ブレーキ調整のコツ2009年04月30日 19時17分30秒

 ウエットな路面を走ると必ずと言っていいほどブレーキのゴムにアルミ片が食い込んでいる。ブレーキをかけると異音がしてくるので音でわかる。濡れたところを走るということはリムの減りが早まるということになってしまう。

 こういうときは、カッターの先でアルミ片をかき出して元に戻すしかない。そこでいつも頭を悩ませるのがブレーキの調整方法。特に左右のクリアランスを合わせる方法が今ひとつわからなかった。これまでは目視で左右均等になるようにしていた。けれども、どうもブレーキの効きがぱっとしない。カチンと止まらないで、ずるずると回ってしまう。ある本を読んでいたら、うまく調整をすると軽くブレーキレバーを握っても、前につんのめるくらいになるのだそうだ。

 今日たまたまこれをやっていたら、あることを発見した。今までは、車体を持ち上げてホイールを空回りさせながら調整していた。それをやめて、ブレーキレバーを握りながら前後に20〜30cm 程度車体を動かす方法を試みた。床がビニールなので、ブレーキがかかるとスリップする。車体を前後させながらブレーキレバーを徐々に強く握っていく。あるところで、「シュー」と音が出る。ブレーキシューがリムにあたり始めた音だ。もう少し握っていくと、ホイールがロックしてスリップする。この「シュー」と音が出るところと、ロックするところができるだけ近づくように、クリアランス調整ねじを回していく。これでかなりわかりやすくなった。理想は「シュー」という音が出ないでいきなりロックすることだ。まだそこまで追いこんだとはない。

 それでブレーキの効きはどうなったか。以前に比べたら強く握らなくても良いようになった。ただし、かちっと止まるところまではまだいっていない。まだ奥がありそうだ。

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