TDA1541A/S1差動出力プロジェクト2008年08月26日 22時36分38秒

 やっと着手した。DACの内部はこの10年間実験に次ぐ実験、改造に次ぐ改造で大変な状態になっている。それも狭いシャーシの中に基板が押し込まれているものだからなおさらだ。本当のことを言うと、もうこれ以上手を加えたくないと思っていた。老眼が進み、細かい作業が億劫になってきたせいもある。しかし、何もしなければ音はいつまでも出てこない。気が進まないがしぶしぶやることになった。

 若い頃なら徹夜をしてでも完成させる勢いがあった。しかしこの年になると、エネルギーがだいぶ枯渇してきた。既製品でいい音のものがあれば、それでいいのではという考えが頭によぎることもある。しかし、WadiaとかRevox/Studerというような超高級機でもない限り絶対に満足しないのもわかっている。そこで、やっと自分を奮い立たせる。

 昨日は、まず4パラTDA1541Aを取り出しASCコンをはずすところまで。今日は、DATA信号とWS信号とでExclusiveOR(74HC86)をとって、DATA信号を一部反転させる回路を追加。久しぶりのICでVccの位置を間違えたりして単純ミスを連発。だいぶヤキが回ってきている。

 次回はTDA1541A/S1とDEMコンの実装に入る予定。