LOOK 595のセットアップ (5)2011年01月03日 18時50分31秒

 新しい年になり、さて何から始めようか。元旦、2日と仕事で、今日がやっと休日となった。天気も穏やかで室内に日差しが入ってきて、今まで積み残していた宿題をやろうという気になった。宿題は三つある。

(1)LOOK KX Light号からセラミックベアリングに換装した7900BBをはずし、LOOK 595にインストールすること。
(2)ついでにLigth号のチェーン回りを掃除すること。
(3)Light号からZippのカーボンハンドルをはずし、ITMのアルミハンドルに戻すこと。

 今日はこのうちの二つまでやり終えた。
 ところでBBをはずしてみると、左側のベアリングは非常にスムースなのだが、右側の動きにやや違和感を感じた。数ヶ月前、ペダリングしている途中で異音がしたことがある。おそらく微細なホコリが侵入したものと推定される。Enduro製のベアリングはシマノに比べてシールドは簡素になっている。動きがスムースになることが長所なのだが、ホコリには弱そうだ。
 ちまたではシマノ製BBの評価はさんざんなようだが、信頼性、耐久性を重視するがゆえの設計方針を貫くシマノはやはり現場を知り尽くしているのだろう。

 さて、写真はインストールを終えた595の姿。驚いたことに、BBに印刷されている「→」マークが左右ともぴったり同じ位置になった。上からはっきりと認識できる。うーむ。LOOKとシマノはここまで品質を管理していたのか、それとも偶然だったのか。それにしてもフラグシップ・モデルであっただけはある。

 この後、KX Light号の駆動系のお掃除にかかる。ひさしぶりに明るい光の中でじっくりと各パーツを観察すると、25,000Km以上も走ってきただけあってそれなりに消耗してきていると感じる。特にペダルは、購入当初は滑らかだった回転が、ややごりごりした感じになってきた。アルテグラのペダルは特殊な工具がないと分解できないようだ。工具を買ってまで長持ちさせたいとは思わないので、今年中には買い換えと言うことになるだろう。

 LOOK 595に使うペダルは当初、KX Light号と共用しようとも考えたが、こんな状態なので595専用にあつらえたほうが良さそうだ。シマノのPD-7900にするか、それとも思い切ってLOOKに宗旨替えしてKEO 2 MAXとかKEO Carbon Bradeを奮発するか。いずれにしても予算があるので今すぐとはいかない。春までにはどれかに決まっているだろう。

 ペダルを変えるついでにシューズも。。。ペダルとシューズが変わるとスタックハイツが変わる。そうするとBBからサドル上端までの長さも変わってしまう。ISPを採用する595では、これが無視できない。きちんと対応できるかどうか確認をしておかないと後で大変な事になる。

オリジナルのBBに戻して2011年01月04日 19時35分06秒

 KX Light号のBBをオリジナルのアルテグラに戻した。さぞかし感触が変わるだろうと思ったら、何も変化を感じなかった(笑)。それよりもチェーンの汚れを落としてピカピカにした効果の方が大きい。ペダリングが滑らかになって気持ちがよい。

 ところで、チェーンの洗浄方法について。
 今まで手元にあったプラスチックのバットにチェーンを入れ、そこへディグリーザーを注ぎ込み、じゃらじゃらと手でかき回していた。手は汚れるし、液体が周りに飛び跳ねるしで何とかならないかと思っていた。今回、台所用のジップロックと呼ばれるビニール袋に入れてみた。これがすこぶるよい。手は汚れないし、ディグリーザーのにおいもほとんどしないし、何故今まで気がつかなかったのだろう。

 ディグリーザーに一昼夜つけておいた後、次に粉石鹸液でジャブじゃさせ、お湯ですすいで完了。こんなに洗っても、ウエスでチェーンを拭き取ると、まだ真っ黒な汚れがついてくる。いつも思うが、何故ここまで汚れまくるのか全くもって不思議だ。チェーンが汚れる事はすなわち金属が削り取られている事なのだから、結局パワーがロスしている証拠だ。いつの日か、この辺りの問題を一挙に解決するような製品が登場する事を望みたい。

 またまた話題が変わって、最近、我が家のネット環境も以前に比べて改善されてきて、遅まきながら You Tubeなどの映像をストレスなく鑑賞できるようになってきた。これまでなら本などを通して文字でしか得られなかった情報が、今では映像で瞬時に了解できるようになった。
 たまたまランス・アームストロングが筋トレしている映像を見る機会があった。やっぱり本で読むよりも迫力がある。そこまでするのかと驚いた。私がしているような事は、ままごと遊びに見えてきた。自転車に乗るにはこんなに厳しい筋トレが必要なのか。。ダンベルでも買おうかとも思ったが、どうしよう。

LOOKのボトルケージ2011年01月07日 12時57分23秒

 昨年末、LOOKのフレームと一緒に同じくLOOKのボトルケージも購入した。ところがアイルランドから届いたのはColnagoブランド。こちらの方がお値段が高かったのだが、デザインの統一性がとれないので交換してもらうことにした。

 郵便局から航空便で送り返したのだが、クリスマスシーズンに重なったこともあってなかなか先方に届かず、もしかして途中でロストになったかと夜も眠られなかった(大げさ)。
 返送してから一ヶ月が経過したので、先方に届いていないか確認のメールを送ってみた。そうしたら「届いていました。来週にもLOOKのケージを送るよ」との返事。これは「そば屋の注文では」と勘ぐりたくもなったけれど、とにかく無事と届いたと聞き、胸をなで下ろした。これで安心して寝られる(笑)。

 今回の経験からの教訓。
 商品を送り返すときは、少々料金がかかっても必ず配達記録が残るようにすべきだ。今回は、一抹の不安があったものの配達記録なしで送り返してしまった。返送料金は相手が弁償してくれるのだからなおさらだ。
 記録がないと、相手業者から「届いてません」で押し通される可能性もないとは言えない。たまたま、今回のショップは良心的だったので事なきを得た。 

 ネットで検索すると、最近は自転車部品販売サイトが大手から中小まで乱立してきている。その中には、値段の安さが魅力的に見えるところもある。しかし、ネットでの取引には常にリスクが伴うことを覚悟しなければならない。問題が起こったときにしっかりとした対応をしてくれる業者であるかどうか、そこがまずポイントのような気がする。今回取引した業者は、小さなショップであるけれど、クレームのメールには、素早く対応してくれておおむね満足している。ただし、相手から送られてくるメールの文章は、英語があまり得意ではない私には理解に困るようなときもあって、そんなときは何度も「こうですよね」と確認しながらのやりとりが必要だった。

 また、こちらから送り返した際に発生した郵便料金をどうやって弁償しようかと尋ねてきたので、「LOOKのボトルでお願い」と答えたら、そのようにしてくれるそうだ。思いがけなく、もう一つLOOK製品が増えることになった(笑)。ただし、一年でLOOKのロゴが消えてしまうかもしれないが。

Selle SMP Composit その後2011年01月07日 17時07分33秒

 購入してからおよそ4ヶ月。外を走っていたときはだいたいポジションが決まったかなと思っていたが、固定ローラーで使い続けているうちに少し違和感を覚えるようになった。

 前後位置と高さはほぼ決まっているので動かす必要はない。問題は角度だ。固定ローラーを漕いでいると座骨の突起部に痛みを感じる。そこでわずかにサドル先端部を上げることにした。水準器で測ってみるとちょうど水平になった。座ってみると、先ほどまでの痛みはうすれ、非常に具合がよい。角度を動かす前は、特に左側の座骨突起部に上半身の体重が集中するような感じで、30分以上は我慢ができなかった。調整後は、座骨突起部だけに体重が集中することがなくなり、前方の太もも内側付近にも力が分散されるようになった。

 思い返すと不思議だ。というのは、当初はまず水平位置から試したのだが、そのときはどうもお尻の座り具合がしっくりこなかった。それなのに今は水平位置がちょうど良く感じるのはなぜだろう。
 考えるられることは、(1)サドルのエージングが進んでお尻に合わせてうまい具合にしなるようになった、(2)お尻のほうがサドルに合うようになった。この二つくらいしかお思い浮かばない。(2)の可能性はあまりないように思うので、やっぱり(1)だろうか。

 今、このサドルのセッティングでお悩みの方がいるなら、あせらずにじっくり時間をかけてみても遅くはないように思う。

 ところで、痛みが一部に集中するのを我慢し続けると、皮膚に障害が起きることをこれまで何度か経験した。アリオネを使っていたときは、会陰部の右側に、そして今回は左側座骨突起部付近にごりごりしたしこりができてしまった。雑菌が入って炎症を起こしたのだろうか。幸い私の場合は塗り薬で治療できた。
 この経験から、もしかして多くのローディの方々は、人知れずお尻の悩みを抱えているのではないかと想像してしまった。

今日も除雪をしながらトレーニング2011年01月10日 19時34分02秒

 高校時代、北海道の山にあこがれ海を渡り現在の地に住むようになった。若かったときは雪が降るだけで心が躍ったものだが、今ではそんなこともなくなった。というのは、除雪の苦労があるからだ。

 仕事柄、駐車場を三台分借りている。共有スペースは大家さんが除雪してくれるが駐車区画は自分でしなければならない。駐車区画から雪捨て場まで30メートルくらい離れているので、ダンプでせっせと運ばなければならない。どっかりと降られると大仕事になり、これがワンシーズンに3〜4回ほどある。

 除雪作業を無駄なことだと思うとますますいやになる。しかし、しっかりとした目的意識を持つことができるなら、つらい作業も前向きになれる。それでこれも自転車のトレーニングだと思うことにした。

 雪を満載した除雪ダンプを雪捨て場まで小走りで押していく。滑らかなところを行くわけではないので、ダンプが左右に結構揺らされる。昨年まで、こちらもダンプに振り回され、右に左によろよろしていたものだった。

 ところが、先日同じ作業をしていたら、からだがあまり振れないことに気がついた。からだがまっすぐに進行方向に向いていて、ダンプをコントロールしている。おお、この変化はどうして起きたのかと考えた。もしかして毎日ではないけれど、思いついたときにやっているゴムバンドを使った筋トレにおかげだろうか。体幹が鍛えられたおかげで身体がぶれなくなったのか。いずれにしても良い兆候だ。

 今日はM沢地区にある持ち家の除雪に行ってきた。腰まで埋まるほど雪が積もっていた。道路から車庫まで4〜5メートルはある。車庫にしまっている車を出すために、ひたすらスコップで雪を投げ飛ばした。腰まわりの筋肉や腹筋を酷使する。氷点下6度の中、半袖一枚。それでも寒くない。これを休憩なしで一時間やり通した。以前の私なら息が切れてしまい、何度も休憩しなければならなかったはず。しかし今回は全然息が切れない。これは明らかに日頃のLSDトレーニングの効果だろう。
 息が切れないから、作業がつらく感じない。つらく感じないから、前向きになれる。好循環だ。

 とは言え、これから2月いっぱいまでは、雪との戦いが続く。。早く春が来ないかなあ。