YAMAHA JA-4202を導入する2017年06月13日 22時14分09秒

Gauss HF-4000を入れてから、ツイーターの必要性を感じていた。最初は同じGaussの1502を候補に考えたが自信がない。そこで、スピーカーに造詣の深いFさんにアドバイスを求めたところ、1502には否定的なご意見であった。

その代わりに候補に挙げていただいた最初のものが、Electro VoiceのT-350。ただ、以前に聞いた印象ではあまり心に残るものはなかったとのこと。

その次に教えていただいたのが、YAMAHA JA-4202。え、そんなツイーターがあったっけ?ネットで検索しても使っているという情報がない。というか、出物が少ない。しかし耳の良いFさんの推薦である。ある日、某オークションで出品されるのを発見。ただし、値段が高め。だれも入札しない。値下げして再出品されたものを、競合者もおらずそのまま落札。我が家にやってきた。

前回、Gaussドライバーのことがあったので、どんな状態で届くかちょっと緊張する。おそるおそる、中を開けて確認すると、非常に状態が良い。やっと安心。

現在、0.47uF/200Vのテフロンコンデンサでローカットした状態で聴いているが、他とのバランスが良好で、レベル調整は不要のようだ。

ツイーターがシステム全体に与える影響については、かの小泉氏も力説しておられたが、まさにそのとおりで見違えるようである。音に生命力が宿ると言ったら良いだろうか。

サークロトロンのエージングの熟成度が上がるのに合わせて、このツイーターの底力がますます発揮されてくるだろう。良いものを教えてくれたFさんに感謝する。

Circlotron サークロトロン近況 その22017年06月09日 21時53分58秒

きょうでエージングはおよそ290時間経過。エージングの恒例としてずっと低音が出ないままで、聞いていても実につまらない音が続いていたのだが、昨日あたりから少し変化し始め、今日はその変化がもっとわかりやすくなってきた。中低音が徐々に充実してきている。

そうすると不思議なもので音楽がほんとうに楽しく聞こえる。小さな子供は黙っていなくて、よくぴょんぴょんはねたりするものだが、そんな風景を見ているだけで生きていることが楽しくなることがある。
それと同じように、中低音が弾むように聞こえてくると心も弾む。リズムに合わせてからだが自然に揺れてくる。
とは言え、変化は緒についたばかりで、まだまだ先が長い。

不思議なことに、以前ならエージング不足の場合、高い方の音がキンキンして聞いていられないことが多かったのだが、今回は様子が違う。もちろんまだ風邪を引いたようないがらっぽいところはあるのだが、それを除けば非常に自然でありながら、浸透力のある音に聞こえる。

Circlotron サークロトロン近況2017年05月31日 21時32分02秒

現在エージング中。LEDランプを配線していないので通電しているのに光っていない。

音はまだこなれていない。特に電源トランスはエージング不足だと低音がすっぱり切り取られる傾向があるので、全体にバランスが整っていない。しかし、それでもこの解像度の凄さには目を見張る。昔、テレビのコマーシャルに「♪見えすぎちゃって困るの〜」というのがあったのを思い出してしまった。(これは50代以降の人にしかわからないだろう)

解像度が高く聞こえる場合、妙に高音がつっぱっていり、癖があったりして落ち着かなくなることもあるのだが、そうではない。静かでいながら、ダイナミック。透明でありながら、前に出てくる。今まで出そうと思っても出せなかった音だ。

とは言っても人間は欲が深い。これにもう少し旨味というか、こってりした雰囲気が加わればと、ないものねだりをしたくなる。やはり初段は真空管にすべきだろうか。次のアイデアがもぞもぞと浮かんでくる。これはもう性(さが)である。

Circlotron サークロトロン実装風景2017年05月29日 22時04分33秒

アンプの初段部分は部品点数が少ないので実にコンパクトになって、拍子抜けがするほどである。こんなもので本当に音が出るのかと疑いたくなる。

終段はGaNのGS66502Bである。実を言うと放熱器にどのように装着するか頭を悩ました。前回のように簡単にネジ止めしたのでは、放熱効果に不安が残るので改善が必要だった。それからもうひとつ理由があって、素子自体が盛大に振動する。これをなんとかしたい。

結局1.5mmのアルミ板を切り出し、二本のネジを使ってGaNを上面から押さえつける形にした。その際、アルミ板が素子や変換基板に接触して思わぬ事故にならないように、ガラス絶縁テープを要所に貼っておく。やってみるとこれは良い方法だった。ただ、1.5mmではネジを締め付けていくと変形してしまい今ひとつ信頼性に欠ける。2mm以上の厚さがほしいところだ。もっと理想を言えば真鍮角棒が良いと思う。

終段のアイドリング電流はいまのところ600mAに抑えてある。放熱器がほんのりと暖かくなる程度で、まだまだ余裕がありそう。1Aまで上げられるかもしれないが、現状で長期安定性を確認してからにしよう。

全体の様子。通電して出力端子のドリフトを測定するとスイッチオン後、数秒で±5mV以内に落ち着く。その後も数mVの変化なので、非常に安定している印象である。

Circlotron with GaN サークロトロン完成2017年05月29日 21時35分24秒

サークロトロンの可能性は確認できたのだがスイッチング電源が足を引っ張っていることが明らかになったので、リニア電源で作り直すことにした。まずは電源回路の説明。

トランスはRSオンラインで見つけた一個1500円のもの四個使用する。一次側が230V、二次側が15V 40VAが二回路ある。実際には1次側に200Vを入力して、平滑後の出力電圧は20Vであった。

整流ダイオードはInfineonのIDH16G65C5を八個。平滑回路はチョークインプット型とする。そのチョークコイルにはファインメットノイズフィルタとして売っているFM03D382MPFを投入。コモンモードコイルとして使うのではなく、接続を変更して、普通のノーマルモードコイルとして使う。実測では31mHとなった。

サークロトロンは平滑回路の電解コンデンサに音声電流がそのまま流れる。なので手を抜きたくない。KEMET(旧RIFA)の22000uF/63Vを起用した。図体が大きくシャーシの大部分を専有してしまうほど存在感がある。スタッド端子はマイナス極となるので、そのままシャーシに載せられない。絶縁処理を忘れてはならない。