やっと涼しくなってきた2010年08月13日 20時42分27秒

 6月から続いてきた蒸し暑い日もやっと終わりに近づいてきたようだ。昨日あたりから湿度が下がり、涼しく感じられる。暑さに耐えるにも体力を使うらしく、たまった疲れがどっと出てきて日中でも眠気をもよおす。
 こう蒸し暑いと正直自転車に乗る気もなくなっていたが、これでまた楽しく走ることができそうだ。寒い季節には「寒い」と嘆き、暑くなると「暑すぎる」と訴え、今年はちょうどよい時が少なすぎる。願わくは、これからもっともっと快適な日々が続いて欲しいものだ。

 ということで、昨日今日といつもの夕練コースを走った。昨日は中二日をおいたので、体が楽に動いた。しかし、今日は昨日の疲れが残っていて、無理がきかない。筋肉に乳酸が残っている感じだ。

 この年齢になるとトレーニングでパワーを上げるのは難しいのだろうか。であれば残された道は、ペダリングスキルを上げて効率よくパワーを伝達するしかない。
 どこをどう意識すればなめらかに回せるようになるか。試行錯誤しながら走っている。

腹圧が重要らしい2010年08月15日 21時16分17秒

 最近、腰痛が続いていた。ヒルクライムのように高い負荷をかけると特にひどくなり、どうしたらよいのだろうと考えていた。腰に負担をかけないように背中のフォームを正しく維持すれば改善されるのかとも思い試してみたのだがどうもよろしくない。

 こんな時いつもするようにネットをつらつらと検索してみた。そうすると腹圧が重要らしいと気がついた。実は以前にも雑誌の記事で腹圧のことが触れられていて、自分なりに試してみたこともある。でもどうやったら腹圧がかけられるのか要領が得られず、うやむやになったままだった。

 私の腰痛は上半身と下半身がうまくつながらず腰に無理な負担がかかっているのが原因かもしれないと仮説を立ててみた。もしそうであれば、どんなに下半身の筋肉を鍛えたとしても腰痛は治らないし、タイムの向上も壁にぶつかったままになるだろう。

 どんなスポーツにも共通することらしいのだが、ペダリングでも上半身と下半身の連携が大切なのだそうだ。そこで、上と下とをしっかりとつなげるために腹圧が必要となる。そういうことらしい。ふむ、納得した。あとは実行に移すのみ。

 問題はどのようにして腹圧を高めるのか。どのようなトレーニング法があるのかだ。すぐ思い浮かぶのが腹筋運動。でも私の場合、情けないことにいつも三日坊主で終わってしまっていた。言い訳になるが、効果がよくわからないので動機付けが難しいというのが本音だ。
 もっと効果がわかりやすいトレーニング方法。ネットを探すと、あった。単純な動作だし、何よりもすぐにできそうだ。腹筋運動のように歯を食いしばって長い時間をかけて行う必要もなさそうだ。私のような手抜き派にはありがたい。
 数分だけ試してみた翌日、へそまわりの腹筋はもちろん、脇腹も筋肉痛を感じる。実はこれが大切のようだ。腰痛も緩和してきた気がする。これでスキルアップにつながれば言うことない。

 さて問題は、どこまで続けられるかだ。

小林峠でMTBと競り合う2010年08月18日 20時26分37秒

 夕方いろいろ用事が入ったので出発がやや遅くなったけれども夕練に出かけた。どのようにしたら腹圧をかけられるのか試行錯誤しながら走った。要領がまだわからないのでどこか不自然で、無駄な力が入ってしまう。

 そんなことをしながら福井を抜け五天山公園あたりにさしかかったあたりで前方にMTBを発見。徐々に距離が縮まっていくので、こちらの速度が上であることは明らか。間もなくMTBの後ろについた。こちらはブレーキをかけてしばらく様子をうかがう。MTBのほうは速度を上げる気配がないので、後ろを確認してから前に出た。こちらは速度を30Km/hまで上げて一気にMTBを離してしまう作戦。ところが後ろからギアをチェンジする音が。どうやらMTBに火がついたらしい。後ろにぴたりとついてきて、私が引く格好になった。MTBと侮っていたが、これにはちょっと驚いた。
 お相手は白いシャツを着ていて一見高校生ふう。ヘルメットもかぶっていないし、普段からトレーニングしているようなタイプではなさそう。でも若いだけあってスタミナは向こうが上のようだ。MTBに負ける訳にはいかないので、自然に速度が上がる。いつもならよくても25Km/hで巡航する区間を、今日は27Km/hで走っていく。競争相手がいると平均速度が上がる。しかしこの先にある上り坂を考えれば、むやみに上げるわけにもいかない。ここらあたりのさじ加減が難しい。
 さて、小林峠のヘアピンカーブにさしかかりいよいよ最後の上り。相手はぴたりと後ろについている。斜度が大きくなるあたりでギアを頻繁にチェンジする音が聞こえる。相手も必死のようだ。こちらはアウターローにして高いケーデンスで回す作戦。でも、ここまでハイペースできたので速度はそれほど上がらない。調子がよければ20Km/hを越すこともあるこの上り坂、きょうは18〜19Km/hで行く。そうやって峠が近づいたあたりでちらりと後ろを確認。MTBは後方に退いたようだ。結局200m以上の差をつけて峠にゴール。うわー、きつかった。
 いちおうローディの面目は立てたけれども、余裕はなかった。若いということはそれだけで、大きな武器だ。

 結局、今日の平均速度は28Km/hとなった。ちょっと調子が悪いと26Km/h台になることもしばしばだから、やっぱりあのMTBと競ったことが平均速度向上に大きく寄与したようだ。

 さて、腹圧のことをふり返ってみよう。後半になって、こんなことかしらと少し手がかりを見つけた。本当に腹がふくれる感じだ。下ハンドルを握ると太ももが少し腹にあたるくらいだ。不思議なことに、この格好をすると、上半身がサドルに押しつけられるような意識が発生する。もちろん物理的にはそんなはずはないのだが、意識はそうなる。もしかしてそれが上半身の安定を意味しているのかもしれない。

 ハンドルから手を離してペダリングすると、ハンドルを握っているときよりも速度が上がることがあった。もしかして、ハンドルから手を離すと自然に腹圧がかかっていたのだろうか。もしそうならば、正しい腹圧がかけられれば、手がハンドルに寄りかかるのではなく、添えるだけになるはずだ。今のところ、まだそこまでいっていない。
 このあたりはもう少し研究の余地がありそう。

平均速度28.4Km/h2010年08月21日 19時56分17秒

 いつもの夕練は、北一条通を西進し、盤渓から小林峠往復、そこから平和霊園経由して一周するコース。距離は39Km。平均速度は26Km/h台が一般的だった。今日も同じコースを走り、結果はこれまでの最高を記録して28.4Km/hとなった。

 風は南方向から若干ある程度で、背中から後押しされた気配はない。むしろ、平和霊園に向かうときに向かい風に感じるくらいだった。体調は、一日中蒸し暑かったせいで少し息切れを感じるほどで、それほど良いとは思われない。それなのにどうして平均速度が上がったのか考えてみた。

 一つは小林峠からUターンして下る途中で大型トラックの後を追いドラフトした効果があるだろう。でも2km程度走ったところでちぎれてしまったので影響は限定的だったはず。

 もう一つは、腹圧を意識したことがあるかもしれない。まだぎこちないところもあるけれど、とにかくやってみた。特に下ハンドルを握ったとき、効果がわかりやすいように思う。よくお尻に筋肉を使ってと言われても、どう使うのかわからなかったのが、腹圧をかけることで自然に動く感じがする。

 また腹圧をかけながら上ハンドルを握っているときには、体の奥にある体幹の筋肉がペダリングのために発動しているように感じる。腹圧をかけることでへそ下のあたりにバンドを回したような効果が発生し、丹田を中心としてパワーがペダリングのために集中していくように意識される。

 腹圧の効果は高いケーデンスで回そうとするときにも現れる。腹圧を意識しないと、ちょっとケーデンスを高めただけで尻が跳ね上がってくる。ところが、腹圧を意識するとそうなりにくい。ペダリング動作がスムースになる。
 まだまだ開発途上なので、これからもいろいろな発見が続くだろう。

 腹圧をかける動作は日常生活ではほとんどないので、意識して体に覚えさせなければならない。これが無意識にかけられるようになったら本物だ。

パワーブリーズを試す2010年08月24日 20時05分11秒

 商品名がパワーブリーズと呼ばれる呼吸機能を向上させる道具があることを最近知った。朝晩たった3分ずつこれでトレーニングしておよそ4週間続けると効果が現れるのだそうだ。たった3分というのが気に入った。これまでの経験から、準備が面倒だったり、手間がかかったりすると長続きしないことがわかっている。何よりも、すぐに始められることと、単純であること、そして短時間で済むことが大切だ。

 例によって国内で買うと高価なので、海外通販で購入した。パワーブリーズのクラシックモデル。このモデルでは、健康維持指向、フィットネス指向、スポーツ指向の3タイプが用意されている。私の場合当然スポーツタイプの赤色である。

 さて説明書によると一番軽い負荷から始めて徐々に負荷を重くし、もっとも適当なレベルを探すようにと書かれている。他の方の経験談を読んでみると、レベル4あたりでは結構重く感じるらしい。
 箱を開けて早速試してみた。レベル1(最も軽い負荷)はさすがに楽勝だった。試しにレベル9(最大負荷)にしてみたら、まったく息ができなかった。こんな負荷で息を吸える人がいるのだろうかと驚いた。数回試してみて私の場合、レベル3あたりから始めるのがよいことがわかった。見栄を張って重い負荷をかけても頭がくらくらするだけだから、止めた方がよい。

 商品には、説明書とともにDVDが付属していて詳しい使い方がわかる。肩に力を入れず、息を吸うときは短時間で腹式呼吸でおこなうようにとある。
 使い始めてまだ数日しか経っていないので、効果のほどはまだわからない。今日、夕練に出かけたときは、最初の上り坂で少し呼吸が楽になったかなと思ったけれど、気のせいだったかもしれない。

 今日の平均速度はいつもの夕練コースで、26.8Km/h。前回に比較してがっくりと落ちている。走っている最中にこまめに速度をチェックした限りでは、そのときは決して遅いとは思わなかった。むしろ、今日も28Km/hを超えるかなと期待したくらいだ。それなにのなぜこんなに遅いのか。うーんわからない。たった一つ思いつくのは、交差点の信号のタイミングに合わせるために、のろのろと速度を落とす場面が多かったくらいか。

 それから速度アップを期待したもうひとつの理由がある。リアのスプロケットを12-25Tに変更したついでに、チェーンを掃除した。チェーンがきれいか汚れているかで結構ペダリングの負荷が変わってくるものだ。きょうはギアが1枚違うくらい、足が回った。
 面倒がらずにこまめにチェーンを洗浄した方がよい。