LOOK595 バーテープ巻き ― 2018年03月12日 17時30分57秒
ULTEGRA 8000のインストールが完了し、最後にバーテープをまいて仕上げとなる。ところが生来の不器用で、これまできれいに巻けたためしがない。
雑誌を購読していたときは、バーテープの巻き方特集があったりして、それを参考にしながら巻いたものである。しかし最近はYouTubeに、大量のHowToものがアップされていて、それまでもやもやしていたものがそれを見るとスッキリ明快になることが多かった。もっとも参考になったのが以下の映像である。
"How to Wrap Handlebars for Road Bikes"
とはいえ、動画を見たからうまく巻けるわけではない。結局、最後は巻く人の腕次第ということ。
R8000のSTIでは、ブレーキケーブルの位置は変わらないので、従来どおりハンドルバーの内部を通すことができる。しかし、シフトケーブルの位置が大きく変わり、従来どおりのルーティングができなくなったため外側を這わす必要が出てきた。それでまず最初にシフトケーブルの養生をする。
次に、巻く方向に注意しながらテープを巻く。左右シンメトリカルに美しくと思うのだが、なかなかできない。
写真では結構きれいに見えるが、よく注意するとアラがある。
バーテープ巻きも一苦労だが、いつも頭を悩ますのがケーブルルーティングである。いろいろな画像を参考にしようとしても、これまた千差万別で正解がないようだ。結局、自分の環境で最善のやり方を探すしかない。ケーブルが1cmでも長かったり短かったりすると、見た目のバランスが崩れたり、ハンドル操作に支障が出たりするので神経を使う。
これで一応完成とする。
雑誌を購読していたときは、バーテープの巻き方特集があったりして、それを参考にしながら巻いたものである。しかし最近はYouTubeに、大量のHowToものがアップされていて、それまでもやもやしていたものがそれを見るとスッキリ明快になることが多かった。もっとも参考になったのが以下の映像である。
"How to Wrap Handlebars for Road Bikes"
とはいえ、動画を見たからうまく巻けるわけではない。結局、最後は巻く人の腕次第ということ。
R8000のSTIでは、ブレーキケーブルの位置は変わらないので、従来どおりハンドルバーの内部を通すことができる。しかし、シフトケーブルの位置が大きく変わり、従来どおりのルーティングができなくなったため外側を這わす必要が出てきた。それでまず最初にシフトケーブルの養生をする。




今シーズン初実走 ― 2018年03月12日 17時57分30秒
朝方起きてみると雪模様。せっかく昨日までの暖かさで雪解けが進んだのに、しょうしょうがっかり。ところが昼前から陽射しが出てきて、家の前の道路に積もっていた雪が解け、午後からは乾燥してきた。LOOKのバーテープ巻が終わったので、今シーズン初実装に挑戦することにした。
マシンは中華カーボン号。外はご覧の通り。
というのは少し大げさで、実際はこんな風景。
正面に見える山の公園では子どもが雪遊びをしている声が聞こえてくる。最近はめっきり子供の数が少なくなり、外で遊ぶ子どもを見かけなくなってきた。なので、なんとなくうれしく感じる。
日差しのあるうちはいいが、日が陰ってくるとすぐに路面が凍結してくる。
ご近所の道路状況を偵察がてら、町内をぐるぐる周回する。その結果、幹線道路まで「開通」していることがわかり、北1条通に出てみることにする。交差点を右折し、トンネルまで一気に加速。久しぶりの感触を楽しむ。トンネル内は路肩が圧雪状態となっていて減速しながら通過。トンネルを抜けると今度は融雪した水がしぶきをあげる。坂道を降りていくと向こう側は完全なウエット状態。ここで引き返すことにした。結局、自宅前の15%激坂コースを五回ほど攻めて終了。寒いので汗が出ない。
ところで初めてのR8000の感触だが、フロンディレーラーは操作しなかったので不明。リアディレーラーで最初戸惑った。というのは、シフトアップしたつもりなのが、カチッという感触がない。てっきり調整ミスで動作していないと勘違いし、一度停止して確認したくらい。よく見るときちんとシフトチェンジしている。これには少々驚いた。慣れてしまえばどういうこともないのだが、設計思想の違いなのだろう。シフトダウンについては従来どおりの感触だった。長距離を走っていないので、これ以上突っ込んだ評価はまだわからない。
やっぱり外を走るのは気持ちが良いし、がんばて坂道を登ろうという気力が湧いてくる。ローラーではこうはいかない。
マシンは中華カーボン号。外はご覧の通り。



ご近所の道路状況を偵察がてら、町内をぐるぐる周回する。その結果、幹線道路まで「開通」していることがわかり、北1条通に出てみることにする。交差点を右折し、トンネルまで一気に加速。久しぶりの感触を楽しむ。トンネル内は路肩が圧雪状態となっていて減速しながら通過。トンネルを抜けると今度は融雪した水がしぶきをあげる。坂道を降りていくと向こう側は完全なウエット状態。ここで引き返すことにした。結局、自宅前の15%激坂コースを五回ほど攻めて終了。寒いので汗が出ない。
ところで初めてのR8000の感触だが、フロンディレーラーは操作しなかったので不明。リアディレーラーで最初戸惑った。というのは、シフトアップしたつもりなのが、カチッという感触がない。てっきり調整ミスで動作していないと勘違いし、一度停止して確認したくらい。よく見るときちんとシフトチェンジしている。これには少々驚いた。慣れてしまえばどういうこともないのだが、設計思想の違いなのだろう。シフトダウンについては従来どおりの感触だった。長距離を走っていないので、これ以上突っ込んだ評価はまだわからない。
やっぱり外を走るのは気持ちが良いし、がんばて坂道を登ろうという気力が湧いてくる。ローラーではこうはいかない。
我が青春の思い出 ― 2018年03月12日 19時28分02秒

「学生時代、映画に出演したことがある。」と言うと驚かれるが、もちろん「その他大勢」、いわゆるエキストラというやつである。出演作は写真にある高倉健主演の「え◯」。(題名は写真で確認してください)
どんな役で出たのかは、恥ずかしいので秘密にしておく。一瞬だけ私の顔がアップで映っている場面がある。
どうしてこんなことになったのか。学生時代、寮に住んでいた。あるとき寮の先輩のつてでエキストラ募集の話が舞い込んできた。当時私は大学にも行かず、その暇を持て余していたところ、たまたま映画のおもしろさに開眼して市内の映画館をめぐりながら名作と言われるものをあさっていたときだった。撮影現場を見てみたいという好奇心がわいてきて、すぐにこの話に乗った。実入りもいいし、ホテルの朝食付きとくれば腹が減っている学生には天国この上ない。
出かけていったところが今の大通り西11丁目にあるビル。そこで銀行にたてこもった犯人と機動隊、高倉健扮する刑事の取引場面が撮影された。
撮影場所はそこだけではなく、翌日は銭函駅にも行って、あやうく犯人に狙撃される機動隊員の役をさせられそうになったが、確か助監督さんが代わりにやったと思う。
そして最終日は、立て替える前の昔の札幌駅構内に場所を移動。朝日が上る前であたりがまだ薄暗かったことを覚えている。私は乗客のひとりという役回り。列車が駅に到着し、乗客が列車から降りるシーンが撮影されたのだが、本編ではカットされていた。たぶん、私がキョロキョロ不審な動きをしたからに違いないと、そのことが今でも心に重くのしかかっている(大げさ)。
撮影準備が整うまでホームで待っていたときのことである。私のすぐ横に高倉健さんが立っておられた。映画でみるのと同じ雰囲気。さすがスターと呼ばれるだけあって独特のオーラを醸し出している。もっとすごかったのは、隣におられた共演のいしだあゆみさん(確か和服を着ていた)にポットからカップに注いだコーヒーをそっと無言で差し出したこと。それを見て、真の気配りとはこのことかと人生の勉強になったが、妻にはついぞできなかったのはかえすがえすも無念である。
そんな思い出のある映画なのに、映画館では見たことがなかったし、DVDも持っておらず、何年か前にテレビで放送されたときに観ただけであった。ところが、私が行っている学校の生徒にこの話をしたら、先日の卒業式でDVDをプレゼントしてくれた。記念に写真を撮っておく。
どんな役で出たのかは、恥ずかしいので秘密にしておく。一瞬だけ私の顔がアップで映っている場面がある。
どうしてこんなことになったのか。学生時代、寮に住んでいた。あるとき寮の先輩のつてでエキストラ募集の話が舞い込んできた。当時私は大学にも行かず、その暇を持て余していたところ、たまたま映画のおもしろさに開眼して市内の映画館をめぐりながら名作と言われるものをあさっていたときだった。撮影現場を見てみたいという好奇心がわいてきて、すぐにこの話に乗った。実入りもいいし、ホテルの朝食付きとくれば腹が減っている学生には天国この上ない。
出かけていったところが今の大通り西11丁目にあるビル。そこで銀行にたてこもった犯人と機動隊、高倉健扮する刑事の取引場面が撮影された。
撮影場所はそこだけではなく、翌日は銭函駅にも行って、あやうく犯人に狙撃される機動隊員の役をさせられそうになったが、確か助監督さんが代わりにやったと思う。
そして最終日は、立て替える前の昔の札幌駅構内に場所を移動。朝日が上る前であたりがまだ薄暗かったことを覚えている。私は乗客のひとりという役回り。列車が駅に到着し、乗客が列車から降りるシーンが撮影されたのだが、本編ではカットされていた。たぶん、私がキョロキョロ不審な動きをしたからに違いないと、そのことが今でも心に重くのしかかっている(大げさ)。
撮影準備が整うまでホームで待っていたときのことである。私のすぐ横に高倉健さんが立っておられた。映画でみるのと同じ雰囲気。さすがスターと呼ばれるだけあって独特のオーラを醸し出している。もっとすごかったのは、隣におられた共演のいしだあゆみさん(確か和服を着ていた)にポットからカップに注いだコーヒーをそっと無言で差し出したこと。それを見て、真の気配りとはこのことかと人生の勉強になったが、妻にはついぞできなかったのはかえすがえすも無念である。
そんな思い出のある映画なのに、映画館では見たことがなかったし、DVDも持っておらず、何年か前にテレビで放送されたときに観ただけであった。ところが、私が行っている学校の生徒にこの話をしたら、先日の卒業式でDVDをプレゼントしてくれた。記念に写真を撮っておく。
Circlotron vs KT88pp No-NFB ― 2018年03月12日 22時29分36秒

水晶発振器の整流ダイオードにGaN素子を投入して以来、ずっとエージングを続けておよそ860時間経過した。今回は、700時間過ぎたあたりになっても音が「薄くなる」という現象があり、落ち着くまでだいぶ時間がかかった。
結果としては、当初に感じた印象のとおりなのだが、どうも心が晴れない。というのは、─これは以前にも経験したことだが─ 全体のレベルが上ってくると、ボトルネックとなっているところが浮き彫りになリ、今度はそこが気になってくるからである。
試聴には、CirclotronとKT88pp (Dynaco MK3大幅改造版)とを交互に取っ替え引っ替えして聴いてみた。取り替えた当初は、それぞれの良いところが聴こえて楽しくなる。KT88ppは音と音の間がびっしりと詰まっていて温度感が優れている。しかしずっと聴いていると、高い方の伸びが不足し、低い方は制動が不足してあいまいであるところが不満になってくる。
いっぽうのCirclotronは高い方はスーッと伸びて美しく、低い方の制動もよく効いているので曖昧さが少ない。躍動感も申し分ない。ところが初段にFETを使っているためであろう、音が冷静過ぎて面白くない。聴いているとやがてKT88ppに戻したくなる。
両方の良いところが一緒になれば申し分ないのだが、いまのところそれがかなわない。
そこで次の目標は、Circlotronの初段を真空管WE420Aに入れ替えて作り直すことである。シャーシはSA-20を使う予定。ただこれが鉄板なので加工に少々手間取ることが予想され、これが気が重い。できるだけ加工の手数を少なくするために、通称「まな板」の上に回路を組み、まな板をそのままシャーシに収納する方法を考えている。
結果としては、当初に感じた印象のとおりなのだが、どうも心が晴れない。というのは、─これは以前にも経験したことだが─ 全体のレベルが上ってくると、ボトルネックとなっているところが浮き彫りになリ、今度はそこが気になってくるからである。
試聴には、CirclotronとKT88pp (Dynaco MK3大幅改造版)とを交互に取っ替え引っ替えして聴いてみた。取り替えた当初は、それぞれの良いところが聴こえて楽しくなる。KT88ppは音と音の間がびっしりと詰まっていて温度感が優れている。しかしずっと聴いていると、高い方の伸びが不足し、低い方は制動が不足してあいまいであるところが不満になってくる。
いっぽうのCirclotronは高い方はスーッと伸びて美しく、低い方の制動もよく効いているので曖昧さが少ない。躍動感も申し分ない。ところが初段にFETを使っているためであろう、音が冷静過ぎて面白くない。聴いているとやがてKT88ppに戻したくなる。
両方の良いところが一緒になれば申し分ないのだが、いまのところそれがかなわない。
そこで次の目標は、Circlotronの初段を真空管WE420Aに入れ替えて作り直すことである。シャーシはSA-20を使う予定。ただこれが鉄板なので加工に少々手間取ることが予想され、これが気が重い。できるだけ加工の手数を少なくするために、通称「まな板」の上に回路を組み、まな板をそのままシャーシに収納する方法を考えている。
WISHBORNのBBをインストール ― 2018年03月19日 21時02分59秒

中華カーボンのBBはプレスフィット仕様である。プレスフィットの功罪はいろいろ言われているので省略するが、実際使ってみると私の環境では否定的な評価に傾く。
まずインストールの方法からして高価な専用の工具を必要とし、限られた予算の中でやりくりしなければならないマルビ(古い)ライダーには二の足を踏む要素となる。私の場合、専用工具を買わずにホームセンターで手に入るもので自作してなんとかクリアした。
次の障壁は、はずす時。これも専用工具を必要とする。さすがにこれは自作できずに買ったのだが、はなはだ財布にやさしくない。
そのはずし方もハンマーで叩き出すことになるわけだが、フレームに影響がないのかヒヤヒヤである。
そしてもっとも不安なことは。。。フレームとBBは理想的に言えば全面が均一に接触していなければならない。それで初めて設計時の剛性が確保されるはずであろうと素人は考える。ところがBBをはずしてみるとわかるのだが、面接触ではなく点接触になっている。これはフレームの製造メーカーのせいでもあろうが、少なくとも製造時のばらつきを吸収できるような装着方法とするのが設計家の腕であろう。あるフレームは、BB穴の経が大き過ぎて、BBを入れてもスカスカで固定できないというものあったそうだ。
今回、11速化のためのコンポ入れ替え作業のとき、チェーンリングをはずしてクリーニングすることにした。もとに戻そうと入れようとすると、すっと入らずになんだかゴリゴリする感触がする。左右のBBカップの中心軸が合っていないのだろう。これを見た時、こんなBBに命をかけたくないと思った(苦笑)。
ネット上でも"Top 5 - Road Bike Upgrades"と称する番組ではBBの交換を勧めているを見て、思い切ってWISHBONEのBBに入れ替えることにした。
先週、台湾から届いた。早速インストール作業をしてみるとこれまでの苦労が嘘のような簡単さ。乗り味がどう変わるか楽しみである。
まずインストールの方法からして高価な専用の工具を必要とし、限られた予算の中でやりくりしなければならないマルビ(古い)ライダーには二の足を踏む要素となる。私の場合、専用工具を買わずにホームセンターで手に入るもので自作してなんとかクリアした。
次の障壁は、はずす時。これも専用工具を必要とする。さすがにこれは自作できずに買ったのだが、はなはだ財布にやさしくない。
そのはずし方もハンマーで叩き出すことになるわけだが、フレームに影響がないのかヒヤヒヤである。
そしてもっとも不安なことは。。。フレームとBBは理想的に言えば全面が均一に接触していなければならない。それで初めて設計時の剛性が確保されるはずであろうと素人は考える。ところがBBをはずしてみるとわかるのだが、面接触ではなく点接触になっている。これはフレームの製造メーカーのせいでもあろうが、少なくとも製造時のばらつきを吸収できるような装着方法とするのが設計家の腕であろう。あるフレームは、BB穴の経が大き過ぎて、BBを入れてもスカスカで固定できないというものあったそうだ。
今回、11速化のためのコンポ入れ替え作業のとき、チェーンリングをはずしてクリーニングすることにした。もとに戻そうと入れようとすると、すっと入らずになんだかゴリゴリする感触がする。左右のBBカップの中心軸が合っていないのだろう。これを見た時、こんなBBに命をかけたくないと思った(苦笑)。
ネット上でも"Top 5 - Road Bike Upgrades"と称する番組ではBBの交換を勧めているを見て、思い切ってWISHBONEのBBに入れ替えることにした。
先週、台湾から届いた。早速インストール作業をしてみるとこれまでの苦労が嘘のような簡単さ。乗り味がどう変わるか楽しみである。
最近のコメント