200V->100V ステップダウントランス2012年05月22日 21時49分49秒

 ステップダウントランスは、フェニックスさんに特注してつくってもらった。容量は1000VA。
 先週からこれを入れたので、システム全体が200V電源で動作することになった。

 電源トランスのエージングについては過去に散々苦労した。今回も同じ。200V電源の効果は聞こえるのだが、エージング不足がたたって、本当にひどい音しか出ない。不思議にピアノを聞くとそれほどでもないのだが、弦楽器を聞いたら一発でわかる。耳に突き刺さる。低い方の音もすっぱりと足を切られてしまったかのように、聞こえてこない。聞いていて楽しくない。

 また忍の一字で耐えるしかない。

金田式DAC MJ2012年6月号2012年05月22日 22時00分43秒

 金田氏が電流出力タイプのDACを発表された。回路図を見るとベース接地トラでDACの信号を受けるところや、カレントミラーで電流合成をするところあたりまでは予想の範囲内だった。しかし音量コントロール方式については、まったく思いつかなかった方法なので驚いた。
 
 K式アンプについては、さんざん振り回されてきた反動もあって、私のうちでは一定の距離を置くことにしている。とは言え、完全に無視もできない。

 今後の展開は、DACとパワーアンプの直結であることは自明で、そのパワーアンプは負帰還アンプの反転入力タイプというところは従来通りだろう。

 でももっとシンプルな方式があるのではないか。
 DACの電流信号で直接パワーアンプの終段を駆動する方式が可能なことは、以前I/VCを考えていた時に思いついていた。

 この方式だと、DACからスピーカーまで最小で2個の能動素子しか通過しない。誰もやらないのなら、いつかプロトタイプを作ってみたいものだと考えている。