朝里峠 自己記録更新ではなかったが2012年05月21日 14時25分57秒

 きょうは部分日食がある日。以前、札幌で部分日食を見たのは、たしか学生時代だった。あのときは、ほんとうにあたりが薄暗くなり、電線にとまっている鳩が夜と勘違いして身を縮めていたのが印象に残っている。

 今日の日食は、あたりは少し暗くはなったが、それほどのインパクトはなかった。当地で皆既日食を見ることができるのは十数年後らしい。もし生きていたら、是非見たいものである。

 さて、今日は快晴。最高気温は20度の予想。風も微風。絶好の自転車日和。朝里峠にチャレンジすることにした。

 出発前、サドルの高さを4mm上げた。実はLOOK KX Light号で数週間前に数ミリサドルを上げて好感触を得ていた。4mmは上げ過ぎかと思ったが、結果オーライ。非常にペダリングしやすく感じた。

 走り始めると体が軽く感じられる。日曜日の疲れは残っていないようだ。朝里温泉あたりで走りながらバナナを一本補給。ダム資料館のトイレに寄り、そこからスタート。

 魚止めの滝までのラップタイムは11分58秒。何年ぶりかで12分を切った。集中力が高く、気持ちが前に行く。最近感じることのなかった感覚。いつも辛く感じる斜面でも、別のことを考えながらのぼる余裕があった。

 峠にあるトンネル手前までのラップタイムが29分台前半。いつもならトンネルに入ると向かい風が強くなるのだが、幸い今日は微風である。トンネルを抜けた駐車場までのタイムは、31分21秒。

 これまで自己ベストは2008年6月16日に出した30分50秒。あれから4つも年齢を重ねたのにもかかわらず、なんとか自己ベストに肉薄できた。すなおにうれしい。

 定山渓に向かう下りはいつものように強い向かい風。しかし焦らない。好結果が出たので心も弾む。

 現在230号線は通行止めになっていて中山峠には行けない状態。どんな様子か興味もあって、通行止め地点まで足を伸ばした。予想通り、無意根山登山口付近にゲートがあって、そこで行き止まりになっている。ここで引き返す。

 行き交う車が驚くほど少ない。こんな光景はもう二度と見ることはないかもしれない。

 さて、今日の好結果の要因は何か。平日は晴天であればできるだけジテツウしている。往き、または帰りに小林峠を通り、トレーニングを兼ねる。

 上りの場面では、最初から飛ばすのではなく、後半にピークが来るようにペース配分を心がけている。そして最後の頂上で乳酸が溜まって足が回らなくなるまで追い込む。足が痛くておもわず悲鳴が出るときもある。

 そのせいかは分からないが、きょう走ってみて、負荷をかけてもペダルを回し続けられる感触は確かにあった。

SP ネットワーク 直列式と並列式2012年05月21日 16時32分36秒

 かつてマルチチャンネルで音研とアルテックを駆動していた時代があった。しかし、アンプの台数が増えるとメンテナンスも煩雑になり、故障の確率も高くなる。音楽を落ち着いて楽しめないことに嫌気がさし、現在はネットワーク方式に落ち着いている。

 そのネットワークには並列式と直列式とがあり、主流はだんぜん並列式である。直列式が使われることはめったにない。みんなが使わない方式と聞くと、あえて使いたくなる。ようはへそ曲がりの質なのだ。

 さて直列式にトライするのは良いとして、資料がないのでどう設計すれば良いのかわからない。その点、ネットは大変便利だ。いろいろな情報が載っている。調べてみるうちに、並列式をそのまま直列式に移行しても動くには動くらしいとわかった。ただし音がどうなるのかは不明。

 並列式から直列式に移行するというと、かなり大げさに聞こえる。しかしよく回路図を見ると、たった一本の線で結べば済むことに気がついた。掲載の回路図で言えば、X1とX2の間を結べば直列式が完成する。並列式にすぐに戻せるメリットもある。

 おまけの機能として、X1とX2の間に0Ωから100Ω程度の抵抗で結べば、任意の量で並列式と直列式をミックスさせることも可能だ。ただし私は試したことはない。

 さて直列式の音はどうか。基本は並列式とそれほど大きな変化はない。しかし、定位となると並列式とはかなり違うように聞こえる。こちらのほうが自然でリアルな感じだ。音全体がスムースにストレスなく出てくる。
 とにかく、アンプから送られてくる音楽信号を余すとこなく音として出してくる印象が強い。

 なんだか抽象的な表現になってしまい申し訳ないが、この違いはやっぱり実際に聞かないと納得してもらえないだろう。