朝里峠2020年07月10日 20時52分55秒

久々の自転車ネタ。
今年も朝里峠一周コースを走っている。平坦はなんとか昨年と同じレベルの走りを維持しているが、のぼりはじょじょに遅くなっているような気がする。年齢だからしようがないか。

7月5日に走ったとき、この事実を如実に突きつけられる出来事があった。
朝里温泉分岐交差点を通過して高速道路下をくぐり右へ行けばキロロへの分岐となる交差点で信号待ちしていたとき、うしろにバイクの気配を感じた。青になったので前進し、後ろを意識しながら普段よりも少し速度を上げる。ところが朝里温泉手前、北海道新幹線のトンネルの工事現場前にさしかかったとき、いきなり右側にお相手のロードバイクが現れた。

推定年齢三十歳台なかばくらいか?しまった身体で、明らかによく走り込んでいるのがよくわかる。
こちらは思わず声かける。「速いですね。」むこうは「いやー、そちらこそ。」ときたもんだ。すぐさまこちらは、「千切れますから、よろしく。」
お相手が前に出たので、後ろに着いて必死についていく。ところが朝里温泉街の真ん中にある短いのぼり坂あたりで千切れ始める。普段より速いはずなのに。。
ループ橋が見えてきたあたりでは、すっかり見失ってしまった。ところがお相手はそのループ橋の真ん中で降りて写真撮影をしているではないか。こちらは「また後で追い越して下さい」と声をかけて前に進む。

結局それからお相手が追いついてきたのは、魚止めの滝を過ぎて最後のきついのぼりが続くあたり。聞けば朝里峠は今日が初めてなのだとか。すぐにまた姿を見失い、行ってみると峠手前にある見晴らしの良いポイントでまた写真撮影をしていた。

その後は追いついてこなかったので、もしかして定山渓温泉にまわったのかもしれない。

この日は風はそれほど強くはなかったとは言え、常に向かい風だったので速度が上がらない。最高気温は27度。湿度は低い。ロングボトルの水を2本消費したけれど、まだまだ不足だったようで、夜までずっと水を補給していた。体重を測定したら、今季初めて56Kg台。ただしこれは乾燥重量なので、翌日には57Kg台に戻った。走行時間は3時間30分10秒。まあまあだろう。

ところでマスクである。今シーズンはコロナ対策でモンベルのマスクを着用している。ただし郊外や山の中のきついのぼりでは外すこともある。寒いときは、マフラー代わりとなって重宝することもあるけれど、気温が上がってくるとさすがにつらい。本州の方々はどうしているのだろう。

来年もこうなのかまだわからない。とにかくこんなシーズンもあったということで、記録のために写真を残しておく。
こうやってみると、昔はやった○○仮面である。目だけぎょろっと出ているので、周りの人には異様な姿に見えるに違いない。

昼間ライト点灯2020年07月10日 22時02分28秒

ロードバイクに乗っていると、まれにだがこちらが自動車やバイクに認識されにくい状況が発生し、結果的にヒヤリ・ハット事象に至る。幸いにして事故にあったことはないけれど、お互いに不愉快な思いをすることもあって、そのたびにどうしたらよいのかと頭を悩ませる。

何もしてこなかったわけではない。ヘルメットは黄色にして目立つようにした。反射たすきや反射ベストを着たこともあった。しかし長続きはしなかった。交差点に進入するときは、わざとスタンディングして身体を大きく見せることもある。しかし巡航しているときはそうもいかない。

そこで考えた。タクシーでさえ昼間点灯を励行している。バイクも点灯している。ならば車なみの速度で走るロードバイクが昼間点灯しないほうがおかしいことになる。よく観察していると、昼間点灯しているロードバイクが確かにいる。

これまでライトといえば、トンネル走行時か夜間走行に装着するもので、長距離走時はライトは背中ポケットにしのばすものであった。しかし今は、常時ハンドルバーに装着し、いつでもスイッチオンできるようにしている。

これでどこまで効果があるのかはわからない。しかしこれで少しでも事故の確率が少なくなるなら、やる意味はあるだろう。

朝里峠一周コース2020年07月20日 15時21分36秒

北海道も近年の温暖化の影響なのか、夏になれば最高気温が30℃を超すのが当たり前になり、いまでは各家庭にクーラーはほとんど必須である。
私が本州から北海道に移り住んだ43年前、30度を超すとニュースになったくらいだったのだから、世の中すっかり変わってしまった。

ところが今年はどういうわけか、あのかつての北海道らしい夏が戻り、最高気温が25℃くらいで最低気温が19℃だから、扇風機もいらず、ずいぶんと快適な日々を過ごしている。

休日の今日、天気予報によれば晴れ、最高気温は今年としては珍しく29℃とのこと。8時過ぎに自宅を出発し、いつもの朝里峠一周コースに挑戦した.

小樽に向かうと山に雲がかかっていたのだが、じょじょに晴れてきた。風はやや強く、道ばたに立っている幟がばたばたしている。風速に換算すれば、3~5m/s程度だろう。今回は、朝里峠を越えてからほとんど向かい風が続いたので速度が伸びず、忍の走りだった。
朝里温泉分岐交差点までのラップタイムは45分。温泉街に入ってからマスクをはずして登りに備える。やはりマスクをすると呼吸がきつく、おまけに今日のように気温が高くなると空冷が利かなくなり、明らかにパフォーマンスに影響する。

朝里ダム記念館は春からずっと「コロナ対策のため閉鎖」の張り紙を出してしまったまま。なんとなく寂しいものである。

そこから魚止めの滝までのラップタイムは13分。ここ数年は16分とか、ひどいときには18分ということもあってすっかりあきらめていたので、これにはびっくりした。別に頑張ったわけではなく、淡々とペダルを回しただけなので、おそらくこれは先週ほぼ毎日、通勤途中でインターバルトレーニングを行った成果だろう。
朝里峠のトンネルを越えた定山渓側の駐車場までのラップタイムは34分。前半で蓄えた貯金が生きた。50台のときには平均32〜33分だったのが、最近は35分を切ることができなくなっていた。トレーニングすればまだまだ伸びる可能性があるらしい。

この先はいつものように向かい風が厳しい。下りのはずなのに四峰トンネル手前では30Km/hも出ない(出せない)。定山渓に降りて国道を走っていても、小金湯あたりでは45Km/hのときもあるのに、きょうは30km/hあたりをうろうろしているありさま。

そのうち徐々に暑さの影響が出てきて、水の補給は足りているはずなのだが、パフォーマンスが落ちてきて、前に行こうという闘争心が湧かない。そんなこんなで無事に自宅に到着。リザルトは、3時間24分。ただし、途中でサイコンが数分間反応しないというトラブルがあったので、実際は30分をぎりぎり切ったくらいだろう。今日の暑さと風の状態から見たら、上々の結果。

今日は山に入ると蝉の鳴き声が聞こえてきた。夏である。

家に入ると汗がどっと噴き出す。裸になって身体を拭いていたら妻が背中を見て驚いた。ジャージの模様に沿って、くっきりと日焼けしている。記念に写真を撮ってもらった。よく見ると、右肩がガックリ落ちていて、痛みや故障の原因になりかねない。

話が変わるが、「IT技術者のロードバイク日記」の管理人さんが「サイクリストのためのストレングスとコンディショニング」という本を紹介していたので、さっそく買ってみた。まだパラパラ読みの段階だが、内容は拍子抜けするくらい非常にシンプル。かつてランス・アームストロングのトレーニング本を読んだときは、とても素人には手が出ないと思ったものだが、これなら敷居は低そう。問題は、継続してできるかどうか。

私の場合、以前から左足の股関節の可動範囲がかなり狭いことがわかっていた。ペダリング動作をしていても左足だけがなんとなくギクシャクする。この本に従って「アセスメント」してみると、やはり「不合格」になった。このあたりが今後の課題である。

マムシを退治してから出勤2020年07月22日 21時55分03秒

我が家は手稲山の麓にあるので自然には恵まれている。鹿もいればキツネもいるし、朝には野鳥のさえずりで目が覚めるから無粋な目覚まし時計はいらない。

しかしときには招かれざる客の訪問もあったりする。
自転車で出勤しようと玄関を出たら車庫前に何か茶色い丸いものが見えた。「おや、これは何かしら」と思って近づくとマムシがとぐろを巻いている。近づいても動こうともしない。

畑でベリーを摘んでいた妻を呼んで写真を撮ってもらっている間に、こちらは捕獲の準備をする。と言っても特別な器具があるわけではない。車庫を覗いたら柄の長いちりとりとほうきがあったのでこれを持ち出す。念のため長靴に履き替えて、飛びつかれても良いように防備を整えてから、おもむろにほうきで触れてみる。奴さんは舌をペロペロ出してばかりで動こうともしない。おそらくたらふくごちそうを食べたばかりで動けないのだろう。

これなら襲ってくる気配はなさそうなので、ほうきでちりとりの中に入れ、そのまま近くの公園に走り、山の笹の中に逃がしてあげた。妻はてっきり目の前で殺すと思ったらしいが、とてもそんな残酷なことはできない。静かにお引き取り願った。

数年前、隣家の玄関先にマムシが現れ、私が職場から帰ると妻がそのときの騒ぎについて報告してくれたことがあった。その家の女主人は血相を変えて近所のおじさんに駆除を依頼し、その方が汗だくになりながらスコップで殺処分したのだとか。

生きているといろいろある。

マムシの次はシカ2020年07月26日 20時06分27秒

マムシが出た次の朝、朝食を食べていたときふと窓の外を見るとシカの集団が公園で草を食んでいるのを発見。すぐにカメラを手にして現場に駆けつけた。

はじめは5頭かと思ったら、あとで笹の陰からもう一頭現れて計6頭。シカは群れる性質をもっていることは知っていたが、これほどの数を住宅街の公園で見ることは珍しい。

こちらはゆっくりと近づいて、およそ15mほどのところからカメラで動画撮影を開始。するとすぐに近所の若い父親が、小学生二年くらいの女の子を連れて見物にやってきた。その子供が興奮しながらやたらに手を振りはじめたたので、シカのほうはびっくりして山の方に後退し、立ち止まるとこちらをじっと見ている。その距離およそ50mほどに離れた。
写真はそのとき撮ったもの。よく見ると、親シカはこちらを警戒している様子なのに、子供たちは無邪気にあちらこちらを向いている。人間もシカも変わらない。
母親3頭に、子供が3頭。ママ友が誘い合って公園に遊びに来たのだろうかと、つい想像してしまった。

家に帰ってから妻と話し合った。「マムし」の次は、「しカ」か。これではまるで尻取りで、そうすると明日は「かバ」でも出るのかな?まさかね(笑)