LOOK 595のセットアップ (6)2011年01月11日 21時30分54秒

 急いでもしようがないので、ゆっくりとしたペースでセットアップを進めている。先日はハンドルにSTIレーバーをとりつけ、今日はブレーキケーブルをインストールした。

 ケーブルの取り回しが全体の美しさに大きく影響するので、アウターケーブルの長さを決める時は慎重になる。しかし、最後は「えいや」でばっさりとカッターで切断する。アターケーブルの切断面は、平ヤスリを使って平面を出しておくのを忘れない。この処理をきちんとするかどうかでブレーキの感触がかなり変わるのだそうだ。

 LOOK595はリアブレーキのケーブルをトップチューブに格納するようになっているので、セットアップは従来のタイプに比べてかなり楽になる。特にシートポスト付近のケーブルの微妙な曲げ具合の出来上がりでうまい下手がすぐにばれてしまうので、その点でも助かる。

LOOK 595のセットアップ (7)2011年01月11日 21時40分53秒

 続いてハンドル付近のブレーキケーブルの処理の様子。シフトーケーブルはまだ取り付けていないので、まだぶらぶらした状態だ。

 Zipp のハンドルはブレーキレーブル、シフトケーブルそれぞれをおさめられるように溝がついているので、ケーブルルーティングを迷う事がない。

 ところでケーブルをハンドルに固定するために、よくビニールテープが使われるようだが、今回住友3Mのプラスチックテープを使うことにした。実はKX Light号ですでに試していて、なかなか使いやすいことがわかり、これはすばらしい。バーテープの終端の固定にも使える。段差があるところは少し力を入れると段差に応じて自由に延びるのできれいに処理できる。

 昨シーズンは、バーテープの終端処理を熱収縮チューブで試してみたが、これは良くなかった。処理が面倒なのに加えて、時間が経つと緩くなりはずれてくる。バーテープがほどけそうになって惨めな状態になったこともあった。

LOOK 595のセットアップ (8)2011年01月17日 10時30分52秒

 公私ともにいろいろなことが重なり、この一週間はかなり大変だった。そんなときに限って、除雪作業も押しかけてくる。さすがに昨夜はソファでうたた寝をしてしまった。そんなこともあって、LOOK595のセットアップは遅々として進まない。

 一夜明けて今朝、ケーブル関係の処理をやってみた。雑誌の写真やネットなどでデュアルケーブルをどんなふうに配置しているのか、つぶさに観察し、参考にしようとした。ところがこれが千差万別。おまけに、私の場合は左レバーをフロントブレーキにあてており、なおかつLOOK595は一般と違ってシフトケーブルが左右逆になっている。結局自分でやってみて最適解を探すしかないという結論になった。

 で、やってみた結果がこの写真。4本のケーブルがほぼ一箇所で交差している。これまでの経験から、ケーブルどうしはできるだけ接触しないように配置するべきだと考えていた。強いストレスを受けながら接触していると、次第にケーブルの被服が削られてしまうからだ。しかしここまで配置が交錯してしまうと、どこかで妥協するしかない。幸いにして常に強いストレスがかかっている箇所はなさそうだ。
 あと懸念されるのは、左右にハンドルを切ったときに、「カチャカチャ」異音がしないかどうかだ。走っていて、変な音が聞こえてくると結構気になってしまう。これは実際に走ってみて確かめるしかない。

 残る作業は、クランク、F&Rディレーラー、バーテープ巻き、ケーブル調整くらいなものか。なんかあっけなく終わってしまいそう。以前、KX Light号をセットアップしたときは、初めてのことばかりだったので結構苦労したのになあ。

LOOK 595のセットアップ (8)その22011年01月17日 10時58分40秒

 別の角度から。

親の介護という現実2011年01月19日 19時19分30秒

 私も人並みに親の介護で悩むことになった。妻の父は昨年秋頃まで様々な病気を患いながらも元気で過ごしていた。ところが10月末頃に心不全で一ヶ月入院したのを契機に、急激に性格が変化していった。周囲の家族ともトラブルが絶えず、みんな疲れ果ててしまい、寝込む人も出る始末。

 今その父は車で15分のところで一人暮らしをしている。妻と私が暇を見つけてはいろいろとお世話をしている。今日は義父を連れて、とある脳神経内科に行ってみてもらってきた。やはり病気というレベルでしょうという診断だった。

 自分が経験してみて初めて介護の大変さを実感した。それに加えて、札幌は1月に入ってから大雪が降っている。あちこちに出かけては除雪をしなければならない。介護や除雪で疲れていたところに、M沢地区にある持ち家の屋根から雪が落ちて塀が壊れたことも発覚。お隣が理解のある方だったのは不幸中の幸いだった。春になったら根本的な対処をしなければならない。ああ、頭が痛い。

 義父の姿を見ながら、生きるとは何か、死ぬとは何かを考えさせられている。周囲の家族にとってはいろいろな問題をかかえていた義父ではあったけれど、それでも一人のいのちが終焉にむかうということは、本当に大きな出来事なのだと思う。