小林峠経由で藻岩山山麓一周コース2011年07月02日 22時23分07秒

 天気が良いのでなんとか仕事を時間までに終え、夕練に出かけた。日中は快晴だったのに、夕方になると小樽方面から雲がかかってきた。この時期よく現れる札幌特有の気象のようだ。昨日は小林峠あたりまで霧がかかったような状態だった。今日はそこまでひどくはなかったが、肌寒く感じるくらい温度が低下した。

 さて、いつものように自宅から盤渓方向に向かう。と、前方に一台のローディ発見。背中にバックを背負ってはいるが、走り方から見てかなりの腕と見る。白線の上をまっすぐに走っている。上半身が揺れていない。ブラケット付近を握りコンスタントに速度を維持している。このような相手は絶対に追い抜いてはならない。そっと後ろからついていくことにした。

 小林峠の上りあたりまでは、つかず離れずなんとかついていった。ところが上りにさしかかるとじょじょに距離が開き、峠あたりではとうとうちぎれて見失ってしまった。その後下りで必死に追ったが、跡形もなし。所詮、私のレベルはこの程度とあきらめた。

 それでも目標とする相手がいるといつもより速度がアップし、良いトレーニングにはなった。

 帰宅してから体重を測定。56Kg。前回より1Kg減量。目標まであと1Kg。

エージング進行中2011年07月02日 22時33分22秒

 タンゴのNP-126は現在エージング中。購入してから一ヶ月以上が経過し、のべ50時間以上は通電したと思う。昨日も音を出してみたが、まだまだ音が固くちょっと我慢ができなかった。

 今日もダメかと思いながらそれでも音を出した。おや、昨日よりも音が柔らかい。まだ低い方の音は出ていないが、それでもかなり成熟してきた印象だ。バイオリンの音が金属的にならず、絹のような肌触りに近づいてきている。人の声も良い。

 昨日よりも今日、今日よりも明日。そんなふうに一歩一歩よくなる方向になることを信じて忍耐する。

 よくなってきたとは言え、まだまだ満足できるレベルとは言えない。音は綺麗になったけれど、実在感が薄い印象なのだ。

 まだまだ忍耐の日々は続きそうだ。

定番朝里峠コース2011年07月11日 13時41分22秒

 久しぶりの長距離走行に出かけた。いつものお決まりのコースで朝里峠へ。最近、徐々に体力の低下を感じつつある。しゃかりきになって、心拍数を上げながら走るスタイルは自分にはきつくなってきた。とは言え、追い風だったり、下り斜面だったりになるとそれなりのスピードでかっこ良く走りたいとの願望は残っている。

 今日は快晴とは言えないが、日差しがあり、風も微弱。気温はそれなりに高いが、猛暑というわけではない。走るのにはそこそこのコンディションだった。

 ダム資料館から魚止めの滝までのラップタイムは12分台。速くはないが、遅くもない。ずっとインナーローで無理せず回す走法という情け無さにもかかわらず、タイムはそこそこ。峠の駐車場までのタイムも33分ちょうど。今の体力、気力のレベルから言えば、意外に悪くない。

 今シーズンは、体幹がすこししっかりしてきたせいなのか、体が揺れない。頭の位置もほとんど動かず、フォームとしては昨年よりも完成度が上がっているように思える。特に、上り坂のような負荷がかかる場面でも、無駄な動きが少なくなったように思う。ダンシングしてもスムーズだ。
 これで平均速度が上がればいいのだが、どうも目に見えるような結果に結びついていない気がする。

 もうひとつ最近気がついたこと。踏み込むペダリングを修正し、円周の全体に沿ってねばるようなペダリングを意識するようになってきた。パワーがないので急激な加速はできないが、徐々に加速していくのがおもしろい。速度が上がるとギアがあまってくる。一段重くする。それをなんどか繰り返していく。

 LOOK595は「もっとパワーをよこせ」と催促するような特徴があると聞いたことがある。最初は、なんのことだかわからなかった。でも、徐々にこのバイクのくせが分かってくると、どうもこのことなのかと思うようになった。
 このバイクは、ペダリンの上手下手に如実に反応するような気がする。下手なペダリングでは目も当てられないくらい速度が延びない。延びたつもりでもすぐに頭打ちになり、減速してしまう。
 ところがペダリングがうまくなると、速度がいつの間にかのびていき、上限を感じさせない。ももちろん、ペダリングする人のパワーの限界が先に来るわけだが。

Ver.15.0になる予定2011年07月11日 14時05分15秒

 なんやかんやがあって、結局Ver.15.0に改訂することになりそうだ。ラインアンプは廃止した。その代わり、I/Vコンバータの二段目を大幅に修正。IRF9610によるソースフォロワとし、これでタンゴのNP-126をドライブする方式に改めた。

 これまでNP-126のエージング不足とばかり思っていたのが、意外に良好なバランスで音が出てくる。もちろん、まだこれない部分はある。それでも、鮮度が高くエネルギッシュであるという特徴は確認できた。

 現時点では、MOS-FETによるソースフォロワでフィクスするが、将来はこれを6DJ8によるカソードフォロワに変更したいと思っている。

 これまで色々回り道をしてきたが、やっと落ち着きそうだ。振り返ってみると、今回のブレークスルーとなった事の発端は、音量調整機構を大幅に見直したことにある。ごく一般的な方法による音量調整は、これまでの経験から音に対してあまりよろしくないことがわかっていて、絶対に採用したくなかった。それで、初段のコレクター間にボリュームを挿入して音量調整する方法をこれまで採ってきた。
 しかし、この方法も実はせっかくのすばらしい能力を押さえ込んでいたことが、はずしてみて初めてわかった。これがないと、音がのびのびしてくる。

 ではどうやって音量調整するか。Eckmillerのバランス入力対応600Ωインピーダンスのフェーダーを通してパワーアンプに送ることにした。巷で言われているように、どうもこのフェーダーは置き場所によって、音がかなり変化するようだ。はやくしっかりとしたフェーダーボックスをつくってやらなくては。

TDA1541Aの-15V電源について2011年07月11日 14時20分00秒

 いまやビンテージとなってしまったTDA1541A。これ以外のDACを使いたいと思ったことは一度もない。こいつが壊れるまで添い遂げたいと思っている。

 このDACの電源部の基本構成は10年以上前に固まっていて、それ以来小さな変更はあったが、ほとんどそのまま使ってきた。しかし、最近、元ネタとなったラジオ技術の制作記事を読み返してみると忘れていたことがあったことに気がついた。-15V電源の質が音に対して大きく影響する。このことは知っていた。忘れていたのは、制作記事で別府氏がここにはチョークトランスを使いなさいと書いてあったこと。これまでは、チョークトランスの効果を疑っていて、左右チャンネルごとに電源を分けるまでは配慮していたが、大容量電解コンデンサ一本で済ませていた。

 しかし、かのCounterpointの設計者マイク・エリオット氏はこんなふうに証言している。彼は最初、「ドーナツに大枚を払うのかい」と馬鹿にしていたのだそうだが、トロイダル型チョークトランスの効果に驚き、すぐにレストアのメニューに加えたのだそうだ。Alta Vistaのホームページを見ると、電源トランスと見まがうほどのトロイダル型のチョークトランスがアンプの真ん中に鎮座している。彼が言うのだから、これは考慮に価する。

 まずは手始めに、TDA1541Aの-15V電源にチョークトランスを導入してみたいと計画中。どんなふうに効果があるのか、結果がわかったらまた報告しよう。