13D2 ラインアンプ改訂 ― 2014年04月29日 22時02分47秒
ピアノの強打音でひずみが発生する原因を追っていたら、どうも固定バイアス電源が関係しているとの疑惑が持ち上がってきた。バイアス電圧を発生させているSalas Reflektorが悪いのではなく、その使いこなしに問題があるものと思われる。
もうひとつ課題がある。固定バイアスを使う限り、入力コンデンサは必須である。ここにテフロンコンデンサを用いてきた。しかし、以前にトランス入力を試した時にこれをはずしてみたことがある。明らかに音の鮮度が向上する。できれば入力コンデンサもはずしてしまいたい。
この2つの課題を考えていくうちに、次の結論に至った。あれほどこだわっていた固定バイアス方式を捨て、差動増幅回路に変更する。定電流源はとりあえずFETにする。これでもし結果が良ければ、真空管で定電流回路を組むことにする。
そしてもうひとつの課題。
B電圧を構成する定電圧回路。これがどのくらい音に影響しているか、試しに定電圧回路を使わずに直接平滑回路からB電圧を取り出して試聴してみた。驚いたことに、音が柔らかでかつ躍動感に富むではないか。ない方がずっと良い。
早速改造にとりかかる。固定バイアス回路に関わる全ての部品と、+B定電圧回路を外していくと、アンプの内部は驚くほど簡素になった。
音だし。
従前と比べガラリと変わった。これが本来の13D2の実力である。今まで一体何をしてきたのか。ほとんど意味のない複雑な回路を詰め込んで、ただ自己満足に浸ってきただけではないのか。こんなシンプルな回路で、これほどの音を出すとは。開いた口が塞がらない。
名馬(13D2)を活かすも殺すも乗り手次第。乗り手(私)が下手だと馬は走らない。これでは駄馬と何ら変わらない。ではどうやって名馬の実力引き出すか。素人は先人の知恵を学ぶしかない。
私なりに整理するとこうなる。
1)名球の周りには駄球を置いてはならない。名球を活かすためには、名球を配置すべし。人に人格があるように、タマには球格がある。
ー>13D2と6DF7を一緒に使うなど、見る人が見たら卒倒するようなことだったのかもしれない。
2)名球の周りに半導体を置くべからず。半導体の音が支配的になる。
ー>定電流源にFETを使う限り、この影響が出ているはずである。
真空管回路に半導体を入れるなど邪道だという方の気持ちがわかるようになった。
3)常にシンプル化を志すべし。
ー>回路が複雑になればなるほど名球の味わいは失せていく。
もうひとつ課題がある。固定バイアスを使う限り、入力コンデンサは必須である。ここにテフロンコンデンサを用いてきた。しかし、以前にトランス入力を試した時にこれをはずしてみたことがある。明らかに音の鮮度が向上する。できれば入力コンデンサもはずしてしまいたい。
この2つの課題を考えていくうちに、次の結論に至った。あれほどこだわっていた固定バイアス方式を捨て、差動増幅回路に変更する。定電流源はとりあえずFETにする。これでもし結果が良ければ、真空管で定電流回路を組むことにする。
そしてもうひとつの課題。
B電圧を構成する定電圧回路。これがどのくらい音に影響しているか、試しに定電圧回路を使わずに直接平滑回路からB電圧を取り出して試聴してみた。驚いたことに、音が柔らかでかつ躍動感に富むではないか。ない方がずっと良い。
早速改造にとりかかる。固定バイアス回路に関わる全ての部品と、+B定電圧回路を外していくと、アンプの内部は驚くほど簡素になった。
音だし。
従前と比べガラリと変わった。これが本来の13D2の実力である。今まで一体何をしてきたのか。ほとんど意味のない複雑な回路を詰め込んで、ただ自己満足に浸ってきただけではないのか。こんなシンプルな回路で、これほどの音を出すとは。開いた口が塞がらない。
名馬(13D2)を活かすも殺すも乗り手次第。乗り手(私)が下手だと馬は走らない。これでは駄馬と何ら変わらない。ではどうやって名馬の実力引き出すか。素人は先人の知恵を学ぶしかない。
私なりに整理するとこうなる。
1)名球の周りには駄球を置いてはならない。名球を活かすためには、名球を配置すべし。人に人格があるように、タマには球格がある。
ー>13D2と6DF7を一緒に使うなど、見る人が見たら卒倒するようなことだったのかもしれない。
2)名球の周りに半導体を置くべからず。半導体の音が支配的になる。
ー>定電流源にFETを使う限り、この影響が出ているはずである。
真空管回路に半導体を入れるなど邪道だという方の気持ちがわかるようになった。
3)常にシンプル化を志すべし。
ー>回路が複雑になればなるほど名球の味わいは失せていく。
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