昨夜の音2008年09月11日 12時48分58秒

 夜になって家人が出かけたので、久しぶりに一人きりになってCDをゆっくりと聞いてみた。高音部に固さが残っていて、音量を低くしながら我慢しながら聞く。少し落ち着かない。

 やがて聞き始めてから2時間ばかり立った頃、音が劇的に変化してきたことに気がついた。今まで低く雲がたれ込め、稲妻が鳴り響き、耳を抑えていたようなところから、雨が上がり、雲の切れ間から太陽の光が差し込んでくる。そして水平線の向こうまで晴れやかに見通すことができる。何か、そんなイメージである。とにかく、つっかえていたものが、すっと取り去られて音が三次元的に聞こえるようになってきた。思わずにんまり。失った音とはこのことだった。音量を大きくしても耳が痛くならない。

 まだ完全に晴れ渡っている訳ではない。弦がまだきつく聞こえる。けれども確実によい方向に向かっている。

振り返ってみれば2008年09月11日 12時57分06秒

 振り返ってみれば、今年の春頃は骨盤が立っていないため、長時間ペダリングしているうちに尿道のしびれを覚えていた。そんなレベルだった。サドルを選ぶとき真剣に悩んだ記憶がある。

 気がついてみると骨盤を自然に立てられるようになってきた。やっと体幹が上半身を支えられるようになったということか。およそ半年でやっとここまで来た。それなのに、もうこれ以上スキルアップできないのかもと落ち込むようなものだった。

 まだまだ先は長い。おそらくほんの序の口のあたりに立ったばかりなのだろう。とにかく地道に基本的なことをきちんと繰り返していけば、自然に先が開けるだろうと信じている。

 当面は上半身の筋肉を有効に使う方法を身につけることだと目標を定めている。