電解コンデンサの交換 ラインアンプ編2016年12月07日 20時12分33秒

DACレギュレータのエージングがほぼ終了したのにもかかわらず、音が整わない。高いところ妙な癖があり、なおかつ低音がすかすか。

落ち着いて聞く気が起こらない。こんなに努力したのに、どうしてこんなひどい音しか出ないのかと暗い気持ちになる。

原因を考えた。以前から気になっていたことながら、手を付けずにいたことがあった。大容量電解コンデンサである。もうどんなに考えても原因はこれしか思い浮かばない。

ラインアンプにはヒーター電源の整流用として日ケミの22000uF/25Vを使っているのだが、購入したのはかれこれ20年前である。当時、K式アンプに使っていた。

古いものではあるが、外見は美しく、どこにも異常はなく健康そのものしか見えない。なので、今日まで使い続けてきた。しかし、もうがまんができない。新品に交換することに。

発注先はDigikey。注文してから12時間以内にアメリカから発送された。すごい時代である。

今回発注したのはニチコンのNT 22000uF/25V。写真で新旧のコンデンサを並べてみると、ニチコンのほうが背が高い。

交換直後は寝ぼけた音だったが、時間が立つに連れて本領を発揮。どんどん良くなっていく。この電解コンデンサがシステム全体のボトルネックとなっていたことが証明された。

こうなるとパワーアンプのコンデンサも交換しなければならない。それは次の欄で報告。

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