ES9018用Salas Reflektor Rs抵抗値覚え書き2014年04月09日 22時11分01秒

 ReflektorのRs抵抗値を一部変更した。

変更内容
ES9018 Digital +3.3V Rs=3.3Ω//3.3Ω (旧 3.9Ω//3.9Ω)
OSC用+3.3V Rs=3.9Ω (旧5.6Ω)


 きっかけは、強音時に歪みが発生したこと。ごくわずかにというレベルではなく、明らかに異常な音である。強音の時以外は、歪みは聞こえないのだが全体に抑圧感もあって、空間がねじ曲がっているような印象。聴いているうちに不安な精神状態になる。

 原因をあれこれ考えた。最初はラインアンプを疑った。しかし現象を見ると、これまでのアンプの動作異常とは思われなかった。次に、ES9018のアナログ+3.3V電源の電流が不足しているのかと疑った。しかしオシロで観測してもまったくの平穏。

 最後に残ったのが、ES9018のデジタル+3.3V。思いのほか電流を消費しているのかもしれない。でも、これが原因で音が歪むという現象を引き起こすのか。そこがわからなかった。

 従前の正常状態のRs値を調べたら1.5Ωとなっていた。現状よりも電流を多く流していた。これ以上考えてもしょうがないので、抵抗を交換して確認することに。

 結果。正常になった。音が晴れ渡って、重しがとれた印象。しばらく様子を見る。デジタル電源の異常がこんな結果をもたらすとは。意外だった。

 ついでにOSCの電源も見直し。OSCはほとんど電流を消費しない。シャント素子に電流を流せば流すほど音が豊かになることを思い出した。ヒートシンクに余裕があるので、もう少し電流を流すことに。

SPネットワークの減衰抵抗の変更2014年04月09日 22時28分07秒

 ラインアンプが熟成してきて、音のバランスが低い方に変化してきている。もう少しツィーターの音量を上げても良い感触になってきた。

 ReflektorのRs抵抗の変更をおこなうためには、どこからかVAR抵抗を調達しなければならない。ちょうどネットワークの減衰抵抗に良い値がある。3.3Ωをはずし、ツィーターのレベルを上げるとともに、これをRs抵抗に利用することにした。

 ぱっと聴いたところ、少しツィーターのレベルが強い気もするが、エージングで変化していく可能性がある。しばらく様子を見てみよう。