TDA1541Aの-15V電源について2011年07月11日 14時20分00秒

 いまやビンテージとなってしまったTDA1541A。これ以外のDACを使いたいと思ったことは一度もない。こいつが壊れるまで添い遂げたいと思っている。

 このDACの電源部の基本構成は10年以上前に固まっていて、それ以来小さな変更はあったが、ほとんどそのまま使ってきた。しかし、最近、元ネタとなったラジオ技術の制作記事を読み返してみると忘れていたことがあったことに気がついた。-15V電源の質が音に対して大きく影響する。このことは知っていた。忘れていたのは、制作記事で別府氏がここにはチョークトランスを使いなさいと書いてあったこと。これまでは、チョークトランスの効果を疑っていて、左右チャンネルごとに電源を分けるまでは配慮していたが、大容量電解コンデンサ一本で済ませていた。

 しかし、かのCounterpointの設計者マイク・エリオット氏はこんなふうに証言している。彼は最初、「ドーナツに大枚を払うのかい」と馬鹿にしていたのだそうだが、トロイダル型チョークトランスの効果に驚き、すぐにレストアのメニューに加えたのだそうだ。Alta Vistaのホームページを見ると、電源トランスと見まがうほどのトロイダル型のチョークトランスがアンプの真ん中に鎮座している。彼が言うのだから、これは考慮に価する。

 まずは手始めに、TDA1541Aの-15V電源にチョークトランスを導入してみたいと計画中。どんなふうに効果があるのか、結果がわかったらまた報告しよう。

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