パワーアンプ試作中2015年09月23日 22時54分06秒

 だいぶ涼しくなってきたので、やっと半田ごてを握る気分になってきた。暑い季節の間は、いろいろなアイデアが頭の中に浮かんできて、それを机上でシミュレーションして楽しんできた。そろそろ実機で試したくなった。

 ターゲットはパワーアンプである。数年前、それまでAleph-Xで満足していたところへCounterPoint SA-20の登場によってあえなく敗退、ほどなく解体されてしまった。そのままにしておくのはもったいない。何しろパワートランスは1000VAの容量で、シャーシーも立派なものである。これをなんとか現役復帰させてやりたい。

 とはいえ、並みの回路ではおもしろくない。初段はLU1014Dかまたは3A5を使い、終段はIRFP240による定電流ソースフォロワ。将来はこれをSiC MOSFETに置き換えるつもり。しかし、シミュレーションによれば発振対策に手こずりそうな予想なので、ちょっと先になるかもしれない。

 この連休は、ちょくちょく用事が入っていて遠乗りするような時間がない。夕方から夜の時間に集中して、終段の片チャンネルだけ試作機を作り上げた。なお、バランス構成としてある。

 早速音出しである。13D2ラインアンプからバランスケーブルを引っ張ってきてこれを入力とする。出力はどうするか。部屋の中にころがっているALTEC 416-8Bにつなぐ。これは去年の今頃、オークションで入手したもの。いつかオールホーンを作りたいを思いがあったのだが、なにしろ先立つものがないので無期延期となってしまった。こんな形でご登場を願うのはかわいそうだが、これまで音を出してあげたことがないので良い機会ではある。

 アンプはソースフォロワの終段だけなので、ゲインはゼロ。これが音を出してみると結構な音量である。高能率の416-8Bということもあって、エンクロージャーに入れないでもガンガン出てくる。、もしかしてゲイン・ゼロで立派に実用になるかもしれない。

 近日中にもう片チャンネルを組み上げて、しっかりと試聴をしてみたい。

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