SA-20の電源スイッチ壊れる2015年06月06日 22時08分46秒

 DACのエージングも最終盤にかかった頃、思いがけないトラブルが発生した。SA-20のスイッチを入れたのにパイロットランプが点灯しない。スイッチをONの方向に強く倒すとランプが点灯した。静かに倒すとONにならない。電源スイッチが壊れた。

 使っていたのは、日本開閉器のS-2A。信頼性抜群で、これまで故障を経験したことがない。それなのに。。

 心当たりがないわけではない。そもそもSA-20のスイッチをこれに入れ替えたのは数年前。新品ではなく、以前Aleph-Xに使っていたものを流用した記憶がある。なので通算10年近くは使用したかもしれない。

 電源トランスのレギュレーションが良いとスイッチを入れた瞬間、盛大に火花が発生することは経験済みである。スイッチを分解すると案の定、写真の通りに接点は溶けて変形し、周囲に煤のようなものが飛び散っている。スイッチにはスパークキラーは装備していなかった。

 新品を買ってきて入れ替えた。地元の部品屋さんには同じものが在庫がなく、日本開閉器のS-302Tにした。ネジ端子ではあるが、互換性には問題がない。今回の故障に懲りて、ついでにスパークキラーも購入した。目立たない部品ではあるが、長期信頼性を確保するためには手を抜いてはならない。

 ちなみに、スイッチが壊れた時、無理やりにONにして音を聴いてみたが、ひどいものだった。音はするのがだ、生きている音ではなかった。

 新品に入れ替えると、スイッチ一個でもエージングが必要なのには変わりがない。でも500時間は必要ないだろう。