突然に親しい友を失った ― 2011年02月22日 14時07分19秒

先週、友人が突然に亡くなったとの知らせが入った。亡くなるちょうど一週間前、彼とふたりで昼食をともにしたばかりだった。あのときは、少し疲れてていたようではあったけれど、彼は快活に笑い、冗談も飛ばし、食欲も普段と変わらないように見えた。
帰り際には、有料駐車場に留めた私の車のことを気遣い、彼は駐車代だと言って500円を無理矢理私の手に渡そうとした。私はどうしようかと思ったけれど、またいつかの機会に返すこともできるだろうと考え、「そうか」と言って、素直に受け取った。そして、JR駅に向かおうとする彼の肩をぽんとたたいた。そのとき、「じゃ、またな」と声を交わしたのが彼との最期の別れとなった。
長年、心の病と戦っていた。これは別の友人から聞いた話だが、病院での治療のおかげもあり、最近すこし改善してきていた矢先のことだったそうだ。以前、本でこの時期がもっとも危険であることを読んだことがあった。しかし、それがまさか親しい友人の身の上に起ころうとは全く予想もしなかった。
今、私の心にぽっかりと穴が開いたままである。この空の下に今は彼は存在しないのだと思うと、無性に悲しくなる。あとには、奥様とふたりのお子さんが残された。人生はつらいことが多すぎる。
帰り際には、有料駐車場に留めた私の車のことを気遣い、彼は駐車代だと言って500円を無理矢理私の手に渡そうとした。私はどうしようかと思ったけれど、またいつかの機会に返すこともできるだろうと考え、「そうか」と言って、素直に受け取った。そして、JR駅に向かおうとする彼の肩をぽんとたたいた。そのとき、「じゃ、またな」と声を交わしたのが彼との最期の別れとなった。
長年、心の病と戦っていた。これは別の友人から聞いた話だが、病院での治療のおかげもあり、最近すこし改善してきていた矢先のことだったそうだ。以前、本でこの時期がもっとも危険であることを読んだことがあった。しかし、それがまさか親しい友人の身の上に起ころうとは全く予想もしなかった。
今、私の心にぽっかりと穴が開いたままである。この空の下に今は彼は存在しないのだと思うと、無性に悲しくなる。あとには、奥様とふたりのお子さんが残された。人生はつらいことが多すぎる。
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