支笏湖へ ― 2015年09月17日 20時24分21秒
14日の月曜日、今シーズン初めて支笏湖に向かった。
走り始めると、なんとなく足に疲労物質が溜まっている感じがして、あずましくない(北海道弁で、しっくりこないというほどの意味)。
集中力も少し落ちているらしく、途中で右折して小林峠に向かうつもりだったのが、交差点を直進してしまい、結局藻岩山山麓通り経由で真駒内に向かうことになった。
常盤駐車場でトイレを済まし、やや緊張の面持ちで支笏湖へ。タイムを狙うほどの実力もないが、念のためサイコンで時間を計測。
最初の坂の登り、体調が悪いと出だしから心拍数が上がってしまうことがある。今回はイーブンペースで、それほど負荷には感じない。とはいえ、平均速度は最盛期に比べて着実に落ちている。
漁川(いざりがわ)をこえると、すぐに長い登り坂が続く。ここがコース中最大の難所(と思っている)。体力のある人は、ここでバンバン飛ばしていくのだろうけれど、今の自分にはそんな力はない。淡々と登っている。
その先の緩斜面も速度を落とさずに行ければ良いのだろうとは思うのだが、そうもいかない。
オコタンペ湖分岐まで、なんとか余力を残しながらやってきた。ここでもう走行時間が50分を超えている。
ここから先は、思いっきりダウンヒルとなる。空力姿勢をとって速度が落ちないように頑張る。といっても、車が前にいるので車間距離を十分に取りながら安全にも配慮する。
途中にあるヘアピンカーブはきちんと速度を落とさないと危険だ。カーブを周り終えてから加速する。そして最後に丸駒温泉と支笏湖への分岐交差点。ここは直角で旋回しなければならないので十分に速度を落とさないと反対車線にはみ出して非常に危険なことになる。あわててはならない。
最後のくだり坂をもがいて(もがくふりをして)フィニッシュ。結果は、59分。
年齢とともにタイムは悪くなっていく。こんな年代になると、若い人たちとは比べることができない。目標タイム=年齢(分)というあたりが妥当な線ではないかと思ってきた。例えば57歳であれば57分とか。
支笏湖観光センターたりでゆっくりと景色を眺めながら補給。10分後にいま来た道を戻る。
途中雨に降られる。今シーズン初めてお尻が濡れる。真駒内に出たら晴れ。小林峠にかかるあたりでは乾燥路面。遠くで雷がなる。
自宅まであと10分というところでいきなり大雨になる。もうどうにでもなれという感じで水しぶきを上げながらゴール。かだら中砂だらけになっていた。
家で少し遅い昼食を食べてゆっくりしていたら、雹が降ってきた。すぐに雨に変わったが、本当に変わりやすいのは秋の空である。
走り始めると、なんとなく足に疲労物質が溜まっている感じがして、あずましくない(北海道弁で、しっくりこないというほどの意味)。
集中力も少し落ちているらしく、途中で右折して小林峠に向かうつもりだったのが、交差点を直進してしまい、結局藻岩山山麓通り経由で真駒内に向かうことになった。
常盤駐車場でトイレを済まし、やや緊張の面持ちで支笏湖へ。タイムを狙うほどの実力もないが、念のためサイコンで時間を計測。
最初の坂の登り、体調が悪いと出だしから心拍数が上がってしまうことがある。今回はイーブンペースで、それほど負荷には感じない。とはいえ、平均速度は最盛期に比べて着実に落ちている。
漁川(いざりがわ)をこえると、すぐに長い登り坂が続く。ここがコース中最大の難所(と思っている)。体力のある人は、ここでバンバン飛ばしていくのだろうけれど、今の自分にはそんな力はない。淡々と登っている。
その先の緩斜面も速度を落とさずに行ければ良いのだろうとは思うのだが、そうもいかない。
オコタンペ湖分岐まで、なんとか余力を残しながらやってきた。ここでもう走行時間が50分を超えている。
ここから先は、思いっきりダウンヒルとなる。空力姿勢をとって速度が落ちないように頑張る。といっても、車が前にいるので車間距離を十分に取りながら安全にも配慮する。
途中にあるヘアピンカーブはきちんと速度を落とさないと危険だ。カーブを周り終えてから加速する。そして最後に丸駒温泉と支笏湖への分岐交差点。ここは直角で旋回しなければならないので十分に速度を落とさないと反対車線にはみ出して非常に危険なことになる。あわててはならない。
最後のくだり坂をもがいて(もがくふりをして)フィニッシュ。結果は、59分。
年齢とともにタイムは悪くなっていく。こんな年代になると、若い人たちとは比べることができない。目標タイム=年齢(分)というあたりが妥当な線ではないかと思ってきた。例えば57歳であれば57分とか。
支笏湖観光センターたりでゆっくりと景色を眺めながら補給。10分後にいま来た道を戻る。
途中雨に降られる。今シーズン初めてお尻が濡れる。真駒内に出たら晴れ。小林峠にかかるあたりでは乾燥路面。遠くで雷がなる。
自宅まであと10分というところでいきなり大雨になる。もうどうにでもなれという感じで水しぶきを上げながらゴール。かだら中砂だらけになっていた。
家で少し遅い昼食を食べてゆっくりしていたら、雹が降ってきた。すぐに雨に変わったが、本当に変わりやすいのは秋の空である。
小林峠TT ― 2015年09月17日 21時01分26秒
支笏湖で少しトレーニングができたので、1日休んでから小林峠TTに挑戦した。スタートは北丿沢8交差点。バイクはLOOK595。ただし、時刻は午後6時過ぎ。ライトをつけての走行。
支笏湖で負荷をかけたからだでは、小林峠の登りもきつくは感じない。いつもより速度が上がる。ギアは1段重くしていく。
結果は、11分45秒。これまでのベストは数年前に出した11分30秒なので、まあまあか。もう少し速い結果を予想していたので少しがっかり。
ネットで検索すると、某チームは朝練で小林峠→小別沢トンネルを走っていて、同じ地点でタイムを計測しているのを見つけた。速い人は9分台をだすのだそうだ(驚き)。中堅どころで10分台とか。
私もあと47秒縮めれば10分台になるが、かなり集中してトレーニングでもしない限り、おそらく無理だろう。
この年齢になると、昨年よりも速くなることはだんだん難しくなってきた。すぐに疲労してしまい、おまけに疲れが抜けにくくなってきているのを実感する。
そうは言っても、毎日楽しく自転車に乗れることこそ、人生の幸せだとも思う。
支笏湖で負荷をかけたからだでは、小林峠の登りもきつくは感じない。いつもより速度が上がる。ギアは1段重くしていく。
結果は、11分45秒。これまでのベストは数年前に出した11分30秒なので、まあまあか。もう少し速い結果を予想していたので少しがっかり。
ネットで検索すると、某チームは朝練で小林峠→小別沢トンネルを走っていて、同じ地点でタイムを計測しているのを見つけた。速い人は9分台をだすのだそうだ(驚き)。中堅どころで10分台とか。
私もあと47秒縮めれば10分台になるが、かなり集中してトレーニングでもしない限り、おそらく無理だろう。
この年齢になると、昨年よりも速くなることはだんだん難しくなってきた。すぐに疲労してしまい、おまけに疲れが抜けにくくなってきているのを実感する。
そうは言っても、毎日楽しく自転車に乗れることこそ、人生の幸せだとも思う。
パワーアンプ試作中 ― 2015年09月23日 22時54分06秒

だいぶ涼しくなってきたので、やっと半田ごてを握る気分になってきた。暑い季節の間は、いろいろなアイデアが頭の中に浮かんできて、それを机上でシミュレーションして楽しんできた。そろそろ実機で試したくなった。
ターゲットはパワーアンプである。数年前、それまでAleph-Xで満足していたところへCounterPoint SA-20の登場によってあえなく敗退、ほどなく解体されてしまった。そのままにしておくのはもったいない。何しろパワートランスは1000VAの容量で、シャーシーも立派なものである。これをなんとか現役復帰させてやりたい。
とはいえ、並みの回路ではおもしろくない。初段はLU1014Dかまたは3A5を使い、終段はIRFP240による定電流ソースフォロワ。将来はこれをSiC MOSFETに置き換えるつもり。しかし、シミュレーションによれば発振対策に手こずりそうな予想なので、ちょっと先になるかもしれない。
この連休は、ちょくちょく用事が入っていて遠乗りするような時間がない。夕方から夜の時間に集中して、終段の片チャンネルだけ試作機を作り上げた。なお、バランス構成としてある。
早速音出しである。13D2ラインアンプからバランスケーブルを引っ張ってきてこれを入力とする。出力はどうするか。部屋の中にころがっているALTEC 416-8Bにつなぐ。これは去年の今頃、オークションで入手したもの。いつかオールホーンを作りたいを思いがあったのだが、なにしろ先立つものがないので無期延期となってしまった。こんな形でご登場を願うのはかわいそうだが、これまで音を出してあげたことがないので良い機会ではある。
アンプはソースフォロワの終段だけなので、ゲインはゼロ。これが音を出してみると結構な音量である。高能率の416-8Bということもあって、エンクロージャーに入れないでもガンガン出てくる。、もしかしてゲイン・ゼロで立派に実用になるかもしれない。
近日中にもう片チャンネルを組み上げて、しっかりと試聴をしてみたい。
ターゲットはパワーアンプである。数年前、それまでAleph-Xで満足していたところへCounterPoint SA-20の登場によってあえなく敗退、ほどなく解体されてしまった。そのままにしておくのはもったいない。何しろパワートランスは1000VAの容量で、シャーシーも立派なものである。これをなんとか現役復帰させてやりたい。
とはいえ、並みの回路ではおもしろくない。初段はLU1014Dかまたは3A5を使い、終段はIRFP240による定電流ソースフォロワ。将来はこれをSiC MOSFETに置き換えるつもり。しかし、シミュレーションによれば発振対策に手こずりそうな予想なので、ちょっと先になるかもしれない。
この連休は、ちょくちょく用事が入っていて遠乗りするような時間がない。夕方から夜の時間に集中して、終段の片チャンネルだけ試作機を作り上げた。なお、バランス構成としてある。
早速音出しである。13D2ラインアンプからバランスケーブルを引っ張ってきてこれを入力とする。出力はどうするか。部屋の中にころがっているALTEC 416-8Bにつなぐ。これは去年の今頃、オークションで入手したもの。いつかオールホーンを作りたいを思いがあったのだが、なにしろ先立つものがないので無期延期となってしまった。こんな形でご登場を願うのはかわいそうだが、これまで音を出してあげたことがないので良い機会ではある。
アンプはソースフォロワの終段だけなので、ゲインはゼロ。これが音を出してみると結構な音量である。高能率の416-8Bということもあって、エンクロージャーに入れないでもガンガン出てくる。、もしかしてゲイン・ゼロで立派に実用になるかもしれない。
近日中にもう片チャンネルを組み上げて、しっかりと試聴をしてみたい。
マシントラブルに遭遇 ― 2015年09月24日 22時02分16秒
仕事場を5時過ぎに出て小林峠経由で自宅に向かう。あたりはすでに夕暮れ時で、前照灯、後照灯を装着する。
川沿から右折して上りにかかる。北丿沢の交差点にかかるあたりになると、日もとっぷり暮れてきた。今日は無理をしないでインナーで上っていく。ヘアピンカーブを抜けるとギアを一段重くする余裕がある。ほどなく峠を通過。もうあたりは真っ暗である。
路面の様子を詳しくつかめないので、速度は上げない。なぜか今日は車の量が多い。ひっきりなしに追い越していく。30年前は車はまれにしか通らず、本当にのんびりとしたところだった。しばし思い出にひたる。
トンネル工事の現場を右に見て快調に下る。そこから10秒走ったとき、異変が起きた。ちょっとした段差を乗り越えてバイクにショックが加わった。と同時にチェーンのあたりから変な音がしてきた。すぐにクランクが回らないことに気がつく。ブレーキをかけて可能な限り滑らかに減速、停止。後ろからついてきた車は何が起きたのか怪訝に思ったかもしれない。こちらもそうである。
バイクを降りて後ろを見る。驚いた。チェーンが切れて地面にぶら下がっている。もう一方の端はギアとシートステイの間に首を挟まれた状態。幸いにホイールに絡みつかず、他への損傷は及ばなかったようだ。
ライトで照らしてチェーンを詳細に観察する。ミッシンング・リンクが失くなっている。おそらく振動を受けた時にはずれたのだろう。チェーンを交換した時には必ずリンクも交換するようにと説明書にあったが、まだ使えるだろうと勝手に思い込んで使い続けたバチが当たったのだろう。
道路にリンクが落ちていないかと探してみたが、みつからない。さてどうするか。携帯で妻を呼ぶか。それともチェーンなしのバイクで自力で戻るか。しばし考えたのち、自力で戻ることにする。距離にしておよそ11Kmである。
盤渓の森の中をチェーンなしのバイクにまたがり、走り始める。トラブルが起きたところが高度のあるところが幸いした。ほとんど下りの行程なので、漕がなくても進む。あたりは街路灯もない森の中。ちょいと不安になる。
なんやかんやでおよそ1時間かけて自宅へ。途中には上り坂もあり、そこは歩いたのだが、全体の2割程度だったろう。不幸中の幸いである。
これまでいろいろなマシントラブルに遭遇したが、チェーン切れは初めてである。事故にならなかったことを感謝しよう。
川沿から右折して上りにかかる。北丿沢の交差点にかかるあたりになると、日もとっぷり暮れてきた。今日は無理をしないでインナーで上っていく。ヘアピンカーブを抜けるとギアを一段重くする余裕がある。ほどなく峠を通過。もうあたりは真っ暗である。
路面の様子を詳しくつかめないので、速度は上げない。なぜか今日は車の量が多い。ひっきりなしに追い越していく。30年前は車はまれにしか通らず、本当にのんびりとしたところだった。しばし思い出にひたる。
トンネル工事の現場を右に見て快調に下る。そこから10秒走ったとき、異変が起きた。ちょっとした段差を乗り越えてバイクにショックが加わった。と同時にチェーンのあたりから変な音がしてきた。すぐにクランクが回らないことに気がつく。ブレーキをかけて可能な限り滑らかに減速、停止。後ろからついてきた車は何が起きたのか怪訝に思ったかもしれない。こちらもそうである。
バイクを降りて後ろを見る。驚いた。チェーンが切れて地面にぶら下がっている。もう一方の端はギアとシートステイの間に首を挟まれた状態。幸いにホイールに絡みつかず、他への損傷は及ばなかったようだ。
ライトで照らしてチェーンを詳細に観察する。ミッシンング・リンクが失くなっている。おそらく振動を受けた時にはずれたのだろう。チェーンを交換した時には必ずリンクも交換するようにと説明書にあったが、まだ使えるだろうと勝手に思い込んで使い続けたバチが当たったのだろう。
道路にリンクが落ちていないかと探してみたが、みつからない。さてどうするか。携帯で妻を呼ぶか。それともチェーンなしのバイクで自力で戻るか。しばし考えたのち、自力で戻ることにする。距離にしておよそ11Kmである。
盤渓の森の中をチェーンなしのバイクにまたがり、走り始める。トラブルが起きたところが高度のあるところが幸いした。ほとんど下りの行程なので、漕がなくても進む。あたりは街路灯もない森の中。ちょいと不安になる。
なんやかんやでおよそ1時間かけて自宅へ。途中には上り坂もあり、そこは歩いたのだが、全体の2割程度だったろう。不幸中の幸いである。
これまでいろいろなマシントラブルに遭遇したが、チェーン切れは初めてである。事故にならなかったことを感謝しよう。
パワーアンプ試作中(2) ― 2015年09月26日 19時34分37秒
今は便利な世の中になって、ネットの世界にころがっている宝物のような情報に、その気さえあれば容易にたどりつくことができる。何年か前に出会ったJohn Broskieさんが主催するTube CAD Journalもそのひとつで、泉のように湧き出てくるアイデアの数々に何度もうならされてきた。
今回試作しているパワーアンプのヒントはここからいただいた。それが掲載の回路図である。オリジナルは、1973年にWireless World誌に発表されたP. L. Taylorさんの記事であるとJohn Broskieが解説している。
もちろんこのままコピーするのはおもしろくない。自分なりの工夫も凝らしてみたい。片チャネンルをつくった限りではうまく動いた。現在、これをもう少し改良して作成中。
工夫のポイントは以下の通り。
1)電源はフローティングとする。このアイデアは自分で考えたものだが、調べてみると、最近Tube CAD Journalでも言及されていた。さすがである。
2)回路を動作させるために必須の抵抗は2個だけとする。抵抗がどれほど音を悪くしているかを経験しているので、このような発想になってしまう。実機ではMOSFETのゲートストッパー(寄生発振防止)に1個、定電流用のJFETの電流調整用に1個が追加されるので計4個となる。ただし定電流回路抵抗については省略可能である。
3)手持ちのSiC MOSFETも使う。
4)バランスアンプとする
5)調整箇所はない。試作機の出力端子のドリフト電圧を測定したら最大で15mVであった。
なお、同じアイデアを「オーディオ自作賛歌」さんも試していて好結果が得られているようである。
今回試作しているパワーアンプのヒントはここからいただいた。それが掲載の回路図である。オリジナルは、1973年にWireless World誌に発表されたP. L. Taylorさんの記事であるとJohn Broskieが解説している。
もちろんこのままコピーするのはおもしろくない。自分なりの工夫も凝らしてみたい。片チャネンルをつくった限りではうまく動いた。現在、これをもう少し改良して作成中。
工夫のポイントは以下の通り。
1)電源はフローティングとする。このアイデアは自分で考えたものだが、調べてみると、最近Tube CAD Journalでも言及されていた。さすがである。
2)回路を動作させるために必須の抵抗は2個だけとする。抵抗がどれほど音を悪くしているかを経験しているので、このような発想になってしまう。実機ではMOSFETのゲートストッパー(寄生発振防止)に1個、定電流用のJFETの電流調整用に1個が追加されるので計4個となる。ただし定電流回路抵抗については省略可能である。
3)手持ちのSiC MOSFETも使う。
4)バランスアンプとする
5)調整箇所はない。試作機の出力端子のドリフト電圧を測定したら最大で15mVであった。
なお、同じアイデアを「オーディオ自作賛歌」さんも試していて好結果が得られているようである。
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