FN1241 VARエージング中(2)2015年06月01日 19時17分59秒

通電を開始してから360時間経過。

前回報告したように、240時間経過した時点ではまったく聴くに堪えないひどい音だった。それが数日前から薄皮をはぐように中低音が充実する方向に変化し始めた。

そして今日になってみると、俄然音楽が漲っているではないか。音圧が上がり、つい数日前までの中身が空っぽですかすかだった音とは大違い。
なによりも、体がリズムに合わせて自然に揺れ出すのがうれしい。音楽は頭で聴くのではなく、体と魂の全体で感じるものだということが如実にわかる。

念のために付け加えるが、システムには何も手を入れていないのにこの変化である。

もちろんよく耳をそばだてると、高音域にまだ「がさつさ」が残り、低音も完全にほぐれきっているわけではない。まだエージングの途上である。
本来のあるべき姿に落ち着くのは、あと一週間先であろう。

FN1241 VARエージング中(3)2015年06月01日 22時16分19秒

そういえば、最新のDAC全体像の写真をアップしていなかったことに気がついた。

ちょっと暗くてわかりにくいが、右側にReflektor-D群がある。
左側のDACにはFN1241の変換基板(赤色)が2枚載っているのは、パラの時の名残り。現在は上側のみ使用していて、下側のものは休止中。

DACのアナログ電源のパスコンに投入したペーパーオイルコンデンサは裏面に実装しているので写真には写っていない。

なお、DACには真ちゅうのおもりを載せている。もう20年ほど前になるが、ラジオ技術誌上で公開されていたノウハウである。こんなものがどうしてと不思議であるが、有無の差を経験してしまうと、もうはずせない。

SA-20の電源スイッチ壊れる2015年06月06日 22時08分46秒

 DACのエージングも最終盤にかかった頃、思いがけないトラブルが発生した。SA-20のスイッチを入れたのにパイロットランプが点灯しない。スイッチをONの方向に強く倒すとランプが点灯した。静かに倒すとONにならない。電源スイッチが壊れた。

 使っていたのは、日本開閉器のS-2A。信頼性抜群で、これまで故障を経験したことがない。それなのに。。

 心当たりがないわけではない。そもそもSA-20のスイッチをこれに入れ替えたのは数年前。新品ではなく、以前Aleph-Xに使っていたものを流用した記憶がある。なので通算10年近くは使用したかもしれない。

 電源トランスのレギュレーションが良いとスイッチを入れた瞬間、盛大に火花が発生することは経験済みである。スイッチを分解すると案の定、写真の通りに接点は溶けて変形し、周囲に煤のようなものが飛び散っている。スイッチにはスパークキラーは装備していなかった。

 新品を買ってきて入れ替えた。地元の部品屋さんには同じものが在庫がなく、日本開閉器のS-302Tにした。ネジ端子ではあるが、互換性には問題がない。今回の故障に懲りて、ついでにスパークキラーも購入した。目立たない部品ではあるが、長期信頼性を確保するためには手を抜いてはならない。

 ちなみに、スイッチが壊れた時、無理やりにONにして音を聴いてみたが、ひどいものだった。音はするのがだ、生きている音ではなかった。

 新品に入れ替えると、スイッチ一個でもエージングが必要なのには変わりがない。でも500時間は必要ないだろう。

SA-20 電源スイッチ その後2015年06月20日 21時56分00秒

 SA-20の電源スイッチが壊れたので、日開のS-2Aから同じメーカーのS-302Tと入れ替えたことは既報の通り。

 当初、せいぜい1週間もすればエージングが完了すると思ったが、予想外の展開となった。入れ替えたばかりの時は低音がすっぱりと切れ、音圧も下がった。これは、他の部品でも観察される現象だったので想定内。

 それから時間とともにすこしずつ低音が回復していった。いっぽう、高い方に妙な響きが付きまとうことに気がついた。数日で消失するだろうと思っていた。

 そうやって2週間忍耐した。これだけ待ったのに、あいも変わらず、妙な響きがつきまとい、肝心の中低音が薄く、感動も薄い。もしかして冗談ではなくて本当に500時間のエージング時間が必要なのかもしれない。

 もう我慢の限界。もとのS-2Aに戻した。

 もちろんそのまま戻したのでは具合が悪い。イカれた側の端子は放棄して、もう片方の使っていない端子を活用する。つまりスイッチを上下180度回転させるということだ。

 それだけではない。もう一つ手を加えた。幸いにしてS-2Aはネジを外せば内部に手を入れられるようになっている。分解して接点部分にエレクトロルブを塗布した。

 こうやって元に戻し、24時間経過してから音を聞いてみた。まだ半田付けの影響があるようで中低音は薄いまま。が、あの妙な付帯音は聞こえない。S-302とくらべれば透明感が優れているように聞こえる。これはエレクトロルブのおかげだろう。

 いやはや、まさか電源スイッチでこんなに苦労するとは。。

 今回の対策は急場しのぎなので恒久的な措置を考える必要がある。いっそのこと電源スイッチはやめて、コンセントプラグの抜き差しでOFF-ONしようかと考えている。こうすれば接点の自浄作用を期待できるし、故障もなくなる。ちょいと面倒にはなるが、今までの苦労を考えたらもっとも現実的な選択肢と思われる。

トレーニング日誌2015年06月20日 22時24分35秒

 週のうち自転車通勤できる日は、仕事の関係上、水、木、金の天気の良い日に限られる。

 都合がつけば小林峠を越えるコースをとりたいと思っているのだが、昨年に比べれば頻度がすくなくなっている。

 自転車は、2日以上間をおいて休むと体力が落ちてしまうことは経験からわかっている。さりとて毎日限界まで追い込んでしまうと、燃え尽き症候群に陥り、体へのダメージも大きいこともこれまた経験済み。バランスが難しい。

 そこで、最近は追い込まないで、たんたんと走ることを意識することにした。とはいえ、小林峠を越えて盤渓を経由して福井に降りて行くとき、どうしてもアドレナリンが出てしまい、シャカリキになる癖だけは治らない。

 ここ数日、立ちくらみを覚えるようになってきたので、もしかして貧血気味なのかもしれない。早速、近所のお店に走りサプリメントを買ってきた。