中華カーボン•フレーム 途中経過2014年02月11日 17時04分14秒

 AliExpressへ発注したのが1月17日。あれから3週間以上がたつけれど、進捗状況を確認すると依然として" Awaiting shipment "となったままで、いつ出荷されるのか予定日も表示がない。こういうところは、AliExpressを利用する者として慌てず騒がず鷹揚にかまえなければなれない。日本の通販とかeBayのような正確さを求めても落胆するだけだ。

 とは言え、おおよそ4週間で出荷が目安と聞いているので、なんの変化もないのは気になる。そこでGreatkeenさんに出荷予定日を尋ねてみた。24時間以内に返答があって、ペインティングに7〜10日、配送に5〜7日程度かかるから、もうちょっと待ってください、という内容だった。なんだか、そば屋の出前のような気もするが、ここもぐっとこらえる。すぐにレスポンスが返ってくるところはおおいに評価すべきではないか。

 予定は未定。おそらくなんやかんやでもう少し遅れるだろうから、自宅に届くのは2月末頃と思っておけば間違いないだろう。待つ間の楽しみが増えた、と前向きに考える。

WH-7850-SL ハブメンテナンス2014年02月11日 17時18分25秒

 この一年間、何の故障もなく無事に走ることができたのは、このホイールのおかげとも言える。なにしろ購入してから、ほとんどリムの振れが出たことがない。さすがにブレーキ面が削れてきているので、使えるのはあと数年くらいだろうか。

 前回、ハブのメンテナンスをしたのが2013年1月。あのときは、玉押しに虫食いが見つかったので、新品に交換した経緯がある。グリスはマイクロロンだった。

 今日の休みを利用し、一年に一度のグリスアップを行った。開けてみると、グリスは固化していて白っぽく変色していた。とは言え削れたり、虫食いを起こした様子もなかった。少しきつめに玉押しを調整しておいたおかげだろうか。

 ベアリングは数年前にセラミックに交換してある。今回は、グリスをどうしようかちょっと迷った。ずっと前にKrytoxを購入しておいて死蔵していた。これを入れてみることにした。あるところでは、これ以上ない究極のグリスと言われているが、別のところでは、耐久性がほとんどなく使えないという評価もある。リスクを承知で投入。

 玉押しの感覚もだいぶ慣れてきて、数回締めたり緩めたりしてベストポイントを出すことができた。手で持って回転させてみると、だいぶ滑らかになった気がする。この後、固定ローラーに装着して1時間ほど漕いでみたが、踏み込んだ瞬間、これまでと違う感覚がした。足の裏にチェーンをとおして振動がダイレクトに伝わってくる。もっとも、十分もすると慣れてしまい、違いがわからない。

 カンパのホイールと回転性能を比べてみた。自分なりにうまく調整できたと思ったのだが、相手が悪かった。カンパはどこまでも滑らかに回り続ける。

 おそらくシマノの場合、シールが厳重であるため、回転の滑らかさが少し犠牲になっているのだろう。これはどちらがすぐれているかではなく、設計思想の違いと理解すべき。

スピーカー•ネットワーク改訂 その後2014年02月11日 17時40分58秒

 ネットワークの減衰抵抗をVishay VARに交換し、この4週間、ほぼ24時間通電してエージングを行ってきた。時間にして600時間超だから、経験則から言えばエージングは終了しているはずである。

 ところが、どうもエージングがまだ不足しているように感じる。300時間経過したあたりから、刺々しさが緩和され、低音も前に出るようになってきたのだが、まだ十分とは言えない。まだ堅い。長時間聞き続けるのがちょっとつらい。

 あとどれくらいエージングが必要なのか見当がつかない。こんなに時間がかかるとはちょっと意外だった。

カーボンハンドル2014年02月17日 22時36分07秒

 現在KX Light号に使っているハンドルはITMのアルミ製。フレームを中華カーボンに入れ替えるとき、これをどうしようか考えていた。限られた予算なのでできるだけ出費は抑えたい。とてもカーボンハンドルまでは手が出ないと思っていた。ところが、AliExpressを覗いていたら、信じられないような低価格で出品されているではないか。

 ディーラーの評価もおおよそ大丈夫と判断。he xin yiさんに発注した。そうしたらさきほど「出荷したよ」と連絡が来た。

 中国の郵便事情はかなり悪いらしく、いつまでたっても届かないと言う苦情がちらほらある。ディーラーは発送オプションに、信用のある輸送会社(EMSやDHL)をできるだけ選択してほしいと注意勧告しているくらいだ。

 こちらは急がないので、送料フリーを選択。さて、いつ届くことやら。

スピーカー•ネットワーク改訂 その32014年02月23日 17時46分39秒

 VAR抵抗のエージングに500時間以上を費やしたのにも関わらず、音が堅くてどうしたものかと困っていた。スピーカーネットワークは、もっとエージングが必要なのだろうかとじっと我慢していた。しかし、いっこうに変化が感じられない。

 もしかして音が堅いのはエージング不足のためではなく、他に原因があるのではないか。いろいろ考えた。なにしろ考えるためには費用がいらない。納期がある訳でもない。好きなだけ考えることが許される。とは言え、音があまりよくない状態が続くことはうれしいことではない。そろそろ手を打つ潮時だろう。さて、どうしたもんか。

 もしかして、Tweeterの音圧が高いのではないか。VAR抵抗に入れ替えるときに、減衰率をほぼ同じにしたつもりだったけれど、抵抗の材質が変われば、音圧が変わることは以前に経験している。そこを疑った。減衰率を1~2dB上げる必要があるかもしれない。でも、VAR以外の抵抗を使いたくない。どうするか。

 回路図を眺めていたら、接続を一カ所つなぎ変えるだけで約-1.7dBの減衰を獲得できるではないか。クロスオーバー周波数は少し変化するが、それよりもとにかく音がどうなるか確かめるのが先だ。

 作業は5分で終了。ハンダ付け直後は音がささくれ立つので24時間経過してから評価。これが同じスピーカーかと思うほど、出てくる音が違う。以前なら、どんなに音量を上げても音が前に出てこなかった。今は、堂々と部屋中の空気を揺るがす。中低音が分厚くなり、ピアノの微妙な音の揺れが手に取るように聞こえてくる。

 たったこれだけで、どうしてこうも違う音になるのか。不思議だ。とにかく、不満は解消。これでゆっくりと寝られる(笑)

 ところで、以前に使っていた減衰抵抗はYAMとR-2と呼ばれる酸化金属型巻き線抵抗。いずれもネットワーク抵抗としては文句のない品質だ。これをVARに入れ替えたら1.7dBも音圧が高くなった。
ということは、変な表現だが、VARがいかに「減衰しない抵抗」であるかの証明である。この場合、音楽エネルギーが無駄に散逸しない、非常に効率の良い抵抗、そんな意味で言っている。