中山峠登って降りてまた登り2014年06月03日 20時02分43秒

雲ひとつない快晴の昨日、中山峠に挑戦した。今回は、昨年も一度試みたコース。小林峠をまず超えて定山渓に向かい、峠を超えて喜茂別側に降りる。道の駅で引き返して、もう一度札幌方面を目指した峠に向かう。

言葉で言うのは簡単。頭で想像するのも易い。しかし、やってみると結構キツイ。昨日は、札幌でもこの季節としては異例の30度近くまで気温が上がった。おまけに直射日光が肌を突き刺す。予想以上に大変だった。

往路は問題なかった。定山渓のチェーン着脱場から峠までは、復路のことを考えてペースを抑えて行ったので55分。私としては文句がない。

喜茂別の道の駅まで順調に下る。ここでトイレタイムと補給。すぐにUターン。

時刻は午後1時過ぎ。一日の中でもっとも気温が高く、陽射しが強い中、緩斜面から徐々に斜度がきつくなる後半の登りに差し掛かる。体力は消耗し、とにかく無事に峠を越えることばかりを考えて、ペースはのろのろ。

昨年の苦い経験から、水分補給だけはこまめにしたつもりだった。
それでも体の中の水分は徐々に不足していく。おまけに補給食としてもってきたバナナとカロリーメイトだけでは、明らかにエネルギー不足だったようだ。あとから、おにぎりを持っていけばよかったと反省した。
とにかく自宅まで苦しい走りが続いた。足が攣るのも毎度のこと。攣りながらペダリングするコツも覚えた。

さて問題は、最後のコース取り。時間に余裕があるなら、札幌市内に入って、少し大回りになるが北1条通りを西進するのが最も体に負担がかからない。しかし、その日は早めに帰らなければならない事情があった。気が進まなかったが、小林峠を超えることにした。

気が進まない理由がひとつあった。斜度がきつい登り場面で片側交互通行をしているのだ。それも丁寧に二箇所もある。観念して運を天に任すことに。

行ってみると、最初の交互通行の箇所では、歩道を走るように指示され、惨めな気分で歩道に入る。次の箇所では、白旗が降られて反対車線を走ることに。ここはちんたら走る訳にはいかない。もう最後の気力を振り絞って、いつも夕錬で出している速度に上げる。具合が悪くなりそうになった。
峠を越えれば、あとはほとんど下りだけ。

走行距離150Km。平均速度25Km/h。体調が良ければ27Km/h程度にはるはずだから、いかにヘロヘロだったか、結果から一目瞭然である。

帰宅後、意識して水分を補給。夕食を待ちきれず、妻に催促して早めに作ってもらった。妻は、どんぶり飯をがつがつ食い漁る私を見て呆れた顔をしていた。それでも足りなくて、カップ麺を食べたことは、妻には内緒にしている。

冷凍庫から氷冷材を取り出し、日に焼けた肌や唇を冷やした。これをしないと、からだがヒリヒリしてあとから大変なことになる。

13D2 ラインアンプ ヒーター定電流回路2014年06月03日 21時08分13秒

6922/ECC88のエージングを連日続けてきた。良くなってきと喜んでいたら、そのうちじょじょに音が痩せてきた。これはなにかがおかしい。

こんなときは、なにか見落としているか、見ないようにしていることがかならずある。苦い失敗を重ねて体得した経験則である。思いつくことがひとつあった。ヒーター定電流回路である。

2本の13D2だけを賄っていたときは、定電流回路に入力する電圧は不足しなかった。そこへ後から、入力電圧のことを手当しないまま6922/ECC88のぶんを追加した。どうもこれが良くなかったようだ。消費電流が増加した分、必要な入力電圧を確保できなくなり、定電流回路がまともに働くなっていた可能性がある。

当初、電圧をきちんと測定したはずだったのだが、規定の電圧になっていたので正常動作と判断し、それ以上追求しなかった。そのつけが回ってきた。世の中、ごまかしはきかない。

幸いな事に電源トランスには、まだ使っていない6.3V端子がある。これを接続して、全体で14.3VACの交流電圧を作り出した。整流後の電圧はDC19.1Vrmsであった。十分な電圧である。ただし、MTP3055VLの消費電力が3.7Wにもなるので、放熱をきちんとする必要がある。これも幸いな事に、もともとシャーシーに熱を逃がす構造にしていたので、大掛かりな追加工事はしないで済んだ。

ハンダ付け直後はひどい音だった。24時間経過してもまだ良くない。少し弱気になったが、48時間経過した今日聞き直してみると、これが昨日と違う。まだ硬くてこなれていない部分があるとは言え、とにかく雄大で音が前に飛び出してくる。

この作業に着手する前、何故か知らないが「これは音が良くなる」という確信があった。もしかして、これでやっとこのラインアンプの真の実力が見えてくるでのはないかと感じている。

おそらく一週間もすれば、この「確信」がたんなる妄想であったのか、それとも「当たり」だったのかが判明するだろう。

Circlotron2014年06月03日 21時47分08秒

たまたまTube Cad journalを覗いていたら、面白い記事を見つけた。Zen + Circlotronという記事の中で、こんな回路が掲載されていた。最初これを見た時、目を疑った。しかし、こもれっきとしたサークロトロンの仲間なのだという。腰を抜かすほど驚いた(少々大げさ)。

シミュレーションしてみると、2個のインダクターは10mH程度の容量であってもきちんと動作する。MOSFETの熱暴走対策が必要だが、このシンプルさにはしびれてしまう。いつか挑戦してみたい。

詳しくはhttp://www.tubecad.com/2014/05/blog0290.htmに掲載されている。