親の介護という現実2011年01月19日 19時19分30秒

 私も人並みに親の介護で悩むことになった。妻の父は昨年秋頃まで様々な病気を患いながらも元気で過ごしていた。ところが10月末頃に心不全で一ヶ月入院したのを契機に、急激に性格が変化していった。周囲の家族ともトラブルが絶えず、みんな疲れ果ててしまい、寝込む人も出る始末。

 今その父は車で15分のところで一人暮らしをしている。妻と私が暇を見つけてはいろいろとお世話をしている。今日は義父を連れて、とある脳神経内科に行ってみてもらってきた。やはり病気というレベルでしょうという診断だった。

 自分が経験してみて初めて介護の大変さを実感した。それに加えて、札幌は1月に入ってから大雪が降っている。あちこちに出かけては除雪をしなければならない。介護や除雪で疲れていたところに、M沢地区にある持ち家の屋根から雪が落ちて塀が壊れたことも発覚。お隣が理解のある方だったのは不幸中の幸いだった。春になったら根本的な対処をしなければならない。ああ、頭が痛い。

 義父の姿を見ながら、生きるとは何か、死ぬとは何かを考えさせられている。周囲の家族にとってはいろいろな問題をかかえていた義父ではあったけれど、それでも一人のいのちが終焉にむかうということは、本当に大きな出来事なのだと思う。