BBのベアリングをセラミック化する2011年02月08日 11時42分29秒

 BBに使っていたEnduroのセラミックベアリングが異常があったことがわかり、せっかくLOOK595に取り付けていたのをはずして、ノーマルBB(Ultegraグレード)に戻していた。事件はこれで幕を引くはずだった。しかし、なぜか心が晴れない日が続いた。

 どうして右側のBBカートリッジだけが異常で、左側には異常が出なかったのか。たまたま?いや、分解してみて原因が砂や異物では事を確認したので、偶然ということではない。右側にだけ特殊な事情があって、それが原因で壊れたのではないか。
 考えてみると、右と左では力が作用するシステムが全く異なる。右側にはチェーンリングがあり、チェーンがある。クランクから入力されたエネルギーをチェーンリングに伝えるために右側BBベアリングが酷使される状態になっている。左側はチェーンリングから遠いぶん、右側に比べれば負荷は軽い。

 しかしそれだけでは壊れる原因にはならない。ここからは推測になる。フレームのBB軸が微妙にずれていたせいではないだろうか。シマノのBBはもともそのような微妙なずれを想定して、わざわざプラスチックのシールをはさんでクランク軸と接するように設計されているのではないか。ところがEnduroのベアリングはシールがなく、直接クランク軸とベアリングの内側レースが接触するようになっている。プラスチックが介在しない分、力はダイレクトに伝わりやすくなる。その代わり、軸のずれを吸収することができなくなるので、フレームの精度が高くなければならない。精度が低ければ、そのしわ寄せが右側ベアリングに来て、最悪の場合、破損する可能性がある。

 たかがBBと思っていたけれど、予想以上のノウハウがあるようだ。素人が手を出すようなところではない。しかしそれでも、素人なりに失敗しながら追求したくなってしまう。対策を考えた。

 左側のBBは壊れていない。これを使わないのはもったいない。そこで左側BBにはEnduroのベアリングを復活させる。右側をどうするか。ultegraBBを分解して、鋼製ベアリングボールをセラミックボールに交換して使用する。こうすれば、BB軸の微妙なずれを右側BBにあるプラスチックシールが吸収してくれる。左と右が同じベアリングである必要はない。

 そこで早速挑戦。セラミックボールは昨年もお世話になった舟辺精工さんから購入。今回も迅速丁寧に対応していただき感謝。
 問題は、シマノのBB分解。BB表面には「分解するな」と書かれている。それを手元にある工具を使って分解する。案の定、難航した。万力に挟んでベアリングを押し出そうとするだが、きつい。なぜこんなにきついのか、はずしてみてわかった。ベアリングがBBスリーブに接着されていた。そこまでするのか。
 それからプラスチックシールもきちんと「つば」がついていて、これも手では簡単に外れない仕組みになっている。分解するのには相当の覚悟がいる。

 1時間格闘の結果、分解成功。ここまで来れば後は簡単。ボールを交換して、組み付ける。Enduroのベアリングとシマノのベアリングを比べてみる。Enduroの外側レースが薄く、力が加わればひずみやすいようだ。それに比べ、シマノのほうは外側レースが厚くなっていて、ひずみにくそう。こんなところから耐久性に差が出るかも。いや、ほとんど関係ないか、ここあたりは素人の私には判断しかねるところ。
 
 作業途中の写真を撮っていないので、フレームに組み付けた後の絵しかない。これではまったくわからない。でも、最近健忘症が進んできているので、自分がしたことを忘れてしまう可能性がある。なので記録しておこう。

 右側にセラミックボールに交換したシマノベアリング(Ultegraを分解)。スリーブは7900を利用。ややこしい。

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