Reflektor +3.3V tweak(2)2013年05月04日 13時14分06秒

 これまでいろいろ手を尽くして改善を試みてきたが、「2013 May 1st版」は結局満足な結果を得ることができなかった。音のエネルギーが高い方に偏り、固さが取り切れないのだ。そこさえなければかなりのレベルだという感触はあるのだが、残念だった。

 原因はほぼわかっている。コレクタグランド接続(エミッタフォロワ)した2N4403のインピーダンスが十分に低くないためである。定電流負荷を加えてインピーダンスを下げる努力をしたのだが、それでも不足した。

 いっぽう朗報もある。大容量電解コンデンサを取り払った音は透明感が秀でていて、これを聞くと電解コンは音を濁していたことがわかる。改善の方向としては間違っていないことだけは確かめられた。

 さて、では次の策はどうするか。バイポーラトランジスタで低インピーダンスを求めるのには限界がある。以前少し試したことのあるMOSFETをもう一度採用してみたい。
 DとGを接続して、電圧リファレンスとして使う案。シミュレーションではうまくいくように見える。ただしMOSFETの性能に極端に左右されるので、選択には注意を払う必要がある。

 現在5台のレギュレータに入れて評価中。