Lundahl LL79032007年01月12日 22時27分50秒

 現在のVer.3.2は、どうやっても高音にくせを認める。位相補正で無理矢理発振を抑えているが、隙あらば発振してやろうという感じである。こんな場合はどんなことをしても、良い結果は得られない。金田式真空管差動アンプを反転アンプとして接続するとき、このトランスの欠点があらわにされたと考えるべきだろう。ということで、これ以上このトランスでがんばることはやめた。

 そこで次の候補を探すことになる。ネットで検索すると、Lundahl社のトランスを試しておられる方が何人かヒットした。その中で特に目を引いたのが、Audio Design Guid http://www.audiodesignguide.com/mydac.html である。この方は、かなり丁寧にLundahl Transformerを調査し、その結果LL7903を最終的に選んだと書いてある。他のトランスも調べたけれど、LL7903とはまったく比較にならないほどの差があったらしい。
 もちろん国内でも、Lundahl社のトランスを試しておられる方がいるが、LL7903を使っている方は、私の知る限りいないようである。

 問題は、どのトランスを選ぶかである。もちろん、もっと安いトランスを選択することも可能だろう。しかし、安いものを選んだとしてもいつか不満が出てくることは、これまで何度も経験してきたこと。この際、悔いのないようにLL7903を使ってみることにした。

 K&K Audioにメールで問い合わせたところ、在庫はなく、入荷するのは2月中旬という。そのときまでじっくり待つことにしよう。