としてポジションの微調整を繰り返している。前後位置はほぼ固まってきた。高さもOK。残りは角度調整だけだ。しかし、これが非常にクリティカルなのだ。だれかがおっしゃっているように、0.5°の違いで全くちがうサドルになってしまう。最初、これを聞いたときは眉につばをつけたくなった。でも本当だった。

 今日の練習はサドルを水平にセットしてやってみた。30分間回し続けていくうちに、左の足の付け根あたりが圧迫されてしびれくる。これはよろしくない証拠。

 神経系トレーニングが終わった後、サドルの先端部を0.5°ほど(先端部の高さで言えば数ミリ程度)下げてみた。
 先ほどの圧迫感はなくなり、自然さが戻ってきた。たぶん、このままフィクスしそうな予感がする。もし調整が入ったとしても、本当に小さなものだろう。
 いやはや、聞きしに勝るすごいサドルだ。