小林峠でMTBと競り合う2010年08月18日 20時26分37秒

 夕方いろいろ用事が入ったので出発がやや遅くなったけれども夕練に出かけた。どのようにしたら腹圧をかけられるのか試行錯誤しながら走った。要領がまだわからないのでどこか不自然で、無駄な力が入ってしまう。

 そんなことをしながら福井を抜け五天山公園あたりにさしかかったあたりで前方にMTBを発見。徐々に距離が縮まっていくので、こちらの速度が上であることは明らか。間もなくMTBの後ろについた。こちらはブレーキをかけてしばらく様子をうかがう。MTBのほうは速度を上げる気配がないので、後ろを確認してから前に出た。こちらは速度を30Km/hまで上げて一気にMTBを離してしまう作戦。ところが後ろからギアをチェンジする音が。どうやらMTBに火がついたらしい。後ろにぴたりとついてきて、私が引く格好になった。MTBと侮っていたが、これにはちょっと驚いた。
 お相手は白いシャツを着ていて一見高校生ふう。ヘルメットもかぶっていないし、普段からトレーニングしているようなタイプではなさそう。でも若いだけあってスタミナは向こうが上のようだ。MTBに負ける訳にはいかないので、自然に速度が上がる。いつもならよくても25Km/hで巡航する区間を、今日は27Km/hで走っていく。競争相手がいると平均速度が上がる。しかしこの先にある上り坂を考えれば、むやみに上げるわけにもいかない。ここらあたりのさじ加減が難しい。
 さて、小林峠のヘアピンカーブにさしかかりいよいよ最後の上り。相手はぴたりと後ろについている。斜度が大きくなるあたりでギアを頻繁にチェンジする音が聞こえる。相手も必死のようだ。こちらはアウターローにして高いケーデンスで回す作戦。でも、ここまでハイペースできたので速度はそれほど上がらない。調子がよければ20Km/hを越すこともあるこの上り坂、きょうは18〜19Km/hで行く。そうやって峠が近づいたあたりでちらりと後ろを確認。MTBは後方に退いたようだ。結局200m以上の差をつけて峠にゴール。うわー、きつかった。
 いちおうローディの面目は立てたけれども、余裕はなかった。若いということはそれだけで、大きな武器だ。

 結局、今日の平均速度は28Km/hとなった。ちょっと調子が悪いと26Km/h台になることもしばしばだから、やっぱりあのMTBと競ったことが平均速度向上に大きく寄与したようだ。

 さて、腹圧のことをふり返ってみよう。後半になって、こんなことかしらと少し手がかりを見つけた。本当に腹がふくれる感じだ。下ハンドルを握ると太ももが少し腹にあたるくらいだ。不思議なことに、この格好をすると、上半身がサドルに押しつけられるような意識が発生する。もちろん物理的にはそんなはずはないのだが、意識はそうなる。もしかしてそれが上半身の安定を意味しているのかもしれない。

 ハンドルから手を離してペダリングすると、ハンドルを握っているときよりも速度が上がることがあった。もしかして、ハンドルから手を離すと自然に腹圧がかかっていたのだろうか。もしそうならば、正しい腹圧がかけられれば、手がハンドルに寄りかかるのではなく、添えるだけになるはずだ。今のところ、まだそこまでいっていない。
 このあたりはもう少し研究の余地がありそう。

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