Tweak of WaveIO Clock Regulator (2)2013年01月13日 19時58分03秒

 エージングなしでスイッチを入れた瞬間から音の変化が聞き取れた。エネルギー分布はきちんと低い方にも分布している。なによりもすばらしいのは、空気が見えるかのような透明感だ。改めて思った。44.1KHz/16bitにはこれだけの情報が詰まっている!

 いつものようにキース•ジャレットのソロを聴く。床を足踏みする音。まるで自分の部屋の床を踏んでいるかのような錯覚を覚える。こんなことを言ったら笑われるかもしれないが、この音を聴いてしまったら他のハイレゾルーション•ソフトは必要ないのではとさえ思ってしまう。

 この実験でわかったこと。
1)NDKの水晶発振器(NZ2520SD)は評判の通りにすばらしい。低位相ノイズ特性が音に反映されている。他の発振器も試そうかと考えたが、これを聴いたらこれで十分と思ってしまう。
この発振器の存在を広く世に紹介してくださったのは、Bunpeiさんである。氏のご尽力に感謝したい。

2)水晶発振器のレギュレータの質は他の箇所で使う場合の何倍もの影響力を持つ。この点については、diyAudioでroenderさんも指摘されている。
(リンク http://www.diyaudio.com/forums/group-buys/207438-ian-asynchronous-i2s-s-pdif-fifo-kit-group-buy-49.html
言い換えれば、この箇所でOKならば、他の箇所でそのまま安心して使えることになるだろう。

3)Reflektorのシャント素子のCxxxは、極力低いものを使うこと。

 残された課題。
 SI3460DDVのGS間につながっている2本の2.7KΩ。これはたまたま手持ちの抵抗がこれしかなかったので変則的な使い方になっているだけで他意はない。
 この値は少々大きすぎるかもしれない。1KΩ以下500Ω以上の範囲に最適値があるのではないかと考えている。現在の設定だとカレントミラー回路に流れる電流が0.5mA程度しかなく、理想をいえば1mAは欲しい。このことは次の実験で確かめたい。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2013/01/13/6690042/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。