毛無山→樺立トンネル→中山峠経由一周コース2015年06月22日 17時36分50秒

 年に一度恒例の一周コースに挑戦した。天気予報では朝は曇りだが昼には晴れるとのこと。昨夜から準備をしておいて、午前8時に出発した。

 日曜日の疲れがあったので体調を心配したが、それほど悪くはないようだ。上り坂で息が切れたり足が重くなるような感じがしない。

 いつものことだが、毛無峠の登りに取り掛かる直前に斜度20%はあるのではないかと思われる急坂があって、そこでがんばってしまうと後が続かない。頑張らないでゆっくりと登ることを心がけた。

 前半から飛ばして後半でばててしまうという苦い失敗は何度も経験した。長距離走で焦りは禁物だ。作戦は奏効して毛無峠の登りは周りの景色を楽しむくらいの余裕で通過。

 キロロの方に降りて行くと雲が低く垂れ込めてきた。雨粒が落ちてきて少し不安になる。天気予報ははずれたようだ。ほどなく薄日も射すようになってきて、少し安心。ここでバナナ二本を補給。

 樺立トンネルへの登りも思いの外距離が長いので速度は抑え気味にして、とにかく息を上げずに峠を通過することを意識。トンネルを抜けたところで用を足しつつ羊羹の補給。

 倶知安に出ても雲は低く、残念ながら羊蹄山は見えない。しかし日差しがなくて風が冷たいので、かえって体力の消耗が抑えられ、好都合である。途中のコンビニでおにぎり三個とポカリスエットを買う。ここでおにぎり二個を補給。

 毎年このコースは向かい風で苦しめられる。今日もそうだった。ほどなくして喜茂別へ。最後の難関、中山峠の登りに取り掛かる。

 このコースは最初はだらだらと緩斜面が続き、六割がた進んだところで、急に斜度がきつくなる。いい気になって最初から飛ばすと、急斜面で足が売り切れてしまう。ここも無事に通過。

 峠で用を足して、残っていたおにぎりを補給。下にとりかかる。あいかわらず路面が荒れていて、よく見ていないと痛い目にあう。しかし速度が上がると涙が出てきて見にくくなるのがつらい。無事にトンネル通過。

 後ろからツーリングバイク二台が追いついてきた。途中で警察が速度違反取締をしていたせいか、みな速度を抑え気味にして走行している。バイクは一旦前に出たのだが、こちらはブレーキをかけないと前に出そうになる。一瞬迷ったが、ブレーキをかけるのはなんだか損な気がしたので、加速して前に出た。バイクは定速走行している。

 ということでバイクを振り切ろうと目一杯加速を続ける。加速しながら何度も頭を低くする。幸い、路面は整備されていて、道路幅も広い区間で、安全は確保されている。。しかしいつまでも頑張れるわけもなく、数分して(もしかして1分だったかも)集団に吸収され、バイクは追い越して行った。峠を三つ登ってきた足で、よくもまあこんなことができたものだと我ながら驚いた。

 定山渓に降りれば、あとは自宅まで残りをこなすだけ。向かい風が強いので速度もあげられない。チンタラ走っていた。と、いきなり後ろから越していくローディが一台。こんなとき、まるでネズミを見つけた猫のように、すぐに反応してしまう自分である。すぐに追いかける。まもなく、路線バスが前にあらわれ、これを前に行かせるために待っていたら、その間にちぎれてしまった。もしかして追いつくかもと思い、藤野の直線道路を追いかける。そうしたら向こうに見えてきたではないか。

 そんなこんなしながら川沿の交差点が赤信号になったところで追いつく。挨拶を交わしたら、むこうは二十代後半とおぼしき方。足を見ると、完全な自転車乗りの筋肉である。豊平峡をまわって、自宅に戻るところだという。黄緑色も鮮やかなCannondaleのフレームにおそらくMavicのホイール。南9条通りの交差点で別れる。

 ずっと単独で走っていると、気がつかないうちに心が暗くなることがある。そんなとき、こんなふうに仲間と出会って話をしたり、一緒に走るのは実に気持ちが良いものだ。少し元気をもらった。

 ということで、無事に帰宅。走行時間6時間30分。走行距離174Km。

 気温が低く、直射日光に当たることもなかったので、体力の消耗が随分と抑えられた。足はつらなかったし、息も上がることもなかった。満足。

SA-20の電源スイッチをブレーカーに置き換える2015年06月29日 21時39分19秒

 思いがけなく、Analog親爺様からテンパールのブレーカー B-2EAの贈り物があった。それもスーパークライオ処理をしたものである。ここ数週間、SA-20の電源スイッチで苦労しているのを見るに見かねて送ってくださったに違いない。この場をお借りして御礼申し上げます。

 4年前にこの家に引っ越してきたとき、オーディオルーム専用に直接配電盤からケーブルで引き込む工事をした。その際、ブレーカーをどうしようかと調べたときにテンパールのブレーカーが高評価であることを初めて知った。どうしようかと迷ったが、結局そのままとなっていた経緯がある。

 今回は、配電盤のブレーカーはそのままとし、SA-20の電源スイッチの代わりとしてこれを使うことにする。

 早速、これまで使っていた日本開閉器のS-2Aをパスし、ついでに電源フューズもパスしてブレーカーに入れ替えた。接点にはエレクトロルブを塗布することも忘れない。

ブレーカー本体は、200V→100Vステップダウン・トランスを載せている木板に木ねじで固定した。

 効果は音が出た瞬間にわかった。電源スイッチ故障以来どうしてもまとわりついていた高音域のとげとげしさが消え、中低域あたりのエネルギーバランスが充実し、低音が沈み込む。実に気持ちが良い。細かな音が空中を漂う姿さえ目に見えるかのようだ。


なお、SA-20の電源は現在AC200V仕様としており、ステップダウン・トランスを経由せず、ダイレクトで200Vを受けるようにしてある。
ステップダウン・トランスは、DAC、ラインアンプのために用いているが、いつかAC200Vを直接受けるようにしたいと考えている。

SA-20のフューズをすべてパスする2015年06月29日 22時08分23秒

 テンパールのブレーカーに入れ替えた効果が素晴らしかったことに気を良くして、SA-20に使われているフューズをすべてパスすることにした。

そもそもSA-20の保護装置は貧弱で、スピーカー端子をショートさせるとフューズは切れず、その前に一発で終段のMOS-FETが飛んでしまう。実際、これをオークションで手に入れたときはそんな状態だった。なので、フューズは保護回路として役に立っていない。そのためエリオットさんは、後継機種としてまともな保護回路を載せたSA-220を出すはめになったのだろうと推測する。

フューズはAC電源を除くと6個使われている。終段MOS-FETのプラスマイナス電源、これ左右別だから計4個。スピーカー出力部分に左右別で計2個である。

写真には、終段部のドレイン電源用のフューズ・ボックスが2個と、左下側にはスピーカー出力部のフューズボックスが同じく写っている。

今日はまだ半田付け直後なので強い癖が残っている。落ち着くまで最短でも24時間、理想を言えば48時間かかるだろう。

Counterpoint SA-20 現在の姿2015年06月29日 22時18分04秒

いろいろ手を加えたのだが、外からは何も変化が見えない。電源スイッチは飾りとしてそのままにしてある。