ノイズの原因2008年09月09日 22時35分16秒

 左チャンネルから断続的に出ていたノイズの原因が判明。最初はパワーアンプの初段真空管を疑ったがシロ。これだけ大きなノイズが出るということは、I/Vアンプが怪しくなってきた。左右チャンネルの接続を入れ替えて音を出すと、右チャンネルからノイズが出た!I/Vアンプにしぼられた。ノイズの大きさはVRの位置によらないので、エミッタフォロア部分ということになる。怪しそうなTrを機械的にこつんこつんとスポンジ状のもので突っついてみた。ボコっという音がして、異常部分が判明。

 中古の2SC960を使ったのはよかったのだが、足が極端に短くなっていて、7本より線をハンダ付けして少し無理をして基板に搭載していた。そのハンダ付け部分がイモ半田になっていたようだ。ハンダ付けをやり直して、修理は終わり。ノイズは出なくなった。

 データシートなどを見ると足の折り曲げ方などにもきちんと注意書きがあったりして、それをみるとかなり乱暴な使い方をしてきたものだと思う。メーカーの開発者が見たら白目をむきそうなほど故障率が上がる使い方だ。長期にわたって安定した作品をを造ろうと思うのなら、アマチュアであってもこういうところに心を砕くべきだろう。

 次の課題。ボリュームを絞りきると左チャンネルだけDCバランスが微妙にずれる。右チャンネルは全く問題なし。少し発振気味かもしれない。この対策を考えなければ。ちなみにボリュームを上げていくと、DCバランスは全く問題ない。