朝里峠一周コース2018年08月04日 21時59分30秒

もうお決まりのパターンなので要点だけ。
7月30日(月)の最高気温は32度で今シーズンこれまでの最高気温となった。こうなるとタイムを狙うどころではなく、とにかく安全に戻ってくることが最優先となる。ボトルはいつもの通り大型を2本携行。一方にはM国で買ってきた塩を少々入れ、もう一方はただの水道水。これまでは○カリスエットの粉末を溶かしていたが、もうやめた。

朝里峠の登りはとにかく11Km/hを切らないようにゆっくりと登る。あまりにもゆっくりすぎて足を三カ所虫に刺されてしまった。虫にも馬鹿にされるとは情けない。ダム記念館から峠までは37分というありさま。

しかし良いこともあった。四峰トンネルは現在工事中で、片側交互通行になっている。白旗が振られたので、後ろから来た車を先に出してから最後尾を走る。いつもなら車は見えなくなるのだが、なぜか前の車は速度を上げない。そのうち左ウインカーを出し始めた。「??」と考えながらも、車の後ろについてドラフトさせてもらった。おかげでトンネル区間を30Km/h以上で走ったはず。トンネルを出たら、その車が左に寄せて停車。ドライバーが窓から右手を出してグッドサインを出してくれた。こちらも左手でサイン。そうか、わざわざ私を引っ張ってくれたのかと初めて了解。感謝!

途中ボトルの水がなくなる。すぐに給水しないと危ない。小金湯の先にある豊滝除雪センターに寄ってトイレタイム。トイレの水道水をボトルに補給。身体は思っていた以上に乾燥していた。すぐにボトル一本分飲み干した。もう一本分補給して出発。これも最後に飲みきったので、この日は計3リットルを消費したことになる。
結局この日のリザルトは3時間37分30秒。遅いペースの割には石山通の追い風に助けられた。水分補給はうまくいったらしく、頭痛などは残らなかった。

ラインアンプのヒーター電源に理想ダイオードブリッジを投入する2018年08月04日 22時20分36秒

理想ダイオードブリッジの効果はめざしく、この音を聞いてしまうとあれほど素晴らしいと思っていたSiCSBDでさえ、陳腐に見えてしまう。

それで整流ダイオードを次々と入れ替えてきたわけだが、我がシステムで唯一最後に残された箇所は、ラインアンプのヒーター電源である。当初、仮電源基板を組んで十分にエージングをしてから入れ替えようと思っていたが、48時間ほど進んだあたりで考えが変わった。もう待てない。今すぐに入れ替えて音を聞いてみたい。それで昨夜入れ替えた。 下の写真は、これまで使っていたInfineonダイオードとチョークトランス。おまけにWest-Capまでおごっている。
それを理想ダイオードブリッジに入れ替えたのが下の写真。大きな基板がなくなり、がらがらになった。

現在エージング96時間経過。人の声は耳に突き刺さるし、低音はどこかですっぱり切れているが、そんなハンディを乗り越えて大きな改善があった。とにかく場の雰囲気感がすばらしい。毎日、家に帰ってくるのが楽しみになるほど、この音には魅了される。

朝里峠一周コース2018年08月11日 16時15分32秒

今回は変則的で月曜日出勤としたため、火曜日(8月7日)に朝里峠に向かった。天気予報によれば南東の風なので、追い風基調になることが予想されたが、期待通りに背中に風を感じる走り。体調はそれほどよいわけではないが、朝里温泉分岐交差点までのラップタイムは42分台となった。

ただしその先は速度がガクンと落ちる。ダム記念館から峠の駐車場までは35分台。国道に出た地点で2時間23分。川沿まではそれほど風の恩恵を感じなかったのが、石山通を北上するようになってからはすごかった。車さえ前を走っていなかったら50Km/hを維持できる場面もあった。

リザルトは3時間24分42秒。まったくもって風のおかげ。
この日は朝から快晴で日差しは強かった。しかし湿度は低く、北海道特有のからっとした空気。絶好のコンディションであった。たった一つを除いて。それは次のコラムで。

歯が痛い!2018年08月11日 16時23分43秒

春先頃から奥歯に違和感を感じていた。しかし、痛むわけでもなく気にしなければなんてこともないのでそのままにしていた。

しかしだんだん違和感が強くなって来た。痛みが出る前に歯医者に行った方がよかろうということで月曜日、診てもらった。かみ合わせの異常も原因として考えられるので、まずはかみ合わせを調整して様子を見ましょうということに。その時はよかった。

ところが火曜日の夜あたりからだんだん痛み出し、水曜日は本格化。その夜は輾転反側、湿度が高いこともあって寝るのが辛かった。こんな痛みは何年ぶりだろうか。翌日から治療開始。これがまた痛い! 痛みが引くまであと数日はかかるだろうとのありがたいおことば。歯科医師は、患者さんから「あなたが嫌いです」と言われることもあるそうだが、その気持ちはよく分かる。

木曜日はさすがに我慢ができなくて妻から鎮痛剤を分けてもらって寝た。薬が効いているときは快眠だった。しかしちょうど6時間経過して薬が切れたときに目が覚めた。

ちょっと心拍数が上がる動作をすると、ズキンズキンとくる。自転車などもってのほか。ちょうど雨なのでよかったけれど。

ということでこの先一週間くらい不調が続く予定。

ヒーター定電流回路にGaNを投入する2018年08月16日 22時25分26秒

13D2ラインアンプのヒーター電源において、整流ダイオードをInfineonのSICSBDからGS61004Bを使った理想ダイオードブリッジに入れ替えて大きな効果があることを確認した。

そうなると人間とは欲が深いものである。13D2のヒーター定電流回路が気になりだした。ここに使っているIRF610をGS61004Bにしたらどんな音になるだろうか。考えただけでも胸が高鳴る(まるで高校生である)。

とは言いながら、7日から歯が痛み出して絶不調状態。半田ごてを握るどころか、痛みをこらえるのに精一杯でそれどころではない。あまりの痛さに我慢しきれなくなって妻から鎮痛剤をもらって飲んでみるとこれがよく効く。ということで、痛み止めを飲みながら作業することにした。

まずは回路である。シミュレーションをかけて不具合がないか確認。。。したつもりだったが、見落としがあった。仮設で動作確認しようとしたら出力が出ない。結局GS間の電圧がIRF610よりも低くなったために、電圧余裕がなくなったことが原因。一部修正して乗り越えた。加えてもうひとつ。出力コンデンサを近傍に配置しないと発振しやすくなった。これも対策。

できあがった回路がこれ。ただし、起動回路がなくても立ち上がるので、実際はD2, D3, D4は不要である。
変更する前の様子。なんどもシャーシに手を加えてきたので、配置が最適化されていない。電解コンデンサの直下に熱くなるMOS-FETを置くなどもってのほかである。

アルミ基板に半田付けしたGS61004Bの状態。Sからジャンパーが飛んでいるのは、TVSダイオードをつけたため。GaNは一般のMOS-FETに比べてVgs耐圧が低いので、厳重に対策しておく必要がある。
SiCSBDやチョークトランスを取り去った空き地に、まるであつらえたようにちょうどよく新しく作り直した基板がおさまった。
GS61004B基板はシャーシに固定して放熱する。指で触れてみるとほとんど熱さを感じない。写真の下の方に理想ダイオードブリッジが見える。
さて、肝心の音はどうなったか。変化するだろうことは予想していた。しかし、その変わりようがあまりも大きかったので、出てきた音を聴いて最初は戸惑った。自分が手を加えてこうなったということが、頭の中でつながらない。下世話な言い方をすれば、「今まで使っていたものよりも一桁高価なアンプに入れ替えたような」違いである。
最も大きな変化は低音域に感じた。どんどん低い音が出てくる。いわゆるブーストした音とは違う。というのは、もしブーストされた音なら必ずスピーカーネットワークのバランスを再調整しなければならなくなるはずだが、そういう必要をいっさい感じない。この音は、エネルギーが高まったというのか、あるいは密度がぎっしりとつまってきたと言うのがふさわしいのだろうか。
あえてマイナス面を語ればエージング不足のため統一感に乏しく、荒削りという印象。しかしこれは時間の問題。

ヒーターの定電流回路ひとつでここまで音が変わってよいのだろうか。とまどいは今でも続いている。とは言え、「栴檀は双葉より芳し」とことわざにあるように、将来大物になることは確かであろう。