WaveIOのクロック電源 Di基準電圧 その後(4)2013年04月20日 16時35分22秒

 24時間経過しても傾向に変化は見られない。澄み切った空気に感じられるところは長所だが、押し出しが弱く音が前に出て来ない。どこかに無理があると思われる。なので評価はここまで

 対策を考えることにした。パスコンを吟味して入れればそれなりの音になるだろうと予測する。しかしそれではおもしろくない。Reflektorは、他のレギュレータと比べて出力に大きな容量のコンを必要としないところが魅力的である。なのに、内部に大きな電解コンをぶら下げるのは気持ちとしてしっくり来ない。なんとか電解コンを使わずに済む方法はないかと考えた。

 音楽を聴きながら、目を閉じて意識レベルが少し薄くなったとき、頭に回路図が浮かんできた。すぐに目を開け、忘れないうちに鉛筆でメモを取り、すぐにシミュレータにかけた。きちんと動作する。無理がない。

 こうなると手が自然に動く。工具を取り出してすぐに改版作業へ。1時間で組み立て直した。出力電圧は3.7V。

 恐る恐る音を出してみる。エージングしていないので、ちょっと変な響きがまとわりつく。しかし素性はよい。

 翌朝、12時間経過後の音。クリアでありながら刺激的ではない。耳に溶け込んでくる音だ。明らかによい方向に改善されている。これで重量がありながら、スムースな低音が出るようになれば大成功だ。もう少しエージングを続けて様子を見る。

 これでReflektorの性質がまた新たに解明できたようにおもう。基準電圧をかける部分は十分にインピーダンスを低くする必要がある。Reflektorの音はこのインピーダンスの大小で大きな影響を受ける。

 回路図は追って掲載予定。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2013/04/20/6784250/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。