CREE CSD20030D 換装作業(1) ― 2007年01月22日 19時15分33秒

休日を利用して、先日入手したCREE CSD20030DをSA-20に組み込む作業をした。写真は、基板に載せた状態。真ん中にあいているのは、取り付けネジの部分。
右側の2本がネジで止められているが、意味はあまりない。背中合わせになっているので、こうするとより強固に固定される。なお、フランジは導通があるので、極性を良く確認しないと、誤接続することになる。
CREE CSD20030D 換装作業(2) ― 2007年01月22日 19時23分24秒

ダイオード基板を実装するためにシャーシ内に立てたポストの様子。これがあったので、筐体に手を加える必要がなくなり、作業はかなりやりやすくなった。
CREE CSD20030D 換装作業(3) ― 2007年01月22日 19時26分23秒

ダイオード基板の裏面の様子。リードを折り曲げて、裏である程度配線しておく。19本より線で配線するところは、4箇所程度になる。
CREE CSD20030D 換装作業(4) ― 2007年01月22日 19時28分52秒

シャーシに組み入れて配線した様子。オリジナルの極太線は、さびが進んできたのではずしてしまい、手元にあったごく普通の50芯線(赤い色の線)に付け替えた。
CREE CSD20030D の音質 ― 2007年01月22日 19時32分00秒

ダイオードが直接音を出すわけではないので、「タイトル」のような言い方はふさわしくはないかもしれない。けれども、確かに音質の違いがある。
まだエージングが進んでいないので、断定的な言い方は控えなければならないが、今強く感じているのは、日本インターのKSH30A20Bとは、全く「格」が違う音であるということだ。
まずビル・エバンスのPORTRAIT IN JAZZをかけた。トラック1のCOME RAIN OR COME SHINE。最初右からScott LaFaroのベースが聞こえてくる。これが違う。太い。そして音階がより明瞭になった。
次にキース・ジャレットのParis Concertのトラック1。5分過ぎから始まる低い方の鍵盤を独特のリズムで連打していくあの音。やはり太い。太くてリアリティが増したので、あの恐ろしさというか暗闇のような思いがじわじわと迫ってくる。どんなに鍵盤を強打しても、電源がびくともせずに、要求通り正確にアンプに電流を供給している。そんな印象だ。
それに比べて、日本インターのダイオードは確かにきれいなのだが、これに比べるとどこか「箱庭的」に思えてくる。間違ってはいないし、ある意味正確な音かもしれないが、表情が淡泊で小さくなっている。それにアンプの要求に息を切らしながらがんばって追従している。そんな表現をしたくなる。
こうやって比較してしまうと、CREE CSD20030Dはダイオードの名器であると言いたくなる。強く推薦したい。確かに価格は一個1,800円以上する。日本インターのダイオードの2.5倍だ。けれどもコスト以上のパフォーマンスは十分に提供してくれる。買って損はない。いや、できるならばこれに入れ換えることをお勧めしたい。
24時間経過後の音については、また明日以降に報告する。
写真は、換装後の全体写真。実は、コンデンサのネジ端子にエレクトログルーブを数滴つけている。微少な抵抗が予想以上に音に影響を与えることがある。
それにしても、SA-20はどこまで進化していくのだろうか。最初に我が家にやってきたときはさえない感じだったのが、ここまでの音を出すようになるとは思いもしなかった。
メインシステムはだいぶ地位が危うくなってきた。
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