手稲山ヒルクライム2008年09月01日 19時30分30秒

 家人の体調があまりよくないというので、今日は遠出は控えて近場の手稲山に行ってきた。行ってから気がついたのは今日は防災の日であったということ。オリンピアスキー場は防災関係者でごった返していた。おまけに通行止めの標識が立ち、警官が交通整理をしているではないか。ここから引き返すのかなと思ったら、気をつけて行ってくださいとのこと。ところがこちらは足をついてしまっている。ふらつきながら再びクリートをはめたのだが、結構あせった。

 さて下から登り始めて今日の体調がどんなものかすぐにわかった。心拍が180近くにすぐ上がってしまう。こういうときは体が重い。肩の辺りで息をするようで心肺がきつい。なぜこうなるのかよくわからない。
 気温は極端に高くはないのだが、湿度が高くて汗がヘルメットの中から流れ落ちてくる。眼鏡もくもるほどだ。ボトルの水はあっという間になくなってしまう。体がいまいちなのは、おそらくそんなせいもあるのだろう。

 今日は二本登った。一本目は34分25秒。二本目は34分5秒。体調に応じた結果だった。

 今回ペダリングで意識したのは、大腿四頭筋を極力使わずにハムストリングでペダルを回すということ。雑誌には「腰踏みペダリング」と書いてあったりするのだが、具体的にどんなペダリングなのか今ひとつ理解していなかった。
 自分なりに理解した範囲なのだが、次のようなイメージかなと思った。腰を中心に左右方向に心棒がある。ペダルを回すに従って、この心棒も傾きながら独楽のように回っている。ひざを上げるとき、腰から上の筋肉を使って引き上げるので、上半身もくねくね動く。独楽の動きとペダルの動きが同調してまるで機械のように動いているイメージが頭の中に焼き付いた。
 これまでは上半身には力を入れないようにしてリラックスさせるのがよいのかなと思っていた。ハンドルに手を添えるのも上半身力を入れないためだ。しかしこの方法はどうもハムストリングを十分に使うことができず、結局大腿四頭筋を酷使していたように思う。

 しかしタイムはなかなかのびない。。

TDA1541A/S1差動出力プロジェクト 24時間経過2008年09月01日 20時02分33秒

 音量が小さくなったため、入力トランスの二次側終端抵抗を680Ωから1360Ωに増やした。1時間ばかり聞いてみた。低音はこもっているようでまだうまく分離していない。それでもS1グレードの片鱗は伺える。ひずみ感が少なくなったおかげで空気の透明感のようなものを感じる。比べてみると、従来のノーマルグレードでは、たとえ4パラでもひずみがあったことに気がつく。

 しかしまだどうも本領を発揮していないようだ。音にまだ実在感が乏しいような気がする。きれいな音は出るのだが音楽が聞こえない。差動出力にしたためなのか。それともエージングが足りないためか。もう一つ考えられるのは、DACに質量を付加していないこと。4パラのときはきちんと真鍮をのせていた。別府氏の記事を見ると、質量付加すると声に実在感が増すとある。これをするとしないとでは全く違うらしい。
 今ひとつ感動がないのは、意外とこのせいかもしれない。近々に東急ハンズに走って真鍮ブロックを入手してこよう。

TDA1541A/S1差動出力プロジェクト 質量付加2008年09月02日 21時21分19秒

 早速真鍮棒を買ってきて適当な大きさに切断、TDA1541A/S1に接着した。約95gある。まだ完全に硬化はしていなかったが、待ちきれなくて音を聞いてみた。

 がぜん音に実在感がみなぎる。今更なのだが、こんなに違いがあるのかと驚く。質量を付加しないDACは実力の60%しか発揮していないような気がする。薄いと思っていた低音も前に出てくる。
 惜しむらくは、まだ高音に刺さるようなピークがあるように思える。これはまた別の原因のようだ。OSコンをDAC電源近傍に使っているが、ハンダ付け直後のエージングに時間がかかっているせいかと推測している。今後変化が見られなければ、これをブラックゲートに変更するかもしれない。
 
 それから音量が小さくなったのでボリュームを上げて聞いてみたが、どうも音が奥に引っ込んでいる。ゲインが不足している。そこで、出力トランスの一次と二次を反転し、これまで減衰させていたものを出力トランスでもゲインを稼ぐことにした。5分聞いてみたが、音が前に出てきた。以前の4パラにだいぶ近くなってきた。

 高音域のピーク対策が今後の課題。

OSコンのエージング2008年09月03日 13時02分44秒

 MJの1998年10月号にOSコンの記事が掲載されているのを見つけた。それによると、OSコンはハンダ付けの熱によって内部の酸化皮膜が損傷するという。損傷部分はリーク電流によって発熱し、その熱によって有機半導体が高抵抗化してリーク電流が減少する。そのようなメカニズムによって自己修復するのだそうだ。だからあるメーカーは最低96時間のエージング時間を推奨しているという。

 おお、そうだったのか。もう少し忍耐してエージングを待つことにしよう。なお、半田ごてで加熱した直後は、荒々しいっ耳障りな音になるそうだ。確かに昨夜の音はそのような傾向の音だった。

エージング 途中経過2008年09月03日 19時00分58秒

 朝から通電状態にしたままにし、先ほど音を出してみた。
 確かに昨夜とは音が変化している。高音部のピークはだいぶ緩和してきて、低い方から高い方に至るまでの音のバランスが整ってきている。昨日は聞いていてからだが拒絶反応を示していたが、今日はだいぶ落ち着いて聞くことができた。なるほどエージングの効果が現れてきているようだ。
 と言ってもまだまだ理想には遠い状態。4パラDACのときの音に近づきつつあるのだが、あのふくよかな豊かさには道半ばというところだ。ということで、音が荒い原因については長時間エージングが必要なOSコンにほぼ絞り込まれた。

 さて、ここでまた新たな課題が見つかった。ヴォリュームをしぼりきると、左側だけ発振に似た異音がしてくるのに気がついた。少し音量を上げると異音は消えて正常状態になる。右については異常なし。ケースを開けて、左側入力部のケーブルに触れて少し動かすと異音に変化がある。そこあたりに原因がありそうだが、もう少し詳しく調査する必要がある。
 以前、発振でE.F.の貴重なトラを破壊してしまった苦い経験がある。きちんと対処しなければならない。