落車(涙)2018年09月17日 14時50分50秒

9月1日の夕刻のこと。お恥ずかしい話だが、自転車人生で初めて落車、骨折をしてしまった。幸いにして単独事故で済み、車や人を巻き込まなかったのがせめてもの救いである。

フロント、テールともにライトを点灯。路面の状態は確かに見えにくくなりつつあった.
Y字路交差点を青信号で進入。右にハンドサインを出しながら、後ろに車がいないことを確認して、大きくカーブを描きながらを旋回中、フロントがピットに落ちてバランスを戻す間もなく転倒。しこたま肩を打つ。
しばらく何が起きたのかわからず、数秒経ってからとにかく身体が動くかを確認。なんとか歩道に退避。

これを見て心配した方がわざわざ車を駐めて声をかけてくださった。ありがたい。しばらく精神的なショックのため腰を下ろす。十分ほどして落ち着いてきたので自力走行で帰宅。

その日は土曜日なので、一日おいて月曜日に整形外科へ。鎖骨を骨折と診断。素人目にもはっきりとわかる。手術するかは、一週間後にもう一度判断することになりその日は帰宅。結局、手術をせず自然治癒を選ぶことになり、現在に至る。
あとで自転車の損傷具合を点検したら、バーテープが破れたことと右側ブラケットが内側に少し傾いた以外、どこにも傷がないのには驚いた。全身で衝撃をうけとめたということである。

なので、ジャージの右肩はごらんのように破けてしまった。
擦過傷は、肩、ひじ、腰、ひざの四カ所。ひじの傷が少し深かった。ビブショーツが全く無傷であったのは不思議。
ヘルメットは安全装置が働き、プラスチック製の固定ピンが折れて衝撃を吸収してくれた。おかげで頭部は守られた。
事故から16日経過して、だいぶ右腕が上がるようになってきた。ただ重いものを持ち上げたりするのは厳禁。おそらく全治4週間だろう。その間、自転車は御法度。

周囲の方々も心配してくださって、親切が身にしみた。妻にも言われたように、最近少し調子に乗りすぎていたのかもしれない。なにしろ、8月27日(月)には、小林峠を計4回超えて市内を2周するほど走り回っていたし、事故が起きた日は小林峠を川沿側からアウターで登り、下りも高速で追い込んでいた。
「クライマーズ・ハイ」とか「ランナーズ・ハイ」という言葉があるそうだが、どこかで冷静さを失って正常な判断力が失われていた可能性がある。視力も加齢によって衰えてきていることは実感していた。これは何かの警告ということで、今後自重を心がけることにしよう。

あとでスイス人の友人にこのことを話したら、彼も20歳の頃ロードバイクのレース中に転倒し、骨折はしなかったけれど傷口に小石が入り、それをピンセットで取ってもらってまた走ったそうだ。傷を負いながら走る。それが内心自慢だったとか。どこの国でも同じことを考えるねと言って二人で笑った。

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