歩いて職場へ通勤2018年09月21日 18時13分46秒

自転車に乗れない日々が続いている。大分肩の痛みもとれてきたので、昨日今日と自宅から8Km離れている職場まで歩いてみた。自転車にばかり乗っていると、いつの間にか歩くのが苦手になってしまい、そのことがずっと気になっていた。

秋晴れの快晴の中、昨日は1時間15分で到着。きょうは1時間5分。どうしてもタイムを気にしてしまうところがまだまだである。
久しぶりに歩いてみると、悪くはない。けっこう面白い。

鎖骨を折ってがっかりしていたけれど、代わりにいろいろなことに気がつくことができた。妻も最近、歩くことに興味を持ちだして、スマホのなんとかというアプリをダウンロードして、しきりに歩数をだれかさんと競い合っている。今回も、スマホを持たされて強制的ににゲームに参加させられた。なんにせよ、あまりの運動嫌いの妻だったので、高齢になってから寝たきりになるのではと心配していたのだから、これは良い兆候である。この間の休日は、妻と一緒にゆっくりと歩くこともできた。

さて今日、歩いていたらあまり愉快でないことがあった。
歩道を少し小走りという程度の速度で走っていたら、向こうからMTBに乗ったおじさんがやってきた。こちらはやや下り、向こうは登り坂になるので速度は出ていない。こういうとき、どちらによけるかはあうんの呼吸で決まることが多い。こちらは、MTBを前方に見つけたときから歩道の右側ぎりぎりに寄って走っていた。直前になって変に進路変更するとお互いに事故になることもあるので、決めたら変えなほうがよいと経験から知っていたので、そのままを維持。
当然、MTBは私からみて広くあいている左側を通過すると予測。ところがMTBは進路を変えず、私の方に向かってきた。事故を未然に防ぐためにこちらが先に止まった。続いて向こうも止まった。事故は起こらなかった。ここまではよい。問題はこの先。

突然MTBのおじさんがこう怒鳴った。「なんでこっちによけないんだ。邪魔なんだよ。」こっちとは私の左側を指す。歩道を走っていて、自転車に叱られたのは初めてで驚いた。こちらは十分にMTBが走れるスペースを私の左側に確保したつもりだったが、どうしても私がいたところを通過したかったらしい。黙ってそのまま行こうかとも思ったが、お相手はヘルメットもかぶっていていくらかは交通法規をご存じであろうと思い、こう言った。「自転車は車道を走ってください。」返事は、「車道が怖いからこっち走ってんだろ。」自転車は本来歩道をはしるべきではないことはご存じだったようだ。それなのにどうして歩行者が叱られるのだろうか???

転倒事故をきっかけに、疋田智、小林成基共著「自転車はここを走る!」をちょうど再読していたところだった。この本は本当に素晴らしい。そのなかに「逆走自転車にはどう対処するか?」というコラムがあって、小林氏は「歩道よりをキープレフトし、相手が譲らなければ停止する」と書いてあった。相手に逆走だよと注意するかどうかは切れる人もいるので難しいらしい。相手の進路をふさぐと、怒鳴るひと、ベルを鳴らすひと、舌打ちするひとなどさまざまとか。今回私は怒鳴る人に当たったらしい。

自転車乗りの一人としてお願いしたい。どうしても歩道を走らなければならないときは、どうか歩行者優先で走っていただき、ゆめゆめ歩行者を叱り飛ばすことなどしませんように。

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