通勤の帰りは小林峠経由2017年07月17日 17時57分27秒

出張から帰ってきて、翌13日は車で通勤。
14,15日は自転車通勤。いずれも帰りは小林峠を経由した。

川沿から峠に向かう途中の道路は一部工事中で、砂利道になっていて「通行止め」の看板が出ている。無理をすれば走れないこともないが(以前は何回か走った)、パンクのリスクもあるので、もう少し上に登ってから左折すると旧道に出ることができる。しばらくこのコースで走ることになるだろう。

まず14日のこと。車がほとんど走らなくなって、いくぶん昔の趣をとりもどした風景を楽しみながら左にカーブを曲がっていくと、道路の真ん中に2匹の狐が座っているではないか。親子か、兄弟か、それとも夫婦なのかはわからない。すぐに逃げると思いきや、なにやらのんびりと構えている。こちらは狐を驚かさないようにわざわざ左路側帯ぎりぎりのラインを走る。

と、やや大きな方の狐があとを追いかけてくる。一瞬びっくりした。後を振り返りながらゆっくりと走っていくと、あちらもどんどんついてくる。蛇行すると、そのとおりにあちらも蛇行する。どうも人慣れしているらしい。

どうしようかと思っているうちに、やがて相手は立ち止まり、大きな声で「キョイーン」と何度か声を上げた。目の前で狐がなく姿を見るの初めてである。そのままお別れするとまもなく峠が見えてくる。そのまま下りに向かっていった。今シーズンの十大ニュースのひとつになるだろう。

次は翌15日のこと。昨日の狐がいるだろうかと心楽しみに登りに取り掛かったら、前方に一台のローディを発見。距離およそ300m。

すぐに相手の実力を見極めるための情報収集にかかる。こちらはおよそ14Km/h。でがんばっていると、なんだか少しずつ距離が縮まっているようにみえる。もしかして、峠までには追いつけるかもという希望が湧いてきた。

こうなると、こちらもがんばる。カーブを曲がるたびに相手の姿が見えなくなるとやや心がくじけるのだが、すぐに後ろ姿を見つけるとまた奮起する。結局峠を通過するときは100mまで距離を縮めた。そのまま下りへ入り、こちらは追いかける。

そのようにしてトンネル入口のすぐ手前にある新道交差点に来た時、お相手のローディは右旋回してすぐにまた来た道を引き返す。こちらは右手を上げてお互いの労をねぎらった。ちらっと見た限りでは30代のレース経験者だろうか。

いつもなら小林峠の登りは後から抜かれることが多かったのだが、距離を縮められたことは嬉しかった。ただし、お相手は峠を3往復くらいした後で、こちらと出会ったときはゆっくり流していた可能性はある。

中山峠登っては降りてまた登り2017年07月04日 21時07分04秒

カンパのShamal Ultraに履き替えてから、俄然走りのモチベーションが上がってきた。この勢いで昨日(3日)、今季初の中山峠に向かった。

朝起きて外をうかがうとどんよりとした雲。山の方を見ると中腹までガスがかかっている。気温はこの季節としては低め。予報によれば雨はふらない。風も弱い。長距離走には絶好のコンディション。

自宅を出たのが8時50分。まずは小林峠を目指す。もちろんトンネルをくぐるようなやわなことはしないで、きっちりと峠を通過。ここで自分山岳ポイント獲得(笑)。

国道230号線に出てからはひたすら定山渓を目指す。朝里峠の帰りときは、やや下り基調なので向かい風でなければ40Km/hで走るところ。今回は逆方向であることと、スタートしてからまだ体が順応していないこともあってそんな速度は出ない。おまけに、長距離を走るのでペース配分も考えなければ後半がきつくなる。

定山渓温泉を通過。近く道路を拡幅するためなのか、左側の建物が壊されていたりして、少しずつ街の雰囲気が変わってきている。ほどなくしてチェーン着脱場を通過。ここから峠までのタイムを測定する。

普段ならここから速度が落ちるのだが、追い風基調に助けられて速度が下がらない。いつもなら無意根山登山口あたりでインナーに落とすのも、今回はアウターでどんどん前に進んでいく。やがてインナーに落とすことになっても、サイコンを見ると17Km/hを維持。いつもなら14Km/hあたりなのでびっくりである。この調子でトンネルまで行った。

この登りでShamal Ultraの実力がわかってきた。まず最初に気がついたのは、ペダリングの質が変わること。正確に言えば、「漕手の意思でペダリングを修正する」のではなく、ホイールの方から「正しいペダリングとはこうである」と修正を求めてくるのだ。

具体的に言えばこうである。クランクは滑らかに回す。これが鉄則であることは頭の知識としては知っていた。しかし実際はどうなのか。このホイールを履いて初めて自分のペダリングが間違っていたことに気がついた。無意識のうちに膝に力が入り、速筋を使ってしまっていた。その結果、すぐに乳酸がたまり、足が痛くなる。心拍数も上がって青息吐息となる。

それに対してShamal Ultraは、もっとも効率の良いペダリングはこうですよと、ペダリングの「ツボ」を教えてくれる。もちろん声を出して教えてくれるわけではなく、回していると「あ、これだ」とわからせてくれるなにかがある。これを口で表現するのは難しい。でも貧脚の私でさえわかるのだから、だれでもすぐわかるはずだ。

Shamal君が教えてくれたペダリングとは。
なんのことはない、「ハムストリングを使いなさい」である。いや、これも頭では知っていた。しかし実際は使っていなかった。Shamal君は、ハムストリングで正しく回す方法を自然に体に教えてくれる。その結果、おもに遅筋を使うことになリ疲れにくくなる。走り終わった後、ふとももがそれほど痛くならずに中殿筋に心地よい筋肉痛を覚える。

このようにShamal君は乗り手に合わせるのではなく、乗り手を教育してその気にさせる。素晴らしい駿馬である。

そんなこんなしているうちに中山峠着。タイムは51分40秒。
前回の記録を見ると3年前に55分と書いてあった。うーむ、この年令でもまだ速く走られると知って、素直に嬉しい。

ここで駐車場に入って、朝食の残りで持ってきたパンを食べる。羊蹄山は雲の中で裾野がわずかに見えるくらい。峠が霧でなくてよかった。すぐに喜茂別方面に向けて降る。

快適なダウンヒルと言いたいところだが、路面状況はあまりよくない。あのリム打ちのトラウマが残っているので、なおさら注意深くなる。結構あちこちにピットがあって、気が抜けない。後ろを気にしながらも、ややセンターよりのラインを取りたくなる。

途中、工事による片側通行が二箇所。工事関係者がいつもメンテナンスしてくれるおかげで私たちは走ることができる。感謝の気持ちを込めて「ありがとうございます」と声をかけて通過する。

斜度がゆるくなってくると、左右の森林地帯が終わり、景色が開けてくる。野菜や果物の直売所が店を開いているのを眺めなら走ると間もなく「喜茂別町 郷の駅」に到着。ここでトイレタイム。および、カロリーメイト補給。(この補給が足りなかったことはあとでわかった。)すぐにUターン。 

ここからぽつりぽつりと雨が降ってくる。しかし路面が濡れるほどでもない。体感の気温はやや肌寒いくらい。この季節、登りの時はジッパーを全開して熱を逃がすのだが、今回はその必要がない。

喜茂別から中山峠を超えるときは、とにかくあせらないことである。最初の取っ掛かりは斜度がゆるいので、気が緩んで速度を上げたくなる。これが魔物で、後から足が売り切れて頂上を目前にして目が回る思いをしたことが何度もあった。今回は、最後まで余裕を残しながら峠を通過。これもShamal君のおかげ。

定山渓までの下りはここもピットの連続なので、慎重に。トンネルを抜けてからもっとも速度が上がるところで、後ろから救急車が通過。こちらは左に寄せて停止。また走り始めるのだが、ここあたりから徐々に力が入らなくなってきた。軽い頭痛もする。水分不足と、エネルギー補給が不足している。

定山渓街のコンビニに寄ってスポーツ飲料水一リットルとおにぎり二個を調達。やっと生き返る。あとはひたすら自宅を目指す。帰りは小林峠ではなく石山通を北上し、北1条通りを西進するコースを取る。

自宅に着いたのが3時30分。走行距離、きっちりと150Km。

腹が空いて、妻にラーメンを所望する。ガツガツと食べる夫の姿を見て妻はあきれていた。

今回の反省点。水は2.5リットル補給したが全体に不足していた。またカロリーメイトとおにぎりでもまったくエネルギー不足。久々の長距離だったので、補給のコツを忘れてしまっていた。

Shamal Ultra2017年06月29日 21時00分52秒

痛恨のリム打ちでEurusを泣く泣く引退させたことは、既報の通り。しばらく呆然とした日々を過ごしていたのだが、さすがにこのままではいかんと思うようになってきた。

さて、では後継のホイールをどうするか。財布と相談ということになるのだが、こういうとき、いつもは他人事のようにしか思えなかった国際情勢が急に身近なものになる。イギリスのポンドは2015年頃には190円以上であったものが、御存知の通りユーロ離脱が報じられると、昨年10月には120円台まで下落し、現在は140円前後で推移している。
英国民の方々には申し訳ないが、日本円で購入する場合Wiggleなどに代表される海外通販ショップから購入するほうが有利になってくる。

長い話を短くすると、結局散々迷った結果、某ショップからカンパのShamal Ultra 2Way-Fitを買うことに決めた。これで数ヶ月は小遣いなしの生活が続く。

ということで昨日英国から到着。遅い夕食をとった後、いてもたってもたまらず、早速インストール作業に取り掛かる。問題はチューブレスタイヤの装着。フロントは難なく完了。ところがやっぱりリアはいくらエアポンプを押しても、ビートが上がらない。IT技術者ロードバイク日記でも紹介されているとおり、こんな場合、Bontrager TLR Flash Charger Floor Pumpを使えば一発で解決できるらしい。

しかしそこでまでは手が出ない。どうするか。パンク修理用の二酸化炭素ボンベを使った。案の定、気持ちが良いくらい一発でビートが上がる。ビートが上がったら一旦エアを抜いて、手押しポンプでもう一度入れ直す。これで完了。
その後、スプロケットを入れ替えてインストール作業終了。作業時間45分。

走りのインプレ。
漕ぎ出した瞬間から、今までのEurusとの違いを実感。オノマトペで表現すれば「ムニュムニュ」というところか。表現力が乏しいので、なんとも上手く言えないところがもどかしい。

ムニュムニュと言ってしまうと、なんだか柔らかいイメージにとられるかもしれないが、もちろん剛性は高い。剛性がありながら、ペダルからの力を無駄なくホイールが受け取る。その結果、こんな感触になる。

それからUSBハブもすばらしい。
どこまでがリムの印象でどこからハブの印象なのか、切り分けはできないが、とにかくスムースに転がる。カンパならばどんなホイールも真円に近いはずなのだが、Shamalは特に真円度が高いのではと思わせるほど、とにかくスーッと進む。これは今持っているBORA ONEでも経験したことのない感触である。

貧脚の私のレベルでは、ホイールを変えたからと言って一気に速度アップできるわけではない。けれどもギアを1段重くしたくなるくらい、漕手をやる気にさせてくれる。これは只者ではない。さすがアルミホイールの頂点に君臨するだけはある。

何事もなく順調に行けば、このホイールの寿命が終わる頃、私のロードバイク人生も幕を閉じることになるのかもしれない。末永く、大事に使ってやりたいものだ。

(補足)
このホイールのリム幅はC17とワイド化されている。その結果、タイヤは25C以上を使用すべしとカンパのマニュアルに記載がある。
手持ちのチューブレスタイヤはハッチンソンの23Cタイプ。さあ、どうするか。やってみると、問題なく装着はできた。しかし、走行中になんらかのトラブルが起きる可能性はないとはいえない。ここは自己責任となる。

いつもの朝里峠2017年06月20日 21時20分31秒

最近、仕事が立て込んでいて、日曜日は朝から夜までびっしり。帰宅したときは妻と口をきくのもつらかった。この疲れは、翌日まで尾を引くとの予感。しかし自転車で走りたいという気力だけは内側から湧いてくるのを感じる。

翌朝。目覚まし時計を6時にかけて起床。天気は晴れ。4月からずっと月曜日は雨が降らないというジンクスは、今日も成就。気温もやっとこの時期の平年に戻って、風が暖かく感じられる。

7時50分に自宅を出発。やる気があるときは、出発時間も早い。
小樽方向に向かうと追い風を感じる。ただし、朝のラッシュ時なのでスピードは出せない。朝里温泉分岐交差点までちょうど50分。

この2週間で外を走ったのが数回だけだったので、からだがなまり、息が上がることはわかっている。上りはあせらず淡々と行く。

ところが途中、片側交互通行が三箇所もあるではないか。上りでこれは少々きつい。一旦停止が見えてきたら、わざと速度を落として鋭気を養う(笑)。ゴーサインが出たら一気に加速。

片側通行区間が終わるゴールを過ぎて誰もいないところで速度を落とす(落ちる)。ということをしているうちに峠の駐車場。いつもの朝里ダム記念館からのラップタイムは37分。老化は避けがたく、もう35分を切ることはできないかも。スタートからのラップは1時間29分30秒。こちらは、前回よりわずかに早い記録。

下りはいつもの通り。トンネル内は向かい風。定山渓の国道交差点でのラップは1時間59分。ここも前回よりわずかに早い。

この後、追い風区間が続いて大分助かった。小金湯温泉あたりでは瞬間最大速度が60Km/hを超えた。ほんの数秒だったけれど。

藤野は路面状態が悪いので、いつも気をつかう。川沿交差点で2時間29分。この時点で、今日も3時間30分切りは困難とわかる。

とは言え、北1条までは追い風に恵まれ、40Km/hで巡航。ただし、路線バスが前方に見えたので、無理をしないで後ろにつく。

自宅が指呼に見えたあたりで3時間30分が経過。いかにも口惜しい。リザルトは3時間35分52秒。前回よりも5分以上早い。
気温が暖かくなったことで体が動いたことと、風が味方してくれたおかげだろう。

今回は途中のエネルギー補給はしなかった。ただ水分は用意した1.5リットルでは不足したためか、軽い頭痛を感じた。

自宅で妻が買ってきたお昼をいただき、午後から街に出かけて某セミナーに出席。やれやれ。

リム打ちorz そして教訓2017年06月13日 21時27分27秒

先週、水曜日のこと。小林峠経由で帰宅した。この時期は午後6時を過ぎても明るいのだが、その日は曇天であったため夕刻からライトを点灯しながら走行した。

峠も無事に超えて下りに入る。盤渓スキー場を左に見て順調に下っていく。その先には、やや入り組んだカーブ地帯があり、路面状態に注意しなければならないことは以前から知っていた。

右にカーブを切りながら下りから上りに斜度が変わるところがある。いつもそこは、速度が落ちないようにぎりぎり踏ん張るところ。そのとき、これまでの自転車人生でトップに入るほどの下から突き上げる強い衝撃を感じた。

幸い、サドルから腰を浮かせ加減でいたので大きくバランスを崩すことはなかったが、一瞬フレームが破壊されたかと思うほどの緊急事態であった。そのまま走り続けながら、異常がないかチェックする。なんとか大丈夫らしい。

と、安心して次の交差点でブレーキをかけると、リムが振れている。それも盛大に。ここで冷や汗が出てくる。大丈夫、調整すれば直ると言い聞かせて帰宅。

じっくりと点検。ここで初めてリム打ちであったことを発見。リムが目視でわかるほど変形している。ご丁寧にフロント、リアともにである。チューブレスだったからパンクしなかったものの、クリンチャーならば完全にパンクしていただろう。

このホイールは、昨年買ったばかり。2009年モデルなので格安だったとは言え、たった一年で壊してしまったとわかったときは、がっくりきた。 レースに参加される方には、転倒や接触で機材が壊れることはしばしば起こることで、あたりまえなのかもしれないが、気も小さければ財布も小さい者には、少々こたえる。

ところでリム打ちの原因は明らかで、道路面にある穴である。いつもなら当然目視でしっかりと確認して、ライン取りをしていたのだが、あの日は薄暗かったので判別できなかった。

「負けた原因を他人のせいにする者は伸びない」と、某ブログに書いてあった。ほんとうにそうで、今回のトラブルも真の原因は、道路管理者にあるのではなく、穴ぼこを見抜けなかった自分にある。加齢により、視力が落ちていることと、光に対する感度が落ちていて暗がりに弱くなってきているのが原因である。若い人ならば見えていたはずである。

今回の教訓は、「もう若くはない。無理をするな」ということか。