変換基板到着2017年01月17日 22時07分04秒

1月2日にFusionPCBに注文しておいた変換基板が12日に到着した。発送記録を見ると、途中、数日間放置されていたようだから、最速では7日間ほどで入手できた可能性がある。現在の中国の底力を見る思いがする。ただし輸送能力が追いついていないのが惜しい。

出来上がりをチェックする。
サーマルビアのことだけはどのようになるかと不安があったが、ほぼ想定通りだったので安心した。初めての基板発注にしては満足できる仕上がりである。

ただしシルク文字が小さすぎて判読不能だったところは、次回の修正点となる。
またレジストの処理が基板によってサーマルビアまでかかっているものもあれば、ビアの部分は裸になっているものもあって、なぜかまちまちである。実害はないが不思議。

すぐにGS66502Bをはんだ付けする。位置合わせだけは慎重に行う。まずは中華性LCRメーターでFETとして判別されることを確認。

次に評価ボードにのせて発熱試験を行う。LEDでバイアス電圧を与える。指で触れながら様子を見ていると放熱器をつけなくても1Wまでは問題なく使えそうなことがわかった。

72時間の通電試験を経てから、DACレギュレータに投入する。

すべてのDACレギュレータにGaNを投入す2017年01月17日 22時23分26秒

発振器のレギュレータにGaNを投入して700時間経過した時点で、GaNの能力を確信した。ただし、他の部分が足を引っ張っているらしく、高いところや低いところに改善しなければならない癖がある。

ちょうどそこへ変換基板が到着した。残り4台のレギュレータにも投入することにした。やってみると、発振するものが出てきたので、DN2540のゲート抵抗を100Ωから500Ωに変更したらぴたりと安定した。

大きなトラブルもなく、全台の交換を終了。そのまま数時間放置。

出てきた音は予想以上だった。この音を聴いて、DL-103を思い出した。まるで透明度の高い水のようで、自分自身を主張しない。それでありながらソースに含まれている情報をそのまま出そうとする。それも力強くである。

レギュレータ探しの長い旅はやっと終わりそうな予感がする。
エージングが進んでいったらどんな音が出て来るだろう。実に楽しみだ。