パワーアンプ試作中(2) ― 2015年09月26日 19時34分37秒
今は便利な世の中になって、ネットの世界にころがっている宝物のような情報に、その気さえあれば容易にたどりつくことができる。何年か前に出会ったJohn Broskieさんが主催するTube CAD Journalもそのひとつで、泉のように湧き出てくるアイデアの数々に何度もうならされてきた。
今回試作しているパワーアンプのヒントはここからいただいた。それが掲載の回路図である。オリジナルは、1973年にWireless World誌に発表されたP. L. Taylorさんの記事であるとJohn Broskieが解説している。
もちろんこのままコピーするのはおもしろくない。自分なりの工夫も凝らしてみたい。片チャネンルをつくった限りではうまく動いた。現在、これをもう少し改良して作成中。
工夫のポイントは以下の通り。
1)電源はフローティングとする。このアイデアは自分で考えたものだが、調べてみると、最近Tube CAD Journalでも言及されていた。さすがである。
2)回路を動作させるために必須の抵抗は2個だけとする。抵抗がどれほど音を悪くしているかを経験しているので、このような発想になってしまう。実機ではMOSFETのゲートストッパー(寄生発振防止)に1個、定電流用のJFETの電流調整用に1個が追加されるので計4個となる。ただし定電流回路抵抗については省略可能である。
3)手持ちのSiC MOSFETも使う。
4)バランスアンプとする
5)調整箇所はない。試作機の出力端子のドリフト電圧を測定したら最大で15mVであった。
なお、同じアイデアを「オーディオ自作賛歌」さんも試していて好結果が得られているようである。
今回試作しているパワーアンプのヒントはここからいただいた。それが掲載の回路図である。オリジナルは、1973年にWireless World誌に発表されたP. L. Taylorさんの記事であるとJohn Broskieが解説している。
もちろんこのままコピーするのはおもしろくない。自分なりの工夫も凝らしてみたい。片チャネンルをつくった限りではうまく動いた。現在、これをもう少し改良して作成中。
工夫のポイントは以下の通り。
1)電源はフローティングとする。このアイデアは自分で考えたものだが、調べてみると、最近Tube CAD Journalでも言及されていた。さすがである。
2)回路を動作させるために必須の抵抗は2個だけとする。抵抗がどれほど音を悪くしているかを経験しているので、このような発想になってしまう。実機ではMOSFETのゲートストッパー(寄生発振防止)に1個、定電流用のJFETの電流調整用に1個が追加されるので計4個となる。ただし定電流回路抵抗については省略可能である。
3)手持ちのSiC MOSFETも使う。
4)バランスアンプとする
5)調整箇所はない。試作機の出力端子のドリフト電圧を測定したら最大で15mVであった。
なお、同じアイデアを「オーディオ自作賛歌」さんも試していて好結果が得られているようである。
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