Circlotronの歪率を測定する2017年12月28日 20時55分29秒

VP-7723Aの扱いにも慣れてきたので、Circlotronの歪率を測定してみた。

【測定条件】
測定器:VP-7723A
負荷:8Ω
LPF:80KHzをON

【総評】
0.1W以下で歪率が上昇するのは、信号入力に使っている不平衡・平衡コンバータの歪率が顕在化するためと推測される。
1KHzと10KHzの特性が揃っているのと、出力増加に伴う歪率の変化も素直であることから、回路には問題がないと思われる。ただし、100Hzだけが全出力帯域にわたって他の周波数に比べて若干悪いのが気になる。
2.5Wで歪率が1%を超えているのは、アイドリング電流が少ないためである。これを増やせば全体に歪率が改善されることがわかっている。

【今後の課題】
ウーハーは416-8Bを並列で使っていて負荷は4Ωとなる。このため実際のは歪率はこのグラフよりも悪化する。次回作の改善ポイントとする。

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