SP ネットワーク 直列式と並列式2012年05月21日 16時32分36秒

 かつてマルチチャンネルで音研とアルテックを駆動していた時代があった。しかし、アンプの台数が増えるとメンテナンスも煩雑になり、故障の確率も高くなる。音楽を落ち着いて楽しめないことに嫌気がさし、現在はネットワーク方式に落ち着いている。

 そのネットワークには並列式と直列式とがあり、主流はだんぜん並列式である。直列式が使われることはめったにない。みんなが使わない方式と聞くと、あえて使いたくなる。ようはへそ曲がりの質なのだ。

 さて直列式にトライするのは良いとして、資料がないのでどう設計すれば良いのかわからない。その点、ネットは大変便利だ。いろいろな情報が載っている。調べてみるうちに、並列式をそのまま直列式に移行しても動くには動くらしいとわかった。ただし音がどうなるのかは不明。

 並列式から直列式に移行するというと、かなり大げさに聞こえる。しかしよく回路図を見ると、たった一本の線で結べば済むことに気がついた。掲載の回路図で言えば、X1とX2の間を結べば直列式が完成する。並列式にすぐに戻せるメリットもある。

 おまけの機能として、X1とX2の間に0Ωから100Ω程度の抵抗で結べば、任意の量で並列式と直列式をミックスさせることも可能だ。ただし私は試したことはない。

 さて直列式の音はどうか。基本は並列式とそれほど大きな変化はない。しかし、定位となると並列式とはかなり違うように聞こえる。こちらのほうが自然でリアルな感じだ。音全体がスムースにストレスなく出てくる。
 とにかく、アンプから送られてくる音楽信号を余すとこなく音として出してくる印象が強い。

 なんだか抽象的な表現になってしまい申し訳ないが、この違いはやっぱり実際に聞かないと納得してもらえないだろう。

200V->100V ステップダウントランス2012年05月22日 21時49分49秒

 ステップダウントランスは、フェニックスさんに特注してつくってもらった。容量は1000VA。
 先週からこれを入れたので、システム全体が200V電源で動作することになった。

 電源トランスのエージングについては過去に散々苦労した。今回も同じ。200V電源の効果は聞こえるのだが、エージング不足がたたって、本当にひどい音しか出ない。不思議にピアノを聞くとそれほどでもないのだが、弦楽器を聞いたら一発でわかる。耳に突き刺さる。低い方の音もすっぱりと足を切られてしまったかのように、聞こえてこない。聞いていて楽しくない。

 また忍の一字で耐えるしかない。

金田式DAC MJ2012年6月号2012年05月22日 22時00分43秒

 金田氏が電流出力タイプのDACを発表された。回路図を見るとベース接地トラでDACの信号を受けるところや、カレントミラーで電流合成をするところあたりまでは予想の範囲内だった。しかし音量コントロール方式については、まったく思いつかなかった方法なので驚いた。
 
 K式アンプについては、さんざん振り回されてきた反動もあって、私のうちでは一定の距離を置くことにしている。とは言え、完全に無視もできない。

 今後の展開は、DACとパワーアンプの直結であることは自明で、そのパワーアンプは負帰還アンプの反転入力タイプというところは従来通りだろう。

 でももっとシンプルな方式があるのではないか。
 DACの電流信号で直接パワーアンプの終段を駆動する方式が可能なことは、以前I/VCを考えていた時に思いついていた。

 この方式だと、DACからスピーカーまで最小で2個の能動素子しか通過しない。誰もやらないのなら、いつかプロトタイプを作ってみたいものだと考えている。

大腸内視鏡検査2012年05月24日 17時35分37秒

 4月に受けた健康診断で便潜血反応が陽性と出てしまい、要精密検査という手紙が送られてきていた。これまで大腸検査は受けたことがなく、他の人からは「痛かった」と散々聞かされてきたので、ずるずると先延ばしにしてきた。ところがある日、息子から父のからだを心配する電話があって、こうなったら意を決して検査を受けるしかない。

 覚悟はしていたととは言え、朝の5時から2リットルの下剤を飲むのは、ちょっと苦痛。この時点でかなり疲れる。緊張した面持ちで病院へ。うしろに穴があいたパンツを履いて検査台に横になる。

 部屋が薄暗くなって、医師がファイバーを挿入。思わず緊張。ちょとだけ、お腹の中でファイバーが動く感覚はあっただけで、おもったほど痛くない。なんやかんやで検査は15分程度で終了。

 検査の後医師から説明。「いのち拾いしましたね。ポリープを五個取りましたよ。この年齢でこれだけあるというのは、家系でしょうね。」祖母も兄もポリープ持ちだったので、ある程度は予想ていていたが、やっぱり自分も同じであったか。

 検査中、弱い麻酔をかけたので病院を出てからも違和感があった。そのまま帰宅して夕方までおやすみ。ポリープの病理検査結果は来週わかる。

 今回何よりも残念だったのは、2週間激しい運動をしてはいけないと言われたこと。一番良い季節にバイクに乗れないとは(嘆)せっかく良い感じで仕上がってきていると思っていたのに。

 ま、「そんなことより命が大切でしょう」と言われることはわかっているのだが。

リアタイヤ交換2012年05月28日 13時59分43秒

 LOOK KX Light号のフロントタイヤは昨年交換したのだが、リアはそのまま使っていた。調べてみたら3年間使い続けていた。最近、空気が漏れやすくなっていて交換したほうが良いとは気がついていた。

 トレッドを見たらご覧のように、中の繊維が見えるまでになってきたので、もう限界と諦めHUTCHINSON Fusion 3 Tubelessに交換した。

 これまで使っていたFusion 2からあらゆる点で改善されていることに気がつく。まず装着がらくになった。これは単に慣れただけかもしれないが。それから、最初の空気入れが楽になった。今回は一発で成功した。走ってみるとこれまでのものより柔軟性が向上したように感じる。
 
 こうして休日の今日、空は快晴、絶好のコンディションなのに走られない寂しさをまぎらわした。