DACとSBD2011年11月03日 08時45分46秒

 DACの電源部にSBDを使うと盛大にノイズが聞こえてくる原因をさぐってみた。SBDの出力端で発振現象のようなものが起きているのかと疑い、フェライトビーズを挿入するとともに0.22μFのCをグランドと接続してみた。

 結果、現象変わらず。なぜこんな現象が起きるのか考えなおさなければならない。FREDでは全く問題ない。原因が解明されれば、さらなる音質改善に向かう道も開かれるかもしれない。

昨夜の改善点
(1)DAC電源の整流ダイオードとIXYS社の中電力FREDに交換。気のせいかもしれないが、同じIXYS社でも小電力用のダイオードよりも音に余裕のようなものがあり、こちらが良いように感じられる。今回大量に購入したのでどんどん使ってみたい。

(2)I/V変換に使っているタムラTF-3の二次側終端抵抗560Ωをはずした。これで二次側はダイレクトでフェーダーにつながる。いままで薄味で奥に引っ込んでしまっていた音像が、前にせり出すようになってきた。ここらあたりがトランスを使ったI/V変換の限界かとも感じる。

コメント

_ simon_hmh ― 2011年11月04日 23時00分22秒

はじめまして。SiCSBDをDAC、プリ、メインの整流に使用しています。SiCは音が落ち着いて化けるまで最低一月はかかるようです。確かにそれまではいやな音がする時期が繰り返し襲ってきます。忘れた頃にガラッと変身し、繊細さ、空間表現力が別物になる時期があります。CDからこんな音が出ていいのって音を今は楽しんでます。ご参考までに。

_ Konちゃん ― 2011年11月05日 09時20分34秒

simon_hmhさん、はじめまして。

 私も数年前に、Counterpoint SA-20の出力段の整流にSiC SBDを投入して以来、このダイオードのすばらしさに魅了されてきた一人です。お仲間が増えたようで嬉しく思います。

 実はDACにTDA1541Aを使っていたときには、SiC SBDで何ら問題がなく大変満足しておりました。ですから、今回PCM1794で不具合が出たのは、私の実装技術の問題かもしれません。現在ほかのテーマでトライをしているところなので、全体がフィクスしたあたりで再挑戦したいと思います。

_ simon_hmh ― 2011年11月05日 21時12分12秒

 他のDACで問題なかったのであればやっぱりトラブルでしょうね。エージングの問題ではなさそうで失礼いたしました。
 ノイズは難しいですね。各デバイスを消去法であたっていくぐらいしか方法が思い浮かびませんが、Konちゃんは技術力が高いのでどのように解決なさるのか楽しみにしてます。

_ Konちゃん ― 2011年11月06日 21時08分08秒

 技術力が高いなんてとてもとても。いつもいきあたりばったりでお恥ずかしい限りです。

 今回の件ですが、別の種類のSiC SBDを幾つか試したのですが同じ現象でした。多分どこかで大きな勘違いをしているのでしょう。

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