2週続けて朝里峠へ2015年08月03日 20時06分49秒

 午前中、接地工事に挑戦するも、あえなく敗退。その詳細はまた別の機会に。

 午後からどうするか迷ったが、2週続けて朝里峠を目指すことにした。天気は晴れのち曇り。気温は27度。湿度はやや高い。走っていると、汗が絡みついて不快極まりない。赤信号で止まっていると身体中から汗が噴き出す。

 そんなことだから無理もできない、というよりもする気も起きない。しかし不思議なことに午後からは体調がよくなるのか、朝里温泉までは快調に飛ばすことができた。

 ただし峠までの登りはいつものようにちんたら行く。手が汗まみれになってきたのでグローブをはずして背中のポケットにしまう。これで少し快適に。

 ここで問題が一つ。虫が血を求めてどこから飛んできて前に後ろにまとわりつく。ようは、虫が追いつくほど速度が遅いということである。。そのうち2匹、3匹に仲間が増えてくる。気になってしょうがない。手で追い払うので走りに集中できない。対策は速度を上げるしかないのだが、そんなのは無理。トンネルに入ってやっと解放された。

 それから先はいつも通りで、特記事項なし。そういえば、数ヶ月前から定山渓温泉手前の錦トンネルが新しくなっていた。

 家に着いてみると、走行時間は3時間35分9秒。この暑さの中でよく健闘した。

接地工事に挑戦するもあえなく敗退2015年08月04日 19時16分25秒

 接地工事をおこなうにはそれなりの準備が必要となる。そろえたものは以下のとおり。

1)連結アース棒 14φ×1500mm 6本

2)アース棒用リード端子 1個

3)接地抵抗計 ナショナルBN-304V
 某オークションで、動作未確認品ということで競合が少なく1800円で落札。電池を新品に入れ替えたらきちんと動作した。

4)電動ハンマー 日立工機PH-55(銘板がこわれているので推測)
 これも某オークションで、一部壊れているというので2000円で落札。市内からの出品だったので直接お店まで取りに行く。電源を入れてみるとモーターは勢い良く動く。ただし本体にひびが入っているので、長期に動作するかは怪しい。


 休日の月曜日、アース工事に挑戦。
 オーディオルームから直近の敷地境界付近に狙いを定めてまずスコップで20cmほど掘り起こす。そこへアース棒を突き立て、電動ハンマーで打ち込む。ところがこれが入らない。のっけからこれではと心が焦り始める。思いあまって場所を変えてみたが同じ結果。

 途方に暮れてどうしようか思案していたら、そこへお向かいのSさんが声をかけてきた。てっきりいつもの好奇心で寄ってきたのかと思ったら、意外なことを言われる。「その電動ハンマーですが、うまく動いていないのではないですか。音が変なのですが。」「えっ!正常に動いていない?」

 もしかして不良品をつかまされたのかと一瞬思ったが、そこは平静を装いながら、「では付属してきたジゼルをつけてみましょうか」と、電動ハンマーのケースからジゼルを取り出し、装着する。試しにアスファルトにあててスイッチを入れる。「ダッダッダッ」と強い手応えがした。正常に動作していることはわかった。

 Sさんとあれやこれや点検しているうちに、私の浅知恵が暴露された。写真にあるように、電動ハンマーにアダプターなしでアース棒をそのまま突っ込めばうまくいくと思い込んでいた。敗退の原因はそこにあった。アース棒の直径が微妙に太くて、電動ハンマーの喉元にうまくはまっておらず、ハンマーとしてまったく機能していなかったのだ。これではアース棒が突き刺さっていかない訳である。

 何かいい方法がないかと考えたが、結局アース棒アダプタを用意するしかない。早速注文した。

 わかってしまえば笑い話であるが、なにごともやってみないとわからないことがある。今回は思いがけなくご近所のSさんに助けられた。感謝感謝。
これでひとつ利口になったわけだが、さりとてこれが何の役に立つのか、どうも心もとない。

接地抵抗計を使ってみる2015年08月04日 19時47分16秒

 電動ハンマーのアース棒アダプタが届くのを待っている間に、接地抵抗の測定を試みてみた。それには補助極2本必要となる。近くのホームセンターでケーブルを20mとS型アース棒(20cm)を2本買い工作を施して、さっそく測定してみた。

 測定用対象の接地極は、昨日敗退したアース棒を残っていた穴に手で50cmほど押し込んで即席で用意した。

 測定した結果が写真。針は300Ωを指している。50cmでこの値は、極端に悪いわけではないが、抜群に良いわけでもない。まあまあというところか。

 いずれにしてもこれで接地抵抗計が正常に動いていることがわかり、少しほっとした。

接地工事その22015年08月10日 20時37分14秒

 先週、自分の愚かさから敗退を喫した接地工事であったが、本日夕方再度挑戦した。

 前回の敗因は、電動ハンマーに装着するアース棒打ち込み専用アダプタが必要であったのに、それを見落としてしまったこと。すぐにネットで注文し、二日後には届いた。電動ハンマーにはめてみると、当然だがきちんと喉元まで入る。

 早速庭先に出て、狙いを定めて打ち込み始めた。あら、一本はなんとか入ったが二本目がまったく入らない。またまた焦り始める。数メートル離れた場所に移ってやり直すと、少しずつではあるが入り始めた。けれども予想していた速度に比べてかなり遅い。ガンガン騒音を立てて汗をかきながら力を入れないとなかなか入っていかない。何度も休み、息を整える。やっと一本を入れる。

 ここで接地抵抗計を取り出してきて抵抗を測定する。おお、50Ωを指している。一本でこの値はかなり期待が持てる。ここで元気が出てきた。

 そうこうしていると、またご近所のSさんが電動ハンマーの音を聞きつけてやってきた。「こんどはいい音していますね。」お墨付きをいただいた。なかなか入っていかないということを言うと、「そうでしょ。なにしろここは岩盤だからね」と希望が失せるような情報を語る。

 気を取り直して、二本目を打ち込む。なんとか地面まで入った。ここで大休止。再び接地抵抗を測定。20Ω近くまで低下。まさかたった二本でこの値に到達するとは思っていなかったので、素直にうれしい。こうなると、3本入れられたら念願の10Ω切りは可能かもしれない、と皮算用をする。

 しかし三本目がすんなり入るか。二本目でかなり危ないと思ったので、三本目を入れる自信がない。しかしここで諦めたら10Ω切りは夢と潰え去る。こんなときは欲深いもので、目の前に美味しいものがぶら下がると、ほかのことは目に入らなくなる。えいままよ、と三本目に挑戦する。

 案の定、三本目の途中40cmまで土に潜り込んだところで二進も三進もいかなくなった。電動ハンマーの限界である。

 写真は地上に110cm突き出したままのアース棒。この状態で抵抗値を測定。なんと14Ω!三本目を全部土の中に入れられたら、確実に10Ωを切るだろう。まさか、たった三本でここまでとは予想もしていなかった。

 とにかくどうしようもないので、本日はこれにて終了。善後策は寝ながら考えることにしよう。


 ゆっくり考えていると、いろいろなことに気がつく。我が家の庭の土質は、他のところに比較してかなり密度が高いのではないか。ネットの報告では、接地工事で電動ハンマーを使うとすいすい入っていくかのような記述が多い。

 そのことに気がつくと、アース棒二本と40cmでこれだけ低い接地抵抗が得られることにも納得出来る。土の粒子の密度が高く、おまけに水分も十分含んでいれば、アース棒と土の粒子が密着しやすく、それだけ抵抗が低くなりやすい。。。もっとも地質の専門家からは、それ以外にも考慮すべき多くの要素があるのだと言われそうだが。

 とすると、もうこれは後の祭りであるが、今回のケースでは最初から電動ハンマーで打つという選択ではなく、工事用の大ハンマーのようなもので打設するほうがふさわしかったのかもしれない。これは経験しなければわからないことである。

 さて、そうすると残る手段は大ハンマーで残りの110cmを打ち込むということになりそうなのだが、どうやって大ハンマーを用意しようか。

接地工事その3 またまた敗退2015年08月17日 17時35分47秒

 おそらく大ハンマーなど、今後使うことはないはず。なので新品を求めるのは気が進まない。近くのリサイクルショップなどを覗いてみたが、なかなか見つからない。ご近所の「ご意見番」で、ボイラー工事会社を経営されているSさんにも尋ねてみたが、やはりないとおっしゃる。しかたなく通販で購入。昨夜届いた。

 自転車で朝里峠を回ってきてお昼を食べてからおもむろに接地工事の続きに着手。

 前回は、電動ハンマーで2本と3本目の40cmまで打ち込んだところで終わっていた。残りの110cmを大ハンマーで打ち込むのが今日の目標。

 地上に突き出したアース棒がふらふらしないよう妻にショベルの柄でおさえてもらい、ハンマーを振り下ろす。学生時代に測量会社でアルバイトしたことがあるが、あの時以来である。下半身は自転車で鍛えているので自信があっても、上半身はがりがりで筋肉などない。4.5Kgのハンマーをアース棒の突端に正確に打ちおろすのは至難の技である。何度も空振りしたり、かすったりで大変である。

 さて、結果はどうであったか。なんどハンマーを打ち込んでもまったく入っていかない。汗は噴き出すし、腕は痛くなるし、頭は朦朧となってくる。そのうちに写真の左にあるように上端の銅管部分が折れて取れてしまった。それでも続けて打ち込む。

 30分ほど経った頃だろうか、急にアース棒が地中に入るではないか。うれしくなって地表面まで打ち込み、接地抵抗を測定した。
 なんと70Ω。ええ、どうして?地中で何かが起きたようだ。

 せっかく打ち込んだアース棒を引き抜く。すると写真右のような具合になっている。これを見た時すべてを了解した。3本目の下端が2本目の上端にある銅管部分を突き破ったのだ。なので2本目と3本目との連結が外れてしまい、接地抵抗は1本打ち込んだ値となった。

 ご近所のSさんはじめ、何人かの方から「大ハンマーで打ったらアース棒が曲がってしまいますよ」と親切な忠告を受けていた。曲がりはしなかったが、無理やり打ち込むと悲惨な結果になることはわかった。やはり忠告には素直に従うべきである。

 こうしてみると、我が家の庭の特性がじょじょにあきらかになってくる。150cmのアース棒が最大2本しか入らない。そういう場所である。その下は、Sさんがおっしゃるように岩盤なのかもしれない。

 そうすると、目標の接地抵抗10Ω以下を実現するためには、2本打ちを3箇所以上に設けて、それを連結するしかなさそうということになる。

 いやはや、まさかこんなふうに展開するとは予想もしていなかった。
 この項続く。