WISHBORNのBBをインストール2018年03月19日 21時02分59秒

中華カーボンのBBはプレスフィット仕様である。プレスフィットの功罪はいろいろ言われているので省略するが、実際使ってみると私の環境では否定的な評価に傾く。

まずインストールの方法からして高価な専用の工具を必要とし、限られた予算の中でやりくりしなければならないマルビ(古い)ライダーには二の足を踏む要素となる。私の場合、専用工具を買わずにホームセンターで手に入るもので自作してなんとかクリアした。

次の障壁は、はずす時。これも専用工具を必要とする。さすがにこれは自作できずに買ったのだが、はなはだ財布にやさしくない。

そのはずし方もハンマーで叩き出すことになるわけだが、フレームに影響がないのかヒヤヒヤである。

そしてもっとも不安なことは。。。フレームとBBは理想的に言えば全面が均一に接触していなければならない。それで初めて設計時の剛性が確保されるはずであろうと素人は考える。ところがBBをはずしてみるとわかるのだが、面接触ではなく点接触になっている。これはフレームの製造メーカーのせいでもあろうが、少なくとも製造時のばらつきを吸収できるような装着方法とするのが設計家の腕であろう。あるフレームは、BB穴の経が大き過ぎて、BBを入れてもスカスカで固定できないというものあったそうだ。

今回、11速化のためのコンポ入れ替え作業のとき、チェーンリングをはずしてクリーニングすることにした。もとに戻そうと入れようとすると、すっと入らずになんだかゴリゴリする感触がする。左右のBBカップの中心軸が合っていないのだろう。これを見た時、こんなBBに命をかけたくないと思った(苦笑)。

ネット上でも"Top 5 - Road Bike Upgrades"と称する番組ではBBの交換を勧めているを見て、思い切ってWISHBONEのBBに入れ替えることにした。

先週、台湾から届いた。早速インストール作業をしてみるとこれまでの苦労が嘘のような簡単さ。乗り味がどう変わるか楽しみである。

ボトルの水も凍る、寒中ライディング2018年03月19日 21時41分57秒

先週末どっと雪が降ったせいで、今朝起きてみると自宅前は完全に路面が雪の下である。今日は走れないだろうと諦めかけたら、日差しが出てきてどんどん雪が溶けていく。午後になると路面が出てきたではないか。荷物を送りついでに車で周囲を確認すると、完全にOK状態。

そこで午後4時頃、走りに出かけた。マシンはBBを入れ替えたばかりの中華カーボン。太陽が陰ってきたけれど、まだ日差しはあった。しかし、寒い。おまけに風も強い。あとで調べたら、気温零度、風速5〜8m/s。まともではない。とにかく外を走ることができる嬉しさが先行して、そんなことは気にかからなかった。

さて、家を出たときは30分程度周囲をぐるぐるまわる予定だったのに、計画を変更して国道5号線に出ることにした。向かった先は手稲山。どうせ体もできていないし、日没まであまり時間が残されていないので行けるところまで。

国道を左折して最初の急坂。シーズン中ならすいすいといくところ。でも、体ができていない今の状態にはちょっときつい。そんなこんなして手稲橋まで来てUターンすることに。もう少し頑張れば上に行けそうだったがけれど、ライトを用意していなかったのでここまでとする。

下りは道路上に滑り止めの砂があるので怖くて速度は出せない。慎重に降りる。再び国道に出てボトルの水を飲もうとしたときのこと。水が出ない。おかしいな?つまったのかな。首をひねりながら帰宅。ボトルの中を覗いてびっくりした。凍っていた(笑)。
今まで雪が降る中を走ったことは何度もあった。それでもボトルの水が凍るまでは記憶にない。やっと、今日の寒さを実感した。

ところで新しいBBの感触だが。実を言うと、いくつかの不規則な条件が重なったのでまだはっきりとしたことは言えない。
まずタイヤの空気圧が規定よりも低かったこと。道路には砂が大量に残っているため、路面からのフィールを前の状態と比べることが難しい。気温が低すぎて体がうまく動かない。それにホイールがセラミック化したBORAだったので、こちらの変化要素も加わっている。

それでもわかったのは、足先にこまかな振動が伝わってくる感触である。これは以前、LOOK595のBBをセラミック化したときにも感じたこと。剛性感については、もう少し外が暖かくなってからの評価となるだろう。