今シーズン本当のラストラン おまけつき2016年12月07日 19時44分28秒

今年の秋は本当に先が読みにくい。10月に大雪が降ったのでこのまま冬に突入だろうかと思ったら暖かい日が続いて雪が溶け、このまま穏やかな秋になるかと思えば、急に気温が下がって雪が積り。。と、何度もラストラン宣言が覆されてきた。

先週、暖かい日が続きとうとう道路にはほとんど雪がなくなった。そして12月5日。全国的にも記録的な高温となり、札幌も最高気温が6度を超えた。天気は曇り。西風がやや強いが走るなら今日しかない。

ということで、朝里ダム記念館を目指した。
写真は出発のときに妻が撮ってれたもの。

自宅から北1条通りに出て国道に向けて下っていくと、ややウエットで、砂混じりの泥が跳ね上がる。国道に出れば、ほとんど乾燥路。向かい風が強いのさえ気にしなければ、12月とは思えないほど快適である。ウインドブレーカーを着用したが、やや汗ばむほど。

順調に張碓峠を超えて、張碓トンネルに入りちょうど真ん中辺りまで走った時異変が起きた。小石を踏んだ感触があったなと思ったらリアの空気が抜けた。パンクである。長距離ではないのでチューブラータイヤの予備は持っていなかった。残念ながら引き返すしかない。

不幸中の幸いながら、チューブラータイヤはパンクしてもリムを保護することができるので、スピードさえ出さなければリムを傷つけることはない。チューブレスタイヤだとこうはいかない。昨年、それで散々な目にあったことがある。

パンク地点までの走行時間は50分。そこからUターンして自宅に戻ったのが1時間15分後。パンクした自転車を走らせるのはなんとも惨めな気分である。

今シーズンを有終の美で飾ろうと思ったが、不完全燃焼で終わってしまった。

今回のトラブル、10月にパンクした時に応急処置で済ませ、その後タイヤ周りのチェックを十分にしていなかったのが原因である。反省。

翌日、札幌は猛吹雪に。昨日の風景が遠い昔のような様変わりである。


ところで、妻が最近体の線を気にしだし、体重を落としたいのだが何か良い方法はないかと聴いてきた。ダイエットに近道などあるはずはなく、少なくとも20分間の有酸素運動が効果的であると答えた。

しかし冬道を歩いたり走ったりするのは苦手。思いついたのがエアロバイク。これなら暖かい室内で、いつでもトレーニングできる。

ネットでロードバイクの室内トレーニングにも使えるという機種を選び、発注することに。これで、寒い車庫でローラーを回さなくてもよくなるかもしれない。

電解コンデンサの交換 ラインアンプ編2016年12月07日 20時12分33秒

DACレギュレータのエージングがほぼ終了したのにもかかわらず、音が整わない。高いところ妙な癖があり、なおかつ低音がすかすか。

落ち着いて聞く気が起こらない。こんなに努力したのに、どうしてこんなひどい音しか出ないのかと暗い気持ちになる。

原因を考えた。以前から気になっていたことながら、手を付けずにいたことがあった。大容量電解コンデンサである。もうどんなに考えても原因はこれしか思い浮かばない。

ラインアンプにはヒーター電源の整流用として日ケミの22000uF/25Vを使っているのだが、購入したのはかれこれ20年前である。当時、K式アンプに使っていた。

古いものではあるが、外見は美しく、どこにも異常はなく健康そのものしか見えない。なので、今日まで使い続けてきた。しかし、もうがまんができない。新品に交換することに。

発注先はDigikey。注文してから12時間以内にアメリカから発送された。すごい時代である。

今回発注したのはニチコンのNT 22000uF/25V。写真で新旧のコンデンサを並べてみると、ニチコンのほうが背が高い。

交換直後は寝ぼけた音だったが、時間が立つに連れて本領を発揮。どんどん良くなっていく。この電解コンデンサがシステム全体のボトルネックとなっていたことが証明された。

こうなるとパワーアンプのコンデンサも交換しなければならない。それは次の欄で報告。

電解コンデンサの交換 パワーアンプ編 その12016年12月07日 20時33分29秒

パワーアンプ用に新しく購入した電解コンデンサは、KEMETのPEHシリーズ105℃品22000uF/63Vである。これまでは日立のHCGHAシリーズを使ってきた。購入したのはやはり20年前である。ラインアンプで証明されたように、このコンデンサも足を引っ張っているはずである。

写真は、新旧のコンデンサを並べてみたところ。KEMETのコンデンサは取付用の足(スタッド)が底についているので、その分背が高く見えるが、本体部分の高さは日立と変わらない。大きくの違うのは直径。

この製品、以前はRIFAブランドで販売していたもの同じものと推測される。この会社は数年前にKEMETに吸収合併されたようである。

この大きさだけを見ても、良い音が出ないはずはないと期待が膨らむ。

電解コンデンサの交換 パワーアンプ編 その22016年12月07日 20時40分22秒

写真は、KEMETを実装した風景。電源トランスに負けずに、堂々の存在感を示す。

新旧ともにネジ端子コンデンサであるから、交換作業はそれほど難しくはないはずであった。

まずはスタッドをネジ止めして固定する方法なので、そのための穴を新しく開ける(12mm径)。

写真は無事に穴あけ作業が終わり、スタッドをシャーシに固定した状態である。ところが、ここに大きな落とし穴があった。

配線に誤りがないことを確認してから電源オン。パイロットランプは点灯したのに、アンプ基板のLEDが光らない。それも左右両チャンネルともに同じ症状。これには大いにとまどった。

電圧を測定すると、プラス側が30V。マイナス側は0V。正常であれば±15V前後になるはず。冷や汗をかきながらしばらく考えた。そしてわかった。スタッド端子がコンデンサのケースにつながっているのでは。つまりマイナス端子がアースされてしまった結果ではないか。

コンデンサの仕様書を見落としたのか、それとももともと書いていないのか。もう確認する元気もない。とにかく、スタッドをビニールで絶縁してシャーシに触れないようにした。

これで左チャンネルが正常動作に。ところが右チャンネルが依然として同じ状態。電圧が異常なまま。ここで迷路にはまった。まったく原因が思いつかない。

途中経過を省略して、フロート電源のアース基準を決める抵抗ネットワーク基板のハンダ付けが、実装時に無理に力をかけたせいで外れかけたのが原因と判明。これで正常動作に。やれやれ。

それで変化は。
最初はお決まりの通りに寝ぼけた音。交換した効果は見えなかった。
しかし24時間通電後、大化けした。

ひとことで言えば、透明。雄大。
まだまだエージング途上なのでこれからも変化していくだろう。

電流計 再び2016年12月07日 21時36分45秒

中華製の電流計の安っぽい作りにがっかりした反動で、堅牢なものでなければという思いが募ってきた。

しかし、世の中アナログ電流計の種類が限られる時代である。ほとんどが角型で真空管アンプに似合うとは思えない。どうしても丸型にこだわりたい。

Western ElectricのアンプにはかつてWESTON製電流計が使われていたらしい。eBayをのぞくと、中古品が売られている。ただペアで揃ってというのはなかなか出ない。お目当ての"mA"表示となるとますます少ない。ただ、表示は異なってもFS=1mAであれば中身は同じであることがわかり、選択の範囲を広げることにした。

それで、ちょうどKILOVOLTS表示のものがペアで出ていたので、交渉して少し安くしていただき、無事に入手した。お代を考えたら、ほとんど送料分ではなかっただろうか。

写真がそれ。航空機に使われていたとのことで、片方はまあまあの状態であるが、もう片方は目立つ汚れがある。しかし動作は問題はないのでよしとする。かえって貫禄があってシャーシのデザイン次第では、独特の雰囲気をかもしだせるかもしれない。

それにしても実物は思ったよりも大きく、かつ重量があったのには驚いた。