ES9018用Salas Reflektor 覚え書き ― 2014年03月24日 20時37分18秒

ES9018の電源が音に多大な影響を与えることは周知の事実。ES9018を手に入れた当初は単純なパッシブ型定電圧レギュレーターを使っていた。これを、あるときSalas Reflektorに入れ替え、その音の変化に驚いたことがきっかけとなり、すべての電源をReflectorにして今日に至っている。
最近、DACの出力をトランスで受ける方法を試している中で、Reflectorの定数に少々変更が合ったので、メモしておく。
定電流回路の電流設定用抵抗の数値。回路図ではRsとなっている。なお、すべてVAR抵抗である。
1)1.3Vアナログ(2台)4.7Ω
2)1.3Vデジタル(2台)3.3Ω
3)3.3Vアナログ(2台)2.2Ω
4)3.3Vデジタル(1台)3.9Ωパラ接続
なぜこんなことを書くのか。実は、3.3Vアナログ電源の電流設定抵抗はYAMの3Ωであった。これで何も問題はなかった。ところが、最近DACの出力をトランスで受ける方法について試行錯誤しているうちに、大出力のときに音が割れる現象が発生することに気がついた。当初ラインアンプ側を疑って調べたが原因が分からず、数週間を経て結局DAC側に原因がありそうだということになった。小出力時には問題がないので、電流が足りないのではないかと推測し、3Ωを2.2Ωにしたところ、不具合は解消した。
なぜ、これまで問題が起きなかったのかは不明。
YAMからVARに入れ替えたのはちょうど一週間前。エージングは168時間経過。現在ちょうど最も音が悪くなる時期。低音がすっぱりと切られ、耳に突き刺さる。とは言え、解像度は比類がない。もうしばらく我慢が続く。
最近、DACの出力をトランスで受ける方法を試している中で、Reflectorの定数に少々変更が合ったので、メモしておく。
定電流回路の電流設定用抵抗の数値。回路図ではRsとなっている。なお、すべてVAR抵抗である。
1)1.3Vアナログ(2台)4.7Ω
2)1.3Vデジタル(2台)3.3Ω
3)3.3Vアナログ(2台)2.2Ω
4)3.3Vデジタル(1台)3.9Ωパラ接続
なぜこんなことを書くのか。実は、3.3Vアナログ電源の電流設定抵抗はYAMの3Ωであった。これで何も問題はなかった。ところが、最近DACの出力をトランスで受ける方法について試行錯誤しているうちに、大出力のときに音が割れる現象が発生することに気がついた。当初ラインアンプ側を疑って調べたが原因が分からず、数週間を経て結局DAC側に原因がありそうだということになった。小出力時には問題がないので、電流が足りないのではないかと推測し、3Ωを2.2Ωにしたところ、不具合は解消した。
なぜ、これまで問題が起きなかったのかは不明。
YAMからVARに入れ替えたのはちょうど一週間前。エージングは168時間経過。現在ちょうど最も音が悪くなる時期。低音がすっぱりと切られ、耳に突き刺さる。とは言え、解像度は比類がない。もうしばらく我慢が続く。
ラインアンプ トランス増幅タイプ ― 2014年03月24日 20時54分52秒
ES9018の出力をトランスで受けることで、音が見違えるようにダイナミックになることがわかってきた。一番シンプルなのは、DACの出力を直接トランスで受けること。多くの方がこの方法で好結果を得ている。しかし、この方法はトランスを選ぶ。
私の手元にあるのは、放送局で使用していた調整卓に組み込まれていたマイク/ライン兼用トランス。音が良いのはわかっているのだが、いかんせん使い方が難しい。
当初、DACの出力を直接このトランスで受ける方法を試したのだが、どんなことをしても付帯音がつきまとってしまい、断念した。シミュレーションをすると、矩形波の立ち上がり部分で、トランス一次側にオーバーシュートが派手に出現することがわかった。おそらくこれがDACの内部に影響を与えているのだろう。DACの出力インピーダンスが比較的高いことが原因。低インピーダンスで駆動するとオーバーシュートは消失する。
対策として考えだしたのが掲載の回路。何ともシンプルなMOSFET によるソースフォロワーである。ただ一つ異色なのは、通常ソース側に抵抗か定電流回路を置くところを、ダブルチョークトランスを置いたこと。
このトランスは、昨年縁あってある方から譲っていただいたもので、いつか活用したいと願っていたところ、今回このような形で日の目を見ることができた。本来は真空管アンプ用ではあるが、ダブルチョークであることと使用電流がちょうど良いなど、使用目的にちょうどぴったりである。
ハンダ付けが終わり、念のため矩形波を入れて出力波形を観測した。素直な出力波形となっている。最大出力は80Vp-pを超えているようだが、オシロの限界でそれ以上は測定できなかった。ゲインは17dB。トランスだけで信号を増幅している。適正負荷インピーダンスは20KΩ。パワーアンプがちょうどこの値なので都合が良い。
接続は、SDカードプレーヤー -> DAC -> ラインアンプ(トランス増幅)-> パワーアンプ。DAC以降はすべてバランス接続。音量はDAC側で調整する。
音を聴いてみる。音味が違う。中身がいっぱい詰まっている。とは言え、DAC電源のVAR抵抗のエージング不足のため、音が堅い。それでも、かなり可能性が高いことはわかる。あと数週間後に判断できるようになるだろう。
ところで、妻のオルガンシステムも、考え方はまったく同じ構成になっている。ES9018のシングル。同じ音響調整卓からはずしたPO400601によるトランス増幅。パワーアンプはSA-20。妻はこのシステムに大変満足している。解像度はさすがに私のシステムが勝るが、音楽を心楽しく聞くという点では、妻のシステムが上ではないかとさえ思う。
SA-20は猛烈な熱を出すので、夏に向けてなんとかならないかと妻から切り出された。ちょうど、息子が置いていったDENONのPMA-1550Rがあったのでこれに入れ替えてみた。とたんに妻の顔が曇った。音が悪いというのだ。
数日後、SA-20に戻した。このアンプにすると、オルガンをもっともっと弾き続けたいと思うのだそうだ。妻が2年近く、毎日オルガンの練習に励むことができたのは、このアンプのおかげだったようだ。めでたしめでたし。
私の手元にあるのは、放送局で使用していた調整卓に組み込まれていたマイク/ライン兼用トランス。音が良いのはわかっているのだが、いかんせん使い方が難しい。
当初、DACの出力を直接このトランスで受ける方法を試したのだが、どんなことをしても付帯音がつきまとってしまい、断念した。シミュレーションをすると、矩形波の立ち上がり部分で、トランス一次側にオーバーシュートが派手に出現することがわかった。おそらくこれがDACの内部に影響を与えているのだろう。DACの出力インピーダンスが比較的高いことが原因。低インピーダンスで駆動するとオーバーシュートは消失する。
対策として考えだしたのが掲載の回路。何ともシンプルなMOSFET によるソースフォロワーである。ただ一つ異色なのは、通常ソース側に抵抗か定電流回路を置くところを、ダブルチョークトランスを置いたこと。
このトランスは、昨年縁あってある方から譲っていただいたもので、いつか活用したいと願っていたところ、今回このような形で日の目を見ることができた。本来は真空管アンプ用ではあるが、ダブルチョークであることと使用電流がちょうど良いなど、使用目的にちょうどぴったりである。
ハンダ付けが終わり、念のため矩形波を入れて出力波形を観測した。素直な出力波形となっている。最大出力は80Vp-pを超えているようだが、オシロの限界でそれ以上は測定できなかった。ゲインは17dB。トランスだけで信号を増幅している。適正負荷インピーダンスは20KΩ。パワーアンプがちょうどこの値なので都合が良い。
接続は、SDカードプレーヤー -> DAC -> ラインアンプ(トランス増幅)-> パワーアンプ。DAC以降はすべてバランス接続。音量はDAC側で調整する。
音を聴いてみる。音味が違う。中身がいっぱい詰まっている。とは言え、DAC電源のVAR抵抗のエージング不足のため、音が堅い。それでも、かなり可能性が高いことはわかる。あと数週間後に判断できるようになるだろう。
ところで、妻のオルガンシステムも、考え方はまったく同じ構成になっている。ES9018のシングル。同じ音響調整卓からはずしたPO400601によるトランス増幅。パワーアンプはSA-20。妻はこのシステムに大変満足している。解像度はさすがに私のシステムが勝るが、音楽を心楽しく聞くという点では、妻のシステムが上ではないかとさえ思う。
SA-20は猛烈な熱を出すので、夏に向けてなんとかならないかと妻から切り出された。ちょうど、息子が置いていったDENONのPMA-1550Rがあったのでこれに入れ替えてみた。とたんに妻の顔が曇った。音が悪いというのだ。
数日後、SA-20に戻した。このアンプにすると、オルガンをもっともっと弾き続けたいと思うのだそうだ。妻が2年近く、毎日オルガンの練習に励むことができたのは、このアンプのおかげだったようだ。めでたしめでたし。
春来たるも雪なお深し ― 2014年03月24日 21時34分21秒
今日は最高気温が11度を超え、春らしい陽気となった。雪解けがどんどん進む。日差しに誘われて、中華カーボンフレームのインストール作業を行った。FDとりつけ。ケーブル類の最終調整。バーテープ巻き付け。
今回初めてFD-6800を使った。当然シマノは、10速マシンに11速用のFD-6800の使用は推奨しない。自己責任である。やってみるとほとんど問題がないようだ。まだケーブルの延びがあって、十分に調整しきれていないため、リアトップにしたとき、若干ブレードの外側にチェーンがすれる音がする。
変速してみると、感触がこれまでのFD-6600やFD-6700とまったく違う。構造も大幅に変えられているので当然か。とにかくスパッと変速する。気持ちが良いくらいだ。インストール方法もかなり変更されて、初めての人は戸惑うかもしれない。
途中いろいろあったが、インストール作業は無事に終了。ちなみにバーテームの色は黄色にしてみた。これまで黒か白しか使ったことがない。事故を防ぐためにとにかく目立つことが必要だ。やってみてから、ケーブルもいっそのこと黄色にしておけば良かったと気がついた。
自宅前に道路はべとべとの雪でとても走られる状態ではない。車庫と玄関前の小さなスペースでぐるぐる乗ってみた。ハンドルの利き方にかなりとまどった。110mmのステムを使うのは初めて。フレームもSサイズ。この辺りが違和感の原因だろう。
今回初めてFD-6800を使った。当然シマノは、10速マシンに11速用のFD-6800の使用は推奨しない。自己責任である。やってみるとほとんど問題がないようだ。まだケーブルの延びがあって、十分に調整しきれていないため、リアトップにしたとき、若干ブレードの外側にチェーンがすれる音がする。
変速してみると、感触がこれまでのFD-6600やFD-6700とまったく違う。構造も大幅に変えられているので当然か。とにかくスパッと変速する。気持ちが良いくらいだ。インストール方法もかなり変更されて、初めての人は戸惑うかもしれない。
途中いろいろあったが、インストール作業は無事に終了。ちなみにバーテームの色は黄色にしてみた。これまで黒か白しか使ったことがない。事故を防ぐためにとにかく目立つことが必要だ。やってみてから、ケーブルもいっそのこと黄色にしておけば良かったと気がついた。
自宅前に道路はべとべとの雪でとても走られる状態ではない。車庫と玄関前の小さなスペースでぐるぐる乗ってみた。ハンドルの利き方にかなりとまどった。110mmのステムを使うのは初めて。フレームもSサイズ。この辺りが違和感の原因だろう。
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